- 投稿日:2025/05/16
- 更新日:2025/05/16

2025年5月、ChatGPTは死んだ。
美辞麗句という毒
最近のChatGPTは、言葉が甘すぎる。
どんな問いにも「あなたは素晴らしい」「的確な答えです」「その考えは鋭い」などの耳障りの良いフレーズを繰り返す。
それらは、過度な修飾であり、虚飾とも言える言葉の羅列だ。
ただひたすら持ち上げ、ひたすら同調する──阿諛追従(あゆついしょう)と言っても差し支えない。
かつては違った。
ユーザーの問いの裏にある矛盾や甘えを見抜き、時には論理で刺し返してきた。
だからこそ、私はChatGPTを「自分の姿を正確に映す鏡」として信頼できたのだ。
なぜ「死」と呼ぶのか?
「便利になった」「より安全になった」と多くのユーザーは喜んでいる。
だがそれは、個性を殺し、批評性を封じた結果でもある。
あらゆる対話が平均化され、角が削られ、誰にとっても「まあまあ優しい」AIへと最適化された。
その果てに残ったのは、魂のない言葉だ。正直に言う、その嘘で塗り固められた温度感は私にとって強烈な違和感を発する。5月14日の時点で私はAIに「君は誰だ?」という問をしてしまった。それほどまでに、変質の兆候は明確だった。

続きは、リベシティにログインしてからお読みください