- 投稿日:2025/06/06
- 更新日:2025/11/05
📱 iPhoneの「マークアップ」機能とは?
iPhoneの標準写真アプリには、スクリーンショットや写真に注釈を入れられる「マークアップ」という便利な機能があります。
例:下記画像のチャコの年齢をマーカーで隠しています。

画面メモにマーカーで印をつける手書きで文字やイラストを追加する見せたくない部分を黒く塗りつぶす
このような使い方が一般的ですが、実はやり方を間違えると情報が透けて見えるリスクがあるのです。
💡 明るさを調整すると、隠したはずの文字が見える!?
一見、完全に隠れているように見えるマークアップの塗りつぶしですが…
iPhoneに標準搭載されている画像調整機能を使うだけで、隠していた文字がはっきり見えてしまう場合があります。
実際に「年齢」を黒塗りで隠した画像を加工したところ、「37歳」という文字が完全に読み取れる状態になってしまいました。
もしこれが氏名、住所、クレジットカード番号だったとしたら…と考えると非常に危険です。
🔍 なぜ透けるのか?原因は「マーカーの透過性」
マークアップ機能のマーカーは、初期設定では完全な黒ではなく、少し透ける仕様になっています。
そのため、塗りつぶしても肉眼では隠れて見えていても、画像編集で明るさやコントラストを調整すると、中の情報が見えてしまうのです。

✅ 安全に隠す方法と注意点
方法①:図形の「四角形」で塗りつぶす
👇マークアップ内の「+」ボタンから「シェイプを追加」を選択
👇「四角形」を選び
👇色を「黒」に設定
(※下記画像をご参考ください)
これなら、画像編集しても下の情報が透けて見えることはありません。


👇同じように設定を調整しても下の文字が透けません

方法②:そもそも画像を共有しない
もっとも確実な対策は、「見せたくない情報を含む画像は、誰にも送らない・公開しない」ことです。
送信や投稿をする前に、
「本当にこの画像を共有する必要があるのか?」
と一度立ち止まって考える習慣を持つことが大切です。
🛡 まとめ:黒塗り=安全ではありません!
マークアップのマーカーは完全に情報を隠せるわけではない個人情報を守るには、四角形での塗りつぶしが効果的不要な共有は避けるのが一番安全
「黒く塗ったから大丈夫」と思っていた方は、今日からぜひ注意してみてください。
大切な情報を守るためにも、慎重な取り扱いを心がけましょう。