- 投稿日:2025/07/19
- 更新日:2025/09/30

人生初!リフォームを行ったらこうなった!
浴室・洗面台・トイレの3点セットを100万円でリフォーム!
初めてのリフォームに挑んだ私。リフォームの知識はゼロ、でも「母の一言」をきっかけに、見積もりから施工まで一歩一歩進めていくことに。
ところが……
「えっ?そんな予定だったっけ!?」「ここってどうすればいいの!?」
想定外の出来事が次々に起きて、バタバタの展開に。
この記事では、初めてリフォームを検討する方へ向けて、
**「安心して進めるための守りの知恵」**をリアルな体験談とともにお届けします。
①生前の母が一言『新しいお風呂がいいな』から始まったリフォーム計画
保険金をきっかけに「新しいお風呂に入りたいな」——その願いが、私のリフォームの始まりでした。
両親がまだ元気だった頃、自宅のリフォームなんて考えたこともありませんでした。
でも、それは母のひとことから静かに始まっていたのです。
母が闘病していたある日、ぽつりとつぶやいた言葉がありました。
「新しいお風呂に、一度入ってみたいなぁ」
それは、長年家族で過ごしてきたお風呂に対する愛着と、どこか不自由さを感じていたからこその声だったのかもしれません。
その後、両親は他界し、しばらく心が空っぽのような日々を過ごしていました。
でもある日、ふとあの母のひとことが思い出されたのです。
「新しいお風呂に入りたい」
叶えてあげられなかったその願いを、今の自分が受け継ごう。
そう決意して、築年数の経った実家のリフォームをすることにしたのです。
②まずはチラシで相場チェック。意外と差がある!?
ネットで見かけた「相見積もりが基本」にドキッ。どこに頼めばいいのか、わからない!
リフォームをすると決めたものの、どこに頼めばいいのかさっぱり分からない。
そんな私の最初の行動は、ポストに入ってくるチラシのチェックでした。
「リフォーム〇〇円〜」「今だけキャンペーン」など、魅力的な言葉が並んでいるけど、実際どこまで信用していいのかわからない。
しかも価格にけっこう差があることにも驚きました。
同じようなリフォームでも、業者によって提示されている金額やサービス内容がまちまち。
「これはもう、相場を知るしかないな」と思い、ネットでもいろいろと検索。
するとよく目にしたのが、「リフォームは相見積もりが基本です」という言葉。
少なくとも2~3社から見積もりを取って比較するのが、後悔しないコツだというのです。
「えっ、そんなに話を聞かないといけないの?」と少し気が重くなりつつも、
「大きな買い物だし、慎重にならないと」と思い直し、相見積もりに対応してくれる会社を調べ始めました。
③どこに依頼する?比較検討中に現れた救世主とは
まさかのタイミングで飛び込み営業が!親しみやすい対応に心が動く。
相見積もりを取るためにどこに声をかけようか…と悩んでいたある日、
まさかの“飛び込み営業”が我が家にやってきました。
「この近くでリフォーム工事をしていて、まとめて資材を仕入れれば費用を抑えられます。
よろしければ、お宅のリフォームもお手伝いできますが、いかがですか?」
突然の訪問に最初はちょっと驚いたものの、その営業マンは若くてとても感じがよく、
話し方にも親しみがありました。
ちょうどリフォームを真剣に検討していたタイミングだったこともあり、
「これはご縁かもしれない」と思い、ひとまず話を聞いてみることに。
いろいろと丁寧に説明してくれたその方が所属していたのが、A社。
その対応に安心感を持ち、他社と比較する前にまずA会社に見積もりをお願いすることにしました。
④相見積もりバトル!
パンフで相場をつかみ、B社と比較スタート。追加希望も出てきて内容が拡張!
