- 投稿日:2025/05/28
- 更新日:2025/09/29

働きながら家事育児をする中で、調理時間を短縮したい・調理は家電に任せて他のことに専念したいと思うようになりました。
巷ではSHARPのホットクックが代表的ですが、PanasonicのオートクッカーBistroも同様の機能を備えた調理家電です。
著者は当初、ホットクックの2.4Lを、次に1.6Lを計3年ほど使っていました。オートクッカーを試したところ機能の特性が生活スタイルに合っていたため、現在はオートクッカーのみを使っています。
この記事では、2つの調理家電を使った経験から最終的にオートクッカーを選んだ理由について解説します。調理家電選びに迷っている方の参考になれば嬉しいです。
※記事内の比較表は2025年5月時点での最新機種(使用経験あり)を参考にしています
Panasonic「オートクッカー ビストロ NF-AC1000」
オートクッカーの優れている点5選
オートクッカーは、ホットクックと比べて素材面・機能面で優れていると感じました。主なメリットを以下の5つに絞って解説します。
✅パスタ調理が簡単
✅ゆで卵が失敗しにくい
✅お手入れが簡単
✅圧力機能で時短になる
✅レシピにメモをつけることができる
パスタ調理が簡単
パスタを茹でる場合、オートクッカーは使う水の量と調理の行程が少ないです。パスタは我が家の定番料理。時短効果は抜群でした。
ゆで卵が失敗しにくい
ゆで卵も我が家の定番メニュー。朝起きたらオートクッカーのゆで卵コースをセットし、その間にゴミ捨てなどの家事をしています。
オートクッカーで作ったほうが、ゆで卵の殻が剥けやすく感じます。
お手入れが簡単
パーツが少なく、手入れの手間を減らせるオートクッカー。食器乾燥機NGですが、乾きやすい素材のため自然乾燥でもストレスはありませんでした。
圧力機能で時短になる
自動調理鍋は好きな時間にセットでき、食べる直前に完成します。時間効率は高くなりますが、調理時間そのものの時短効果は微妙です。オートクッカーには圧力機能があり、高い時短効果が期待できます。
圧力蒸しで作るさつまいも蒸しも、我が家の定番料理。
圧力機能を使うと15分弱で完成します。圧力機能はホットクックにないため、普段から圧力鍋を使う方はオートクッカーが有力な選択肢になるでしょう。一般の圧力鍋にはない「かき混ぜ機能」があり、調味料の染み込みむらが少ないこともメリットです。
レシピにメモをつけることができる
オートクッカーのメニューに「わたしのアレンジメモ」を記録できるのもポイントです。(画像:専用アプリKitchen Pocket画面)
専用アプリのレシピ画面では、他の方が書いたレビューを参考にできます。「砂糖の代わりにみりんを〇ml入れる」「醤油は〇g減らしたほうが好み」など、美味しく感じるアレンジを教えてくれます。
オートクッカーを使っている方は調理家電マニアで、こだわりを追及している方が多い印象です。公式レシピは無難な味つけが多いので、料理にこだわっている方のアレンジはとても参考になりました。
オートクッカーのデメリット
高機能のオートクッカーですが、デメリットもあります。主な点は以下のとおりです。
✅重い
✅価格が高めで導入ハードルあり
✅蒸し板の使い勝手がいまひとつ
重い
高い熱伝導と圧力がかかるので、鍋と蓋が重いです。ホットクックの鍋と比べるとかなり重く、持ち上げるときにストレスになるかもしれません。
(※画像:Panasonic公式サイト)
不安な方は、購入前に家電量販店で実機の重さを比べてみましょう。
価格が高めで導入ハードルあり
値段が高いので自動調理鍋の2台持ちがしづらく、1台でおかず・もう1台で汁物といった献立が立てづらいです。時間をお金で買える反面、初期投資が高くなります。2025年5月時点の通販価格は以下のとおりです。
蒸し板の使い勝手がいまひとつ
