- 投稿日:2025/04/21
- 更新日:2025/11/06
こんにちは、SEOディレクターのくらげです🪼
2025年の3月に、フリーランスとしてクライアントワークで
・売上107万円
・月利100万円
を達成しました!
正直、「Webライター1文字10円!」みたいなめっちゃ割のいい仕事はしていません。では、なぜこんなに売上を伸ばせたのか?
8割は、「徹底的な業務効率化」のおかげです💡
前回はどんなふうに効率化しているかを具体的に紹介する記事を書いたので、今回は時間単価について突っ込んでお話ししたいと思います!
また、案件ごとに時間単価を確認できる&グラフで伸び率を可視化できる顧客管理シートを配付用に作成しましたので、もしこの記事を読んで「時間単価を管理したい!」と思った方はぜひお使いください🌟(目次から飛べます!)
※今回は、Webライターなど、クライアントワークを行う方が対象の記事となります!ご自身でブログやYouTubeを運営されている方には当てはまらない記載もあるかと思いますので、その点はご了承ください🙏
🪙個人事業主は、効率化した分だけ時間単価が上がる
会社員の立場で効率化して業務時間を短縮しても、自分の給料には直接反映されません。でも個人事業主は、効率化した分だけ自分の直接的な利益になります🤭
短縮した時間で別の業務ができるし、納品が早くなる分クライアントからの信頼もアップします✨
このとき、「どれだけ効率化できたか?」を測る指標となるが「時間単価」です。
時間単価が上がる=効率化に成功している
時給1,000円のアルバイトが時給1,200円のバイトリーダーになるより、簡単に自分の時間単価を上げられるのが効率化だと思っています☀
🆙効率化以外で時間単価を上げる方法
この記事では(というか私が重視する方法として)効率化による時間単価上昇にフォーカスしていますが、もちろん、他にも時間単価を上げる方法はあります😊
・既存案件で単価交渉
・新規で高単価の案件を探す
・高単価案件を獲得するためのスキルを身につける
・クライアントの信頼を得て別の高単価案件を紹介してもらう
・外注する
単価交渉が成功すればいちばん苦労なく時間単価を上げられるので、やって損なしどころか「やるべき」ですね💡
高単価案件を獲得できるスキルを身につけるのは、市場に自分を合わせに行くスタイルです。市場価値が高く、かつ自分が「やってみたい、興味がある」と思えるなら、これも「やるべき」ですね✨
例)金融専門ライターになるためにFP2級や宅建の資格を取る、エンジニアになるためにプログラミングの勉強をするなど
✒️時間単価を把握するメリット8選
メリット⓪自分の現在地がわかる
自分の現在地を知るのって、めっちゃ大事なことなんですよー!
もちろん「売上の額」も現在地ですが、「時間単価」は売上より正確な現在地を教えてくれます。
なぜかって?
売上だけでは、現在の生産性が見えないからです💡
5万円の売上を手に入れるために10時間かかるのと50時間かかるのとでは、生産性が5倍も変わってきます。そこをハッキリさせてくれるのが時間単価です。
現在地が正確にわかれば、進むべき方向も見えます。逆に、現在地がわからなければ、どの方向に向かってるのかもわからなくなります。
ぜひ時間単価を管理して、自身の現在地を知ってください😊⏰
メリット①効率化の成果が見える
作業を効率化しても、時間単価を管理していないと「なんとなく早くなったような気がする」で終わってしまいます⚡
もともと時間単価1,000円だった作業が、効率化だけで1,200円に上がれば、効率化の効果は時給+200円だったとわかります😊
メリット②目標として設定しやすい
数値で目標を設定すると(KPI)、目標を達成できたか否かの判断がしやすくなります!
よくあるのは「〇月は売上〇万円」だと思いますが、時間単価を設定するのもありです😊
時間単価が上がるということは、自分が1時間に生み出せる価値が増えるということなので、売上とともに上げ甲斐のある数値ですよね✨
メリット③改善策を立てやすい
案件ごとに時間単価を管理することで、
「この案件のこの作業には無駄がまだまだ多いかもしれない」
「この案件は数か月経ってるのに時間単価〇円だから、単価交渉してみてもいいかもしれない」
など、改善策を立てるときの判断基準になります!