A社からもらったパンフレットで、おおよその金額感はなんとなく把握。
でも、せっかくのリフォーム。やっぱり1社だけで決めていいのかな?と迷いもあり、
ネットで見つけた評判の良さそうなB社にも相見積もりを依頼しました。
最初に検討していたのは、浴室(1418サイズ)と洗面台(90cm)の2点のみ。
B社の担当者さんにも現地を見に来ていただき、サイズや設置スペースを確認してもらいました。
すると途中でふと、「トイレも一緒にリフォームできたら…」と頭をよぎり相談。
ところが、自分が思い描いていたリフォーム内容は難しいとの回答。
その代わり、ウォシュレットの交換なら可能ということで、そちらを検討することにしました。
またB社さんからは、「洗濯機の水栓や洗濯板も一緒に新しいものに変えることが多いですよ」と
アドバイスをもらい、なるほどと納得。
結果的に浴室・洗面台・トイレ(ウォシュレット)に加えて、
洗濯周りの水栓なども含めた内容で、合計100万円以内にしてくれる会社に決めよう!となったのです。
⑤A社 or B社?迷った末の決断とその理由
相見積もりをとる中で、私は少しずつ「本当に自分がリフォームでしたいことは何だったのか」を見失いかけていました。
最初は「母の願いを叶える」ことが軸だったはずなのに、
いつの間にか「100万円以内でできるかどうか」に意識が傾いていたのです。
A社とB社、それぞれに話を聞き、金額や提案内容を見比べました。
実のところ、私は飛び込み営業で来てくれたA社の営業さんに、最初から少し親しみを感じていたのかもしれません。
もちろんそれだけでは決められませんが、A社の見積もりをベースに、
B社からも「洗濯板や水栓も一緒に替えると快適になりますよ」と、ありがたい提案をもらいながら検討を進めました。
そして最終的に、「この内容で100万円以内でお願いできますか?」と、両社に確認したところ——
B社は「どうしても少しオーバーしてしまいます」とのこと。
一方、A社は「内容を工夫して、なんとか100万円以内におさめます!」と力強く答えてくれました。
こうして、私はA社にお願いすることを決意しました。
本当に納得できるリフォームになるよう、ここからいよいよ具体的な工事へと進んでいきます。
⑥リフォーム初日。スケジュール通りにいかない!?波乱の幕開け
リフォーム初日、まさかの「お風呂は明日です」
最終的に、A社さんがとても頑張ってくださり、
当初の予算100万円以内でリフォームを実現できることになりました。
その調整の中で、「せっかくなら」と思い切って、
浴室には有料オプションをプラス。さらに洗面室の壁紙も張り替えることに!
トイレのウォシュレット、水栓、洗濯板の交換まで含め、満足のいくプランが整いました。
施工日は「この日しか空いていない」というこちらの事情も考慮していただき、
2日間で全て完了するというスケジュールで進むことになりました。
そして迎えたリフォーム初日。
朝から業者さんが次々と訪れ、にわかに賑やかになる我が家。
いよいよスタート…!とドキドキしていたその時、A社の営業さんが現れて一言。
「今日は洗面台と壁紙、トイレまわりをやって、浴室は明日ですね」
……ん?明日?浴室?
私は思わず確認しました。
「え?今日、壁紙貼るんですよね?明日お風呂って、大丈夫なんですか?」
すると営業さんは、「浴槽の入荷が明日なので…」とのこと。
つまり、お風呂の工事は2日目。浴室に隣接する壁の作業を先に進めるのか……?
「じゃあ、仕方ないか……」
納得しようと自分に言い聞かせながらも、
ちょっとしたモヤモヤを胸に抱えたまま、リフォーム初日は終了しました。
⑦やっぱり…起きた予想通りの展開。2日目のリアル
2日目、伝達ミスと小さな後悔──「100万で選んだ私が悪かったのかも」
リフォーム2日目。
この日は浴室を担当する職人さん2名が来てくれました。
朝の挨拶を交わした後、職人さんから一言。
「洗面と壁紙は明日でしたよね?」
……え?
