- 投稿日:2025/06/15
- 更新日:2025/09/29

歯列矯正をはじめるきっかけ
歯列矯正をはじめる理由は、抜歯からでした
もともと歯のメンテナンスには気をつかっていて、3ヶ月に1回は歯科医院で定期検診を受け、歯磨きも丁寧にしていたつもりでした
それなのにまさかの歯周病で抜歯と言われてしまいかなりのショックでしたそのとき通っていた歯科医院では「抜歯後はインプラントかブリッジですね」と提案されました
私の場合は奥歯を抜歯することになり、その隣に親知らずが残っている状態でした
抜歯をする前にセカンドオピニオンとして別のクリニックを受診したところ、「親知らずを動かしてスペースを埋めることもできる」かもしれないという提案を受けました
生涯コストを考えた結論
インプラントかブリッジ、という二択に加えて、「矯正」という新たな選択肢が加わり、
私はこれからの人生を見据えて、どの選択が一番良いかをじっくり考えました
見た目の歯並びはそれほど悪くなかったのですが、実は上下の噛み合わせが悪く、奥歯3本だけで噛んでいる状態でした
このまま偏った噛み方を続けると、今噛めているその歯にも大きな負担がかかり、いずれはその歯も抜かなければならなくなる可能性がある、とのことでした
当初はインプラントを考えていたのですが、1本あたり相場で約40万円。
もしこの先、3本以上の歯を失ったら120万円以上の費用がかかるかもしれないと想像したとき、
「今のうちに矯正をして噛み合わせを根本から治したほうが、長い目で見て得なのでは」という考えに変わりました
矯正歯科医院を探す
矯正治療を始めるにあたり、まずどこの矯正歯科に行くかを考える必要がありました
近隣にもたくさんの医院があり、選ぶのは本当に悩みました
もともと通っていた歯科医院では、
「親知らずをすべて抜いてからでないと矯正はできない」と言われたのですが、私はなるべく歯を抜きたくなかったので、別の選択肢を探そうと思ったのです
まずはAIに相談してみたり、職場の人や知り合いに聞いてみたりしました
実際に矯正を経験した方からの口コミが一番信頼できると思い、
思い切って周囲に話して情報を集めました
その中で、予約が取れた8つのクリニックに実際に足を運んで、相談しました
行ってみると、医院によって治療方針が本当にさまざまで驚きました
「顎を削る治療」や「上顎に装置をつけて、自分でネジを回す」など、
思いもよらない提案もあり、とても参考になりました…
ワイヤー矯正 or インビザライン どちらを選ぶ?
矯正治療を始めるにあたって、多くの人が迷うのが「ワイヤー矯正かインビザラインか」という選択です
現在では、この2つが主な矯正方法となっています。
**インビザライン(マウスピース矯正)**は、透明で目立ちにくく、
食事のときには取り外しができるため、ご飯も食べやすく、歯磨きもしやすいというメリットがあります。
ですが、私はワイヤー矯正を選びました。
その理由は主に3つあります。
まず1つ目は、治療期間が短くなる可能性があること 装着時間が長いからのようです
2つ目は、私の場合、親知らずを含めて隣の歯を大きく動かす必要があり、その点でワイヤーのほうが適していると感じたこと
そして3つ目は、費用が比較的安かったことです
もし見た目だけで選ぶとしたら、きっとインビザラインにしていたと思います
最終的には、YouTubeで体験談や比較動画を見ながら、自分に合った方を選びました
ワイヤー矯正に決めたけど・・・
ワイヤー矯正にはさらに2種類あり、**歯の表側に装置をつける「表側矯正」**と**裏側に装置をつける「裏側矯正」**とがあります
当初私は、下の歯は表側、上の歯は裏側で矯正しようと考えていました(これをハーフリンガルといいます)
理由はやはり「見た目」です 上の歯は人から見えることが多いと思い、できるだけ目立たないようにしたかったのです
でも、ふと「実際に自分の口元はどう見えているんだろう?」と思い、動画で自分の口元を撮影してみました
すると意外なことに、笑ったときや話しているときも上の歯がほとんど見えていなかったんです
そのことに気づき、「だったら上下ともに表側(外側)でも良いかも」と思い直し、
結果的に上下ともに表側矯正を選びました
終わりに
私は、最終的に上下ともに表側(外側)矯正を選びました
この選択は、あくまで自分自身の生活スタイルや考えに合った方法を選んだ結果です
矯正を検討されている方も、ぜひご自身のライフスタイルや優先したいことに合わせて、納得できる治療法を選ばれると良いと思います
私自身も、まるで大きな買い物をするかのように、何度も迷って悩みました
治療には3年かかると言われており、決して短い道のりではありません
顎を削る、上顎に大きな器具をつける、といった選択肢もありましたが、
それらは私には痛みや不安が大きく、命にかかわるわけでもないため、選ばないことにしました
近年では、中高年以降でも歯列矯正を始める人が増えているといいます
実際、矯正中の生活には不便なこともありますが、
「きっとこの先、良い未来が待っている」と信じて前向きに過ごしています
この記事が、歯列矯正を考えている方の少しでも参考になればうれしいです