- 投稿日:2025/07/04
- 更新日:2025/09/30

2025年1月、息子が1歳の頃から定期的に通っていた歯科医院で「歯科矯正が必要です」と診断されました。
両親ともに歯科矯正の経験は無く、未知の世界で大きなお金がかかる状況(敵4発生!)の中で、そこから我が家なりに出した結論までの道のりを、備忘録を兼ねてまとめてみます。
※この記事は、小児歯科矯正を推奨する内容ではなく、「我が家がどう判断したか」を綴った体験記です🙇♀️
息子の口腔の現状と最初の診断
・現在、小学2年生
・上下の前歯が永久歯に生え変わってきた頃
・下の歯(永久歯)1本が反対咬合
・歯の隙間がほとんどなく、永久歯が斜めに生えてきている
・顎の大きさが歯に対して足りておらず、約5mmほど不足
・今後、永久歯がガタガタに生えてくる可能性大
・「拡大床」の使用を勧められる
・同級生数人も同じ歯科医院で拡大床を開始している
「1歳から通い慣れた歯医者さんの判断なので、その通りにしよう」
「そして、子どもの身体のことだからお金がかかっても仕方ない」
そう思いました。
しかし…いざ「小児歯科矯正」と検索しても、情報が多すぎて何が正しいのかわからない!
「このまま即決していいの?」「そもそも、他の歯医者さんでも見てもらったほうがいいのでは?」
そう考え直し、シティ内で情報を集めてみることにしました。
「日本矯正歯科学会認定医」を探す
「小児 歯科矯正」と言うワードでチャット検索を行いそちらの投稿や回答を拝見すると、大前提として、「日本矯正歯科学会認定医」の医院で診てもらうことの必要性がわかりました。
残念ながら、かかりつけ歯科医を含めて、我が家の住む街には6件ほどの歯科医院がありますがいずれも日本矯正歯科学会の認定医のいる医院ではありませんでした。
日本矯正歯科歯科学会のホームページで検索すると車で30分弱の隣町にいくつか認定医のいる歯科医院を見つけました。
Googleマップの口コミや、ホームページなどを頼りに2件に絞り訪問を決定。
ちなみにこの時さまざまな医院のホームページを検索しましたが、情報が少なかったり、そもそもホームページのない医院も多く、情報を取りづらかったです。
ホームページがしっかりしていて、医師の顔写真や想い、医院内の様子や料金などが明記されているところは安心感もあるなと感じました。
【比較】A医院とB医院での診断と提案
A医院の診断と提案
・かかりつけ医院と同様の見解+レントゲン撮影
・永久歯が比較的大きく、今後ガタガタに生える可能性が高い
治療法
・ムーシールド(夜間のみ装着のマウスピース)を使用
・金額:約10万円(作成費・定期診察含む)
・期間:約半年
B医院の診断と提案
・下の歯1本の反対咬合
・歯列が乱れる可能性あり
治療法
・1期治療(小学生)+2期治療(中高生)の本格矯正
・ワイヤー矯正
・費用:合計で約120万円
かかりつけを含めて、子どもの口腔状況の見立てはほぼ同じ。
ただし、治療法や費用は全く異なっていたのが驚きでした。
そこで、夫と子どもを交えて話し合い、さらにリベシティ内で改めて相談。
検討したポイントは以下の3つ
・金額の妥当性
・子ども自身の気持ち
・医師や医院の雰囲気との相性
我が家が最終的に選んだのは、A医院でのムーシールド治療でした。
マウスピース作成の為の歯型の採取は子どもにとってなかなか大変だったようですが、衛生士さんたちに「とても頑張ってくれましたよ」とたくさん褒めてもらえたことで、本人も前向きに。
1ヶ月後にマウスピースが完成し、いよいよ治療スタート。
装着初期のようすと変化
最初の3日ほどは寝はじめてすぐや、1〜2時間後にはマウスピースが取れてしまう状況でしたが、1週間も経たないうちに、朝までつけたまま眠れるように!
寝つきが悪くなるようなこともなく子どももあまりストレスを感じていないようで、続けられています。
さらに驚いたのが、10日ほどで素人目にも反対咬合が改善してきたこと!
ただし、使用をやめるとすぐに元に戻ることもあるとのことで、半年ほどの継続を目標に様子を見ています。
その頃、マウスピースに小さな傷がつき始め、「高いマウスピースに傷がついた!!」と家族全員で大慌てになりました💦
1ヶ月検診でそのことを相談すると、
「マウスピースに傷ができるのが、正常に使えている証拠です。この傷を確認して、どのくらいしっかりマウスピースを付けて寝ているかがわかります。」と言われ一安心しました😭
まとめ
今回、矯正治療を検討する中で、信頼できる歯科医院の大切さをあらためて実感しました。
今後、成長に応じて本格的なワイヤー矯正が必要になる可能性もあります。
その時に備え、しっかり特別費の積立もしておこうと思っています。
歯科医院はつい「家から近い」で選びがちですが、複数の医院に相談し、情報を比較して選ぶことの重要性を強く感じました。
先生との相性、診断内容、金額、子どもの気持ち——総合的に見て、納得できる判断ができるようにしたいですね。