「いえ、昨日すでにすべて終わってますよ」と伝えると、職人さんは明らかに驚いた表情に。
どうやら、営業さんからの情報共有がされていなかったようでした。
私の胸の中に、昨日からのモヤモヤが再びふくらみます。
そして、案の定というか……心配していたことが現実になってしまいました。
お風呂の搬入作業の際に、せっかく貼ったばかりの壁紙や洗面室のあたりが、
ほんの少しですが傷ついてしまっていたのです。
もちろん、職人さんが悪いわけではありません。
きっと丁寧に作業してくださったはずです。
でも、この瞬間ふと思いました。
「私、100万円っていう金額だけで選んでしまっていたのかもしれない」って。
最初は、「お風呂に入りたい」と言っていた母の願いを叶えるためだったはずなのに、
いつの間にか「金額内で収める」ことばかりを優先していたことに気づいたのです。
⑧ついに完成!最終支払いとその後
現金100万円の支払いと、残ったモヤモヤ──これが私の初リフォーム体験
すべての施工が終わり、夕方に営業さんがやってきました。
いよいよ支払いのタイミング。
──現金一括、100万円。
封筒に入れた現金を渡す時は、正直、手が震えました。
こんな大金を手渡すのは初めてで、私もすごく緊張していたのを覚えています。
施工箇所を一緒に確認し、営業さんからは「領収証は後日お送りしますね」とだけ。
その時の私は、何の疑いも持たずに「はい」と見送ってしまいました。
……が、翌日。
職場でこの話をすると、先輩から一言。
「それ、持ち逃げとかされたらどうするの!?」
……ハッとして、急いで営業さんに連絡。
すると数日後、ようやく領収証が郵送で届きました。
それ以降、その会社からアフターケアの連絡は一切なく、
施工後のちょっとした不備にも「最終日に確認したので」の一点張り。
正直、がっかりしました。
たしかに予算内でリフォームはしてくれました。
でも、私が望んでいたのは「安さ」だけじゃなかったのかもしれない。
初めてのリフォーム。
いい勉強になったと、今では思えます。
次は、もっと「安心できる会社」かどうかを大切にしよう。
そう心に決めた、100万円のリフォーム体験でした。
⑨リフォームその後の暮らし
リフォーム後の暮らしと、今の私の気持ち
──たしかにいろいろあった。
でも、新しくなった浴室に初めて入った日。
あの時の気持ちは、今でも忘れられません。
きれいで明るくて、湯船に浸かって「ふぅ〜」とひと息。
母が「新しいお風呂に入ってみたいな」って言っていた言葉を思い出して、
少しだけ泣きました。
洗面室も気持ちよくなって、毎朝の支度もちょっと楽しくなった。
ほんの少しだけど、生活の質ってちゃんと変わるんだなぁって思います。
職人さんたちが、傷つけないように…って
すごく気を遣ってくれたんだろうなって、
壁についた少しの傷を見るたびに思います。
「100万で決めた自分の選択」も、
「それでも最後までがんばってくれた人たち」も、ぜんぶ含めて、私の中で大きな経験になりました。
後悔がなかったわけじゃない。
でも、「やってよかった」と、今の私は思っています。
⑩まとめ:初めてのリフォームで学んだこと
飛び込み営業は、毒キノコの可能性が高い🍄
最初は親しみやすくても、結果的に「言っていたことと違う」「対応がずさん」などのリスクあり。
私自身も「安くします!」という言葉に揺らいでしまったけれど、B社の方から「飛び込み営業は気をつけた方がいい」と後から教えてもらいました。
価格が極端に下がるときは、何かが削られている可能性がある
価格を優先した分、説明不足や仕様のすり合わせが雑になりやすく、結果的に後悔したポイントが増えてしまったなと感じました。
現金一括は今や珍しい。普通は振込などの明細が残る方法が主流。
後日B社に別件で依頼した際に「現金手渡しは基本的にやりません」と聞き、ドキッとしました。やっぱり安心・安全なやり取りの大切さを実感。
🌀後悔ポイント(リアルな教訓)
① 蓋止めの数は「好み」ではなく「使い勝手」に直結していた!
→ 営業の人に「1か所でも大丈夫ですよ、好みです」と言われそのままにしたけれど、実際は2か所だったら蓋が浮いて掃除がしやすかった。
② 排水プッシュボタンの素材差は見た目以上に大きい
→ シルバーとプラスチックで何が違うの?と聞いたら「好みですね〜」と…でも実際は中の排水口部分もプラスチックで、安っぽさが目立ってしまった。
🧡それでも、学びと前向きな気持ちに変えて
今は、壁の小さな傷も「教訓」として目に映ります。
リフォームに対してちゃんと向き合う大切さ、安心できる業者さんを選ぶことの重要さを知ることができた、大きな経験でした。
次回は今回相見積もりで敗退したB社さんでのリフォームを行う事となり今回の失敗との違いを知ってびっくりするというのをお送りしたいと思います。