オートクッカーは、蒸し料理の際に使う蒸し板が使いづらいです。
(※画像:Panasonic公式サイト/SHARP公式サイト)
我が家はブロッコリーや大豆をよく蒸すので、蒸し板は改良して欲しい点の1つです。蒸し料理に関しては、蒸しトレイが優秀なホットクックのほうが使いやすいでしょう。
人によって評価が分かれる点
メリットにもデメリットにもなる点を挙げてみました。
✅かき混ぜ羽根にクセがある
✅公式レシピが少ない
かき混ぜ羽根にクセがある
オートクッカーのかきまぜ羽根は、鍋底から安定してかき混ぜるためかき混ぜ機能が高いといったメリットがあります。
(※画像:Panasonic公式サイト)
カレー・シチューなどの汁物系にとっては、残り少なくなると羽根が邪魔になるデメリットもあります。
公式レシピが少ない
ホットクックと比べて、オートクッカーは公式レシピが少ないです。
著者がホットクックでよく作っていた手羽元大根のさっぱり煮がオートクッカーにはないため、似たレシピの手羽先煮に変更したり、手羽元煮を手動で作るため試行錯誤したりなどの工夫が必要になりました。
ホットクックの専用アプリでは、調味料メーカーとのコラボレシピが上位に表示されることがあります。手持ちの調味料で手軽に作りたい方やメニューの多さに迷いやすい方にとっては、オートクッカーのメニューの少なさはメリットになるかもしれません。
おすすめレシピ「かぼちゃのポタージュ」
ホットクックを使っているとき、定番だったかぼちゃのポタージュ。オートクッカーにも同じレシピがあり、今でも我が家の定番です。
鍋に材料を放り込んで待つだけ。自動調理鍋の利点を最大限に活かせるため、自動調理鍋を買ったら一度は試して欲しいレシピです。
★作り方★
たまねぎ 90g・かぼちゃ(皮は除く)500g・水 200mlを鍋に入れる
自動メニューを選択
「かぼちゃのポタージュ」を選択
調理開始
1時間後(予約の場合は予約設定した時間)にブザーが鳴る
牛乳 300ml・バター 20g・コンソメ 小さじ2・塩 小さじ1/4を入れる
5分後にできあがり!
余った具材は冷凍して次回に使います。
迷っている方へ
自動調理鍋が高価に感じて迷っている方は、ティファールの電気圧力鍋クックフォーミーをおすすめします。2025年5月時点、6LタイプがAmazonで24,550円で販売されています。予約機能は使えませんが、自動調理は可能です。
(※画像:Amazon)
オートクッカーの専用アプリKitchen Pocket はClubPanasonicIDが使えるので、Panasonicの家電を持っている方は新たにID登録しなくて済むかもしれません。
SHARPのウォーターオーブンを持っている方は、cocoro kitchenがホットクックの共通のアプリになるため、インストールの手間を減らすことができます。オートクッカーは音声がないので、機械とのおしゃべりが好きな方もホットクックをおすすめします。
試したいけれど使わなくなったらもったいないと思う方は、家電レンタルサービスRentioでレンタルしてみましょう。2025年5月現在、オートクッカーは小型の2.4Lタイプが月々2,800円でレンタルできます。
著者も当初、ホットクックをRentioでレンタルしていました。一括購入したほうがお得に感じるかも知れませんが、自動調理鍋はマイナーチェンジも含めて毎年秋頃に新モデルが発表される傾向があります。まずはレンタルで試し、気に入れば新モデルの購入を検討しましょう。
【まとめ】オートクッカーを選んだ理由
✅パスタ・ゆで卵が定番メニューの家庭に◎
✅圧力&かき混ぜ機能で調理が効率的
✅手入れがラク、レシピも自分でメモ可能
✅デメリットは「重さ・価格・蒸し板の使いにくさ」
✅迷っている方はレンタルで試してみよう
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