- 投稿日:2025/04/08
- 更新日:2025/04/08

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要約
トランプ関税で下落したとはいえ、S&P500は特に割安というわけではありません。そもそも、インデックス投資において、「買い」や「売り」という発想自体が邪道です。
トランプ関税により、世界中の株価が急落しています。
「インデックス投資は長期投資だから売ってはいけない」ということは、みなさん、十分理解されていると思います。
では、「暴落して安くなったのだから、今が買いだ!」と考えるのは正しいのでしょうか?
S&P500は割安ではない
(出典:J.P.モルガン・アセット・マネジメント 『Guide to the Markets』p45 ※赤線は筆者)
この図は、1988年以降のS&P500の平均リターンと予想PERをプロットしたものです。
縦軸が投資後10年の平均リターン、横軸が予想PERです。
予想PERは、株価の割高割安を示す指標です。
PERが大きいほど株価は割高とされ、小さいほど割安と判断されます。
図を見ると分かるとおり、割高になるにつれてリターンが小さくなっています。
FACTSETによると、2025年4月4日時点のS&P500の予想PERは19.4倍です。
だいたい、図の赤線のあたりです。

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