メリット④作業に集中できる
時間単価を計算するためには、作業時間の計測が必要になります。
集中力が切れてボーっとする時間があったり、まだ納期までは遠いから、とついゆっくり作業したり…😯
時間の計測には、このような無駄な時間をそぎ落とせる効果があります(笑)
「この休憩が時間単価に影響する!」と思いながら作業すると、めっちゃ集中できるのでおすすめです😂
メリット⑤成長を感じられる
時間単価が成長するということは、自分が成長するということです😁✨
数字が育つと自信も育つ!楽しんで数字を育てるべし!(以上!!)
メリット⑥収入の予測が立てやすくなる
たとえば、事業に充てられる時間が月50時間だとすると、時間単価1,000円で月5万円。時間単価2,000円で月10万になります。
案件によって依頼に波があったりするので、絶対とは言えませんが、「理論上の収入予測が立てられる」のは強いですよね✨
メリット⑦外注の判断基準になる
たとえば、「リストの整理に時間かかるし外注できないかな~他の業務に時間を割きたいな~」と思うとします。
自分の時間単価は2,000円、リスト整理の相場が時給1,000円だとします。
この場合、10時間のリスト整理を依頼すると10,000円の外注費が発生しますが、その間自分は20,000円を生み出せることになります。
⇒10,000円得してますよね😊✨
実際には、マニュアルの作成、採用業務、コミュニケーション、契約業務や支払いの発生などの初期&ランニングコストも増えますが、それらを加味してもプラスであると判断すれば私は外注しています!
メリット⑧単価設定の根拠にできる
クラウドソーシングサイトで実績が貯まってきたり、クライアントとの信頼が大きくなってくると、見積依頼が来ることがあります。
「こういう業務お願いしたいんだけど、いくらで受けてくれる?」というやつです。
このとき、自分の時間単価を把握していなければ、相場で自分を売ってしまいそうですよね?🤔
でも、時間単価がわかっていると、だいたいの工数(かかる時間)を計算して、それに自分の時間単価をかけ合わせることで見積を出せます。
「この作業には10時間くらいかかりそう。自分の時間単価は2,000円だから、20,000円で見積を出してみよう。」みたいな感じです!
実際には「このクライアントからの仕事は報酬が安くても欲しい!」など感情も入ると思いますが、いったん感情を排除して数字だけで考えると、「自分を安売りしない」の基準はこのように作れるかと思います😊✨
🍀「高単価で募集されている業務=時間単価が高い業務」ではない!
たとえば、クラウドソーシングでWebライターの案件に応募するとき、あなたならどんな条件で案件を探しますか?
・高単価
・納期
・ジャンル …
いろいろあるかと思いますが、やはり重視するのは「高単価」ではないでしょうか?💰
逆に言えば、高単価ならジャンルはある程度何でもいいと思ってる方も多いですよね…?だいたいの場合、目的は「Webライターをやること」ではなく「Webライターで稼ぐこと」だと思うので、高単価を目指して当然だし、目指すべきです。
ただ、以下のケースだとどうでしょうか?
【案件A】ーーーーーーーーー
・募集文で見える部分:10,000円/1記事
・募集文に書いていない部分:効率化の余地が少ない、修正が多い、単価アップできない
【案件B】ーーーーーーーーー
・募集文で見える部分:5,000円/1記事
・募集文に書いていない部分:効率化の余地が多い、修正がほとんどない、交渉次第で単価アップも可能
この場合、募集文を読んだだけでは【案件A】が優良案件に見えそうですが、実は【案件B】の方が時間単価が高くなる可能性があります🤭
募集文を見た段階では効率化の余地を見極められませんが、「単価が低く見えるから」といって応募を見送ると、お宝案件を逃してしまうかもしれませんよ…💎
⚠️時間単価を上げるときの注意点
「時間単価を上げるために効率化する=雑にする」ではありません!
