- 投稿日:2025/05/10
- 更新日:2026/01/01
筆者の高校生活
私は東京都内の私立高校に在籍していました。
いわゆる自称進学校で、卒業生の多くが早慶上理やGMARCH、国立大といった難関大学に進学しています。現役と既卒の割合は半々といったところでした。
周囲の進学熱が高いこともあり、2年生の夏から予備校に通い始めました。少人数制の予備校で学校以上に面倒見の良いこともあり、グングンと成績が伸びていきました。2年の学年末テストの頃には学年の上位5%に食い込めるようになっていました。
しかし3年生になってから状況は一転します。
塾に通えば成績が上がる!と思い込んでしまった私は受講科目を増やし5教科7科目全ての講座を受講してしまいます。元々は英数物化の4科目で、その予習復習でも手一杯だったのに...。結果一つ一つの科目の勉強が疎かになってしまい、成績は伸び悩んでいくことになります。
そんな迷走をしつつも周囲のサポートのおかげか、現役時にもいくつかの大学から合格をもらうことができました。合格をもらったのは明治大学農学部と北里大学薬学部。いずれも歴史ある素晴らしい学校です。
両親はどちらも良い大学だよ、とこれまでの努力を労ってくれました。それでも私は獣医師になるという夢を諦めることができませんでした。
でも、浪人をするには多額のお金がかかります。ただでさえこれまでにも予備校代を支払ってもらっていたのに...。それにこれまでだって予備校に通って努力してきたのに、同じことをして本当に来年合格できるのか?そんな疑念も頭に浮かびました。
予備校ではなく在宅浪人を選んだ理由
大学浪人は茨の道です。予備校に通った学生でさえ、現役時より上位の大学に合格できるのはわずか1/3程度と聞いたことがあります。在宅浪人の場合はもっと悪いのではないでしょうか。それでも私が在宅浪人を選んだのにはいくつかの理由があります。
①学習のベースとなる教材が揃っていた
私の通っていた高校では2年生の2学期までに教科書の範囲を終わらせ、以降は受験対策を行なっていました。また、予備校でも受験に必要な科目を全て履修していたため、教材は十二分に揃っていました。
大学受験において、高校の学習指導要領が変わらない限り受験範囲は変更にはなりません。つまり一年前のテキストを利用しても全く問題はないということになります。質が良く自分に合った教材を利用できれば十分に上位校への合格が狙えるはずです。
ご自身の通われている学校の教材と志望校の問題の難易度に開きがある場合は、メルカリ等のフリマサイトで大手予備校のテキストを購入されることをオススメします。受験を終えたお友達や先輩に譲ってもらうのも良いと思います。
②志望校の受験問題がオーソドックス
入試問題には大学ごとにカラーがあります。有名どころですと東京大学はオーソドックスな問題が多く、京都大学はひらめきが必要な問題が多いとされています。
在宅浪人では基本的に誰かに学習の相談をすることはできません。自分の中にある知識を磨いて向上させることはできても、新しい思考そのものを他の人から得ることはできません。したがって、志望校の問題形式に特色がある場合は指導者がいた方が良いと考えます。小論文など他者の評価が求められる場合も同様です。予備校に通うことが難しくても、一部の教科だけでも通信教育の利用をご検討ください。
もし志望校の問題がオーソドックスなものであれば、これまでの学習内容をブラッシュアップしていけば十分に合格を目指せるはずです。
③誰にも見られていない環境でも頑張れる
これが一番大切だと思います。
自分に必要なタスクをリストアップして、いつまでに解決するか。
人間は人との交流がないとどんどん自堕落になっていきます。
セルフマネジメントができることが理想ですが、難しければご家族を頼ってください。やるべきことを書き出したリストを朝ご家族に渡して、1日の終わりにどれだけ実践できたか、実践できなかったならそれはなぜなのかを伝えてください。家族の目を気にするだけでも毎日の過ごし方が変わると思います。
学習に利用した参考書、意識していたこと
英語
・Next Stage
・やっておきたい英語長文
・予備校オリジナルの単語集
・医歯薬獣医系の赤本の問題たくさん
文法と単語集は一冊を徹底的にやりました。英文読解はとにかく数をこなしました。志望学部によってある程度出題分野が絞られると思うので、それに関わる文章をひたすら読んでいく感じです。自分が目指す大学よりも少しレベルの高い大学の問題で練習していくのがおすすめです。単語集に載っていなくても、志望学部に関わる単語はできるだけ覚えてください。
数学
・青チャート
・予備校オリジナルの問題集
・医歯薬獣医系の赤本の問題たくさん
薄めの問題集を解く→授業内容の復習→青チャートで類題を解く、という流れで学習を進めていました。ある程度苦手が潰せた段階でひたすら赤本をといていました。
化学
・重要問題集
・予備校オリジナルの問題集
・医歯薬獣医系の赤本の問題たくさん
化学の問題はあまりバリエーションがありません。計算とひたすら暗記です。予備校の問題集を解く→復習→重要問題集で類題を解く、という流れでした。
物理
・基礎問題精講
・予備校オリジナルの問題集
・センター試験の過去問たくさん
私が一番苦手にしていた科目です。理科の2科目目で私大では利用しないため、基礎を固めて落としてはいけない問題を落とさないことを目標に勉強していました。センター試験の問題を解く→復習→予備校の問題集→基礎問題精講の流れで学習しました。
国語
・予備校オリジナルの単語集
・センター試験過去問
ひたすら過去問と単語集を周回です。古文と漢文の文法、単語を押さえて得点しましょう。
公民
・授業プリント
・センター試験過去問
ひたすら過去問とプリントを周回です。まる覚えではなく仕組みを理解するイメージで読み込んで欲しいです。
最後に
ここまで偉そうに書いていましたが、実は私は第一志望には合格できませんでした。第一志望は国立大学の獣医学科だったのです。必死に1年間勉強しても届かない壁でした。
一人で学習する時間は本当に辛いです。挫けず腐らず勉強を続けるのは難しいと思います。あの時予備校に通っていればもっと上手くやれていたのかも...。と思うことも何度もありました。
でも、あの苦しさを乗り越えたから今の私があると思います。
一人で頑張る辛さを知ったからこそ、人とのつながりがより尊く、ありがたいものであると理解することができました。
私は今、過去の自分の選択に満足しています。
この記事が今、進路に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
ここまでお読み頂きありがとうございました。