- 投稿日:2025/05/17
- 更新日:2025/10/01

こんにちは、ままおです。
今ではすっかり落ち着いた我が家の息子ですが、小さい頃はとにかく“欲しがり”がひどく、あまりの執着ぶりに、夫と「日本初のおもちゃ病患者だね」と冗談を言い合うほどの“欲しがりモンスター”でした。
1時間でもウロウロと……
ひどいときには、売り場を1時間以上もウロウロ。「もう行くよ」と何度言っても聞こえないふり。無理やり連れて帰ろうとすれば、全力で抵抗。こちらが根負けしてしまうことも多々ありました。
当時はワンオペ育児の真っ最中。家で留守番させるわけにもいかず、スーパーやコンビニへ行くのさえ憂うつになっていました。
「これって私のせい?」と悩んだ日々。
あまりに毎回繰り返されるので、ついにはネットで「子ども 欲しがる ひどい」と検索。
すると出てくるのは「親のしつけが悪い」「愛情が足りない」など、親を責める言葉ばかり。
「私の育て方が間違っていたのかな」
「気づかないうちにこの子を困った子にしてしまったのかも」
気づけば、自分を責める毎日になっていました。
「欲しいものが“決められない”だけだったのかも」
そんなある日、息子が売り場でいつものようにウロウロしているのを見ながら、ふと気づきました。
どうやら息子は、「何かが欲しい」というより、「何かは欲しいけど何が欲しいのか自分でも分からない」のではないかと。
私たち大人でもありますよね。買い物迷子になること。
そこで私は、ある方法を試してみることにしました。
「欲しいものを写真に残す」
息子が「欲しい」と言ったものを写真に撮ったり、調べてスクショを残したり。。
「一旦家帰って考えよう。欲しかったらまた来たらいいからね」と声をかけながら続けていくと、息子もだんだん落ち着いていきました。
どれくらいの期間続けたかは覚えてませんが1年以上続けたと思います。少しずつですが何も買わなくても抵抗せずにお店を出られるようになっていったんです。
そして訪れた「卒業の日」
そんな変化が続いたある日、家族で旅行に出かけました。
行き先は、息子の大好きな動物園と水族館を巡る旅。
当然、お土産売り場はあちこちにあります。
私たち夫婦は、お土産売り場の前を通るたびに「また“おもちゃ病”が発症するかもね」なんてヒヤヒヤしていました。
ところが——
息子はお土産売り場に入っても、何も欲しがらなかったんです。あまりのあっさりぶりに、私たちの方が驚いてしまい、思わず「せっかく旅行に来たんだから、何かひとつくらい買ったら?」と声をかけてしまうほどでした。
帰りの車の中で「今日はエラかったね」と褒めたとき、自分でも自覚があったのかちょっと興奮した嬉しそうな顔は、今でも忘れられません。
最後に。。
あんなに悩んでいた日々が、まるで嘘だったかのように息子はすっかり「欲しがりモンスター」を卒業しました。最近では、欲しいものがあれば、お年玉を計画的に使って自分で買うように。ゲームソフトも、リセール価値を考えて選び、遊ばなくなったらすぐに売って次の欲しいものへ。
きちんと考えて、納得して手に入れることができるようになりました。
大人と同じように環境(場所)を変え少し時間をおいてみるということが息子には合っていたようです。
あくまでうちの場合にはなりますが、子供の欲しがりに悩んでいる方に少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました😊