- 投稿日:2025/06/01
- 更新日:2025/09/29

筆者は今年20代ラストイヤーになるので、これを機に新卒から20代前半のうちにやってよかった(やって後悔した)お金のことをまとめました。
この時期は、資産をしっかりと貯めて増やすというよりも、お金の勉強だと思ってとりあえずやってみるという気持ちでいろいろとトライしていました。今後、資産が増えてくるにつれて適切な判断が取れるように、今貯金を頑張っている方にも見ていただけると嬉しいです。
やってよかったこと
1.ふるさと納税
ふるさと納税とは、ご存じのとおり自己負担額2,000円で色々な返礼品がもらえて、所得税や住民税が控除されるものです。
新卒1年目は特に、住民税を支払っていないことがほとんどかと思うので、ふるさと納税しても意味ないのでは?と思われる方もいるかも知れません。しかし、住民税はその年の所得に応じて翌年支払うものであるので、新卒であってもふるさと納税の恩恵はあります。
返礼品は、私は新卒のときは実家暮らしだったので、生活必需品というよりは普段食べる機会が少ない食材を頼んだりしていました。現在は結婚し子供もいるので、生活に必要なものを頼んでおり、家計の大きな助けとなっています。特に、トイレットペーパーはふるさと納税で頼んで1年半経った今でもなくならず、驚いているところです。
「住んでいる自治体に絶対に住民税を支払いたい!」などの強い気持ちがない限りは一度やってみる価値はあると思います。
2.NISA口座の開設、超少額積立開始
初めは資産形成をしたいというよりも、身銭を切ってお金の勉強をしてみたいと思い、証券口座とNISA口座を開設しました。
新卒の時期は生活防衛資金も貯まりきっていなかったので、超少額から積立投資をしました。金額はなんと100円!インデックス投資信託は100円からでも積み立てることができるのです。
よく、学長が複利の力は金額が大きいほど大きいと話されているのに、なぜこのような積立をしたのかには理由があります。
それはなるべく早い時期から投資に慣れておきたかったから。超長期投資をするにあたり、必ず何度か暴落する時期が来ます。初めから月数万円の積立投資をすると、暴落時に精神的に追い込まれて利確してしまうと思いました。少額から少しずつ積立金額を上げてインデックス投資をしていくと、投資に慣れていくことができるのでおすすめです。
実際に、私がNISA口座でインデックス投資を始めた2019年〜2020年にはコロナショックがありました。積立投資を開始してまもなく暴落が起きてしまったものの、当時は100円〜数千円単位でしか毎月投資に回していなかった(回せなかった)ので、投資している金額はなかったものとして放っておくことができました。その結果、株価は落ち着き、むしろ現在もどんどん上がっていっています。
新卒社会人で生活防衛費が確保できていない状態であっても、飲み会代に数千円使ったと思って、コツコツと少額からインデックス投資の練習をしてみてもいいかと思います。
3.財形(先取り貯金)
貯金をする習慣がない人や貯金が苦手な人におすすめです。
財形は給料から直接天引きされることによって、なかったものとして扱うことができ、自動で貯金することができました。ただ、住信SBIネット銀行の定額自動入金と、同銀行のハイブリッド預金を使用することによって、自力で先取り貯金ができる仕組みづくりができたため、財形はすでに解約しました。
4.お金の本を読む、勉強する
前述したとおり、インデックス投資をするとしても、どの銘柄をどのタイミングで購入すれば良いのかわからなかったので、あらかじめお金の勉強の本を1冊読みました。当時、リベシティには入会していなかったのでこのような方法で情報収集をしましたが、ここにいる方はリベで言われているようにするのが無難かと思います。ちなみに、私が読んだ本は山崎元氏の「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」です。
また、お金の勉強としてFP2級を取得しました。3級は学生の時に取得済だったので、2級を勉強しました。リベで言われているとおり、FPはお金の教養を広く浅く学ぶことができるので、資格取得しないにしても勉強する価値は大いにあるのではないかと思います。
5.実家暮らし
これはできる人は限られてくると思いますが、勤務先が実家から通えて、親御さんの了承があれば実家暮らしをすることをおすすめします(実家との関係性にもよるとは思いますが…)。なぜなら貯金のスピードは格段に上がるから。生活防衛費もすぐに貯めることができます。
私は新卒から結婚して夫と暮らすまでの間、実家にお世話になっていました。生活費を月3万円入れて、1年間で100万円貯金することができました。一人暮らしをするよりも貯金のスピードは早かったのではないかと思います。
やって後悔したこと・微妙だったこと
1.脱毛サロンのローン契約
一番のお金の失敗です。お恥ずかしい…笑
今話題の某有名脱毛サロンで数百円から脱毛ができるキャンペーンがやっていたので、店舗を訪問したところ、なぜか30万円以上の美容ローンを組んでいました(苦笑)利息がそこそこあったので、数ヶ月後のボーナスで一括返済しました。美容脱毛だったのもあり、効果は少し薄くなったかな?くらいしか感じなかったので、正直満足いくお金の使い方ではなかったです。
借金なんてするんじゃねー!
2.奨学金の繰上げ返済
「借金はさっさと返しましょう」の精神に反するかもしれませんが…
私の場合は十分な生活防衛資金が貯まっていない状態で、無理に繰り上げ返済をしていました。奨学金の利息はそこまで多くないので、繰上げ返済よりも生活防衛資金を先に貯金すべきだったなと思いました。
ちなみに、今は奨学金を全額返済できる資産は持っていますが、「かかり時」があと数年続く予定なのもあり、ある程度の預金は確保しておきたいため、あえて繰上げ返済していません。
繰上げ返済はできるに越したことはないですが、無理にする必要はないのかなと思います。
3.複数のインデックス運用
複数銘柄を運用するとポートフォリオが複雑になりがちで、視覚的に混乱しました。数十年後に取り崩すときにも、どこから取り崩そうか迷いそうだなとも思いました。
なぜ複数銘柄を運用したかというと、投資を始めた当初、勉強不足でオルカンやS&P500といった言葉(銘柄)は知らず、外国株と日本株のインデックス銘柄を適当な比率で投資せざるを得なかったからです。
現在は自分の老後資金目的でS&P500、子供の教育資金目的でオルカンに投資してます。投資目的別に銘柄を変えると、取り崩すときもやりやすいのかなと思いました。また、以前まで積立をしていた他の銘柄は一度売却し、売却金額をそのままS&P500に移行させました。
終わりに
お金の勉強を手を動かして実際に行ってきていても、時には失敗することもあります。致命傷を負わないように、リベシティで正しい知識を入れて、たくさん挑戦していってください。私もこれからも勉強と挑戦をし続けます。
初めてのノウハウ図書館の投稿で見づらいところもあったかと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました🩷