もちろん、スピード感を意識するのは大事なことですし、実際に私は速さも意識して作業してはいますが、効率化の神髄は「無駄をそぎ落とす」ことです💡
実はショートカットできる作業を、ショートカットせずに行うのは無駄ですよね?どんな作業にも無駄は必ずあるので、どこが無駄か?どこに効率化できる余地があるか?と常に考え続けるのがポイントです。
効率化は一朝一夕で完了しません。「あれ、もしかしてこの作業も無駄かも?ショートカットする方法はあるかな」みたいな感じで、ずっと試行錯誤して徐々に効率化していきます。
「繰り返し行っている業務を短縮できないか?」
「この作業、実は拡張機能やツールで一発なのでは?」
などの視点をもって、無駄を減らしていくことが大切です🌸
クオリティを下げずに納品を早めることで、クライアントからの信頼を勝ち取っていきましょう😊✨
💎【配付】時間単価管理ツール(スプレッドシート)
案件の売り上げや時間単価を可視化できるツールを作成しましたので、もしよければコピーしてお使いください😊
ーーーーーーツールはこちら↓ーーーーーー
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ぱっと見は小難しいように感じるかもしれませんが、記入・操作いただくのは黄色のセルのみなので、いたってシンプルですよ✨
もし「自作のシートを使ってるよ〜」という方は、ぜひこのシートから取れる要素を取ってってくださいね!
このツールでどんなことができるのか、少し解説します↓
①案件ごとの数値等を入力
上方の赤で囲った箇所では、受注残(受注したけどまだ納品してない金額)と当月売上(今月納品した金額)が確認できます!
また、ひとつひとつの案件ごとの時間単価は、右方の赤で囲った箇所で確認できます⏰
黄色のセル(請求先、案件内容、受注金額、予定納期、実績納品日、実績工数)にのみ入力します。他のセルには数式が入っているので、触る必要なしです💡
ちなみに、「予定納期」に日付を入力すると、C列に「あと〇日!」と納期までの日数が出て、B列が「稼働中」になり、その行が赤くなるようにしています。今動いている案件が一目でわかりますよ✨
「請求先」は、「集計」シートの方で、実際のクライアント名に適宜変更してください🙏 ※④でご説明します!
②月別/顧客別の単価管理
何月にどのクライアントに対していくら売り上げ(売上)、合計何時間かかり(工数)、時間単価がいくらだったか(単価)がわかります。
数値の実績は別シートに入力しているので、ここでは黄色セルを選択するだけです。
③月別の単価管理
月ごとの総売上、総工数、時間単価の平均がわかります。
例:2025年1月は総売り上げ103,200円、総工数49.5時間、時間単価は2,085円
ここでも何も入力しません🍀
④顧客別の単価管理
顧客ごとの総売り上げ、総工数、時間単価がわかります。
例:1~4月までのA社への総売上57,100円、総工数50時間、時間単価1,154円
黄色で着色した「A社」~「D社」の部分に、実際のクライアント名・案件名を入力してください🍀 ※このクライアント名が、「案件管理」シートのプルダウンに反映されます!
⑤月別推移グラフ
青色の棒グラフと左の縦軸は「売上」、赤色の折れ線グラフと右の縦軸は「時間単価」を表しています!
月ごとの成長を可視化ー!!!
もしここで「売上が伸びているのに時間単価が下がっているのはなぜ?」などの疑問が湧いたら、②~④でご紹介した数値も使いつつ分析できます🔎
⏰おすすめの時間計測ツール
時間単価の把握には時間の計測が必要。
スマホのストップウォッチでも時間は測れますが、できれば案件ごとに時間を累積計測したいですよね!
そんなときにおすすめのツールは2つ🔽
・Toggl Track(iPhone版/アンドロイド版)
・タスクシュート(ブラウザ版)
Toggl Trackは英語だからとっつきにくいけど、アプリだし慣れたら超便利。
タスクシュートは日本語だからとっつきやすいけど、ブラウザだからオフラインでパッと開けない。
個人的にはToggl Trackをずっと使っています😊
🙏まとめ
今回は、「時間単価について記事を書きたい!」という完全なる私欲と、「このシート配付したら使ってくれる方がいらっしゃるのでは?」という少しの他者貢献意識によってこの記事を書いてみました!
もしスプシ使っていただいた方で、不明点やバグなど発見されましたら教えていただけると助かります🙏
ぜひご自身の時間単価の管理に役立ててください!
ではまた!🪼