- 投稿日:2025/05/29

はじめに:開業医としてゼロからの挑戦
2023年3月、私は金沢市に泌尿器科・内科クリニックを開業しました。
いわゆる「落下傘開業」と呼ばれる地縁がない土地での開業は、医療業界ではリスクの高い選択とされています。
案の定、開業当初は1日1人しか患者さんが来ない日もあり、この先本当にやっていけるのかという不安に苛まれる日々を過ごしました。
しかし現在開業3年目にして、1日平均90人の患者さんに来院いただけるようになりました。
スタッフを増やし、診療体制を整えながら、日々奮闘しています。
今回の記事は、どのようにしてこの状況を作り上げたのか、開業医としての試行錯誤、現場のリアル、そして経営視点からの工夫を赤裸々に綴っていきます。
医師に限らず開業や事業を立ち上げようとされている方、また事業を立ち上げて間もない方にとって、何かしらの気付きや参考になれば幸いです。
1. 落下傘開業という選択:不安と覚悟
金沢市は私の地元ではありましたが、実際に金沢市内では勤務歴がなく患者さんを連れてこれない状況で開業しました。

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