- 投稿日:2025/05/14
- 更新日:2025/10/07

突然ですが、皆さんは「スマートトラッカー」を使っていますか?
知らない人に説明すると、iPhoneをはじめとするApple製品を愛用している人たちが使用している「AirTag」が、該当します。
文章でバッと説明すると。
スマートトラッカーはスマホアプリと連携をして、本体の居場所を特定することが可能な小型デバイスで、人やモノの場所を追跡し、万が一紛失してしまった時に紛失物の発見に貢献することができるガジェットです。
僕はGoogle PixelというAndroidスマホを愛用していて、今までAirTagを使用することができませんでした。
しかし、このたび「Android版AirTag」と言っても過言ではないアプリの存在を知り、更に対応したデバイスも調達できましたので、紹介していきます!
デバイスを探す
今回紹介するのは、Googleの「デバイスを探す」アプリです。
別記事で紹介しているGoogleの電話アプリに引き続きGoogle純正アプリになります。
Androidスマホであれば使用可能で、意図的に削除をしていなければきっとアプリ一覧の中に存在していると思うので探してみてください。
インストールできるようにURL貼っておきます。
GooglePlayストア
「デバイスを探す」ができること
スマホを探せる
「デバイスを探す」とか言う名前なので、基本機能としては登録したスマホの場所を探すことができます。
スマホとGoogleアカウントの紐づけが適切に行えていれば、半自動で設定が完了しているはずなので、自分のスマホとGoogleアカウントの紐づけはしっかり行っておきましょう。
ちなみにスマホだけはPCの「デバイスを探す」からも追跡が可能になっています。
スマホを落とすのは、かなりやばい(実体験)ので、こういった機能は重宝します。
ユーザーと位置情報を共有(ベータ版)
文字通りユーザーと位置情報を共有することが可能です。
iPhoneでは未検証なので不明ですが、Androidスマホ同士であればお互いの位置情報をこれで共有することができます。
ご家族の居場所がこれでわかります。
今回は機能の紹介のみで、解説は割愛。
スマートトラッカーの位置追跡
今回一番の見どころ機能はこちら!
Androidでもスマートトラッカーの利用が可能になりました。
細かい仕組みは省略しますが、位置情報の追跡ができる仕組みはAirTagとほぼ同じ。
AirTagはそのへんのiPhoneと通信、これはそのへんのAndroidと通信をすることでGPS機能をタグ自体に持たせなくてもタグの居場所を追跡できるといったスグレモノになります。
GPS機能を搭載しなくていいので、コンパクトに作れて、色々なものにつけることが可能。
鍵やカバン、財布に入れておくことで、これらを万が一落とした場合でも、どこで落としたのかを追跡することができるようになりました。
「デバイスを探す」でスマートトラッカーを使う方法
それでは具体的に使い方を解説していきます!
いくつか注意事項もあるので、細かく解説していきます!
スマートトラッカーを購入
基本中の基本。
まずはスマートトラッカーを準備しましょう!
購入するべきは「デバイスを探す」に対応したスマートトラッカー!
なんでも良いわけではなく、しっかり対応した商品を用意しましょう。
現時点(2025年5月)に調べた限りだと、下記の製品が対応しているようです。
「デバイスを探す」に対応したスマートトラッカー
・MiLi Mi Tag(2,499円)
現在販売されている「デバイスを探す」対応タグの中で最安値。
形はAirTagとほぼ同じ。
使用感に問題はないので、こだわりがないのであれば、コレで良い。
・Pebblebee スマートタグ(クリップ型)(4,980円)
充電が可能なスマートトラッカー。
形はほぼAirTagと同じだが、キーホルダーのように使えるデザインになっているのが特徴。
少々高いが電池交換が面倒くさい人にはオススメ
・Pebblebee スマートタグ(タグ型)(4,980円)
充電が可能なスマートトラッカーのタグ型。
平たくてコンパクトな四角形。
自転車に貼り付けたり、キーケース等に忍ばせるのがオススメ
・Pebblebee Trackerカード(9,652円)
充電が可能なスマートトラッカー。
ほぼカードの形をしている。
財布に忍ばせて使うのための設計になっている言っても過言ではない。
今回はMiLi Mi Tagを使用していきます。
理由は安かったので。
スマートトラッカーをスマホに登録
スマホの真横にタグを用意します。
次に写真のようにタグの真ん中ぐらいを長押ししましょう。
ピロピロ音がなります。
しばらくすると、スマホ画面に写真のような通知が表示されるので、画面指示に従って操作していきます。
「接続」をタップ
接続待ち
「同意して続行する」をタップ
完了!
