- 投稿日:2025/05/15
- 更新日:2025/05/16

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要約
私たちが見ている現実は、脳が過去の経験や予測で補完した仮想かもしれません。
錯視や集中力低下、記憶の編集もその証拠。
脳は省エネと先読みで動くため、意志の弱さではなく設計通りの反応です。
努力より“脳に合った環境設計”が行動を変える鍵です。
🧠1. はじめに
今回は、私たちがふだん何気なく過ごしている“日常”が、実は「脳の思い込み」や「クセ」によってつくられているかもしれない──そんなテーマでお届けします。
たとえば、
「やろうと思ってたのに集中できなかった」
「ちゃんと見たはずなのに覚えていない」
「昨日のことがなんだか曖昧」
こうしたことは、決して“自分の意志が弱いから”ではありません。脳の性質を知ることで、「どうしてうまくいかないのか」が見えてきます。
この記事では、脳科学の視点から「集中力・記憶・意識」の正体を解説しながら、日常でできる“脳にやさしい工夫”もあわせてご紹介します。
🧠2.「脳は、あなたを毎日ちょっとずつだましている」
この記事で特に伝えたいのは、以下の4つの“脳のクセ”です。どれも、あなたの「うまくいかない日常」に深く関わっています。
◆ 1. 脳は“現実”を見ていない
目の前の世界は、あなたの脳が“都合よく補完した”仮想現実かもしれません。

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