全てのセットアップが完了すると「デバイスを探す」のマイデバイスの中に先ほど追加したタグが出現します。
アプリ開いてすぐの画面なので、成功したかどうかはすぐにわかります。
これでスマートトラッカーをスマホに登録することができました。
しれっと名前を変えてますが、後ほど説明します。
スマートトラッカーを使う
スマホへの登録が完了したので、実際に使っていきます。
使い方は非常に簡単!
タグを追跡したいものに取り付けます。
今回は車の鍵に取り付けました。
あとはアプリを開いて、マイデバイスの一覧から先ほど登録したスマートトラッカーを選んでタップすると・・・
このように、スマートトラッカーの居場所がわかるようになりました。
万が一鍵を落としたり紛失した場合は、この画面で表示されたデバイスの場所を確認、そして猛ダッシュで目的地に向かいましょう。
そのあと「音を鳴らす」等を駆使して、細かい位置を探っていくことになります。
運良く、スマートトラッカーのお世話になるシーンが発生していないのですが、万が一落としても「なんとかなるか。」と思えるのは非常に大きいです。
紛失以外に実体験ベースで話をすると、スマートトラッカーを導入する前に鍵を家に忘れていただけなのに、紛失したと勘違いして各方面のお世話になったことがあります。
深夜だったので、とりあえず交番に行って「鍵を落としました」と言いながら諸々手続き、そのあと管理会社に連絡をして助けてもらったのですが、玄関に鍵があったときはかなり気まずかったです。
そう言った場面で、家に鍵を忘れただけなのか?落としたのか?がタグで位置情報を探ることができるようになれば確認することが可能です。
もっと早い段階で知りたかった。
デバイスの名前変更と共有方法
まずはマイデバイスの一覧から、登録したスマートトラッカーを選択してタップします。
右上の「⚙(設定マーク)」をタップ
基本情報からデバイスの名前や、カテゴリを設定できる他
他者(「デバイスを探す」アプリを使える人)と、タグの位置情報を共有する設定を行うことが可能です。
追跡精度を向上させるための設定
更に追跡精度を上げるために「オフラインのデバイスを探す」を有効化しておきましょう。やり方は簡単です。
まず「デバイスを探す」アプリを開き、マイデバイスの一覧から”このデバイス”と表示が出ているものを選んでタップしましょう。
「⚙デバイスを探す」をタップ
「デバイスを探すを使用」を有効化
「オフラインのデバイスを探す」をタップ
「すべてのエリアでネットワークを使用」をタップ
これで設定完了です。
ちなみに、こちらの機能ですが有効にしていない場合、Androidスマホを使っている人が少ない地域で追跡の精度が落ちてしまいます。
少しでも精度を上げるため、この設定をしておくことは非常にオススメです。
うっかりはテクノロジーの力でカバー
大前提として「ものを落とすなよ」だったり「忘れ物するなよ」って言う話ではあるのですが、誰にでもうっかりトラブルは発生するもの。
普段大丈夫な分、万が一なことが発生すると、かなり焦ります。
そんなときでも、一定の対策を準備しておくことで精神的にゆとりをもってトラブルに立ち向かうことが可能です。
スマートトラッカーは、万が一ものを紛失したり、忘れてしまったりした時に大活躍してくれるはずです。
今までAndroidスマホを使っていたから「AirTagは使えない・・・」と悩んでる方にこの記事が届くことを願います。