- 投稿日:2025/06/17
- 更新日:2025/10/01

こんにちは✨
介護職16年以上、現在介護課長をしてる虎千代といいます。
これまで延べ1,000人以上の利用者・ご家族を支援してきました。
介護や施設選びで「知らないことで損する人」を減らしたい!
今回は、後悔しない施設選びのポイントをまとめました!
こんな人に読んでほしい
・親の介護が必要になり、「そろそろ施設を考えようか」と悩んでいる人
・特養?老健?グループホーム?違いがわからない人
・金額や評判だけで施設を決めて、あとから後悔したくない人
結論:施設選びは「条件」より「目的」から逆算するのが鉄則!
施設選びでよくある失敗が、
・空いてるから、とりあえず入れた→相性が合わず、本人がふさぎ込んだ
・家から近いから→面会には便利だけど、認知症ケアが不十分で悪化
・費用が安いから→医療体制が足りず、入院を繰り返すことに…
つまり、“条件ベース”で選ぶと、あとから「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースが多いんです。
じゃあどうすればいい?
大切なのは、
「親が家族がどんなふうに最期まで生きてほしいか?」
という“目的”から逆算する視点。
・リハビリして元気に在宅復帰してほしい → 老健が向いてる
・認知症が進行してきたけど穏やかに暮らしてほしい → グループホーム
・医療が必要になってきたけど住み慣れた地域で看取りたい → 介護付き有料
施設選びは、「条件の優先順位」じゃなくて
👉「本人の希望や状態にぴったり合った場所か?」を基準に選ぶことが大切です!
STEP1|施設の種類と役割をざっくり把握しよう
「目的から逆算するのが大事」とは言っても、
高齢者施設にはさまざまな種類があり、
「対象となる人」や「目的・役割」が異なります。
まずは、代表的な高齢者施設の種類と、特徴や役割をざっくり整理してみました。
📌以下の図で、各施設の特徴を比較してみてください。
STEP2|「本人の状態・目的」から合う施設を選ぶ
施設の種類がわかったら、次に大事なのは
「その人にとって、どの施設が一番合っているのか?」を見極めること。
選ぶべき施設は、
✅本人の体の状態(介護度・認知症・医療ニーズ)
✅家族としての希望(看取り・リハビリ・費用)
この“2つの軸”を整理することで見えてきます。
まだ元気で一人暮らしが心配 → サ高住・住宅型有料
退院後のリハビリが必要 → 老健
認知症が進行していて目が離せない → グループホーム
家では看取りが難しい → 特養 or 介護付き有料
🔍大事なのは、「何を目的に施設に入るか?」を明確にすることです。
STEP3|見学でチェックすべき6つのポイント
施設の種類や、ご本人に合ったタイプが見えてきたら、
次に大切なのは、実際に施設を見学して、自分の目で確かめることです。
パンフレットやホームページの情報だけでは、
職員の対応や入居者の様子、施設の雰囲気までは分かりません。
ここでは、見学時に必ず確認しておきたい
「チェックすべき6つのポイント」を紹介します。
✅こんな失敗に注意!
「施設に入れたら安心」と思ったら、認知症が悪化して合わなかった
急な入院や看取りに対応できない施設だった
面会制限が厳しくて、家族の関わりが薄れた
👉どんなにいい施設でも、「本人と施設の相性」が何より大事。
まとめ:施設選びは「比較」より「対話」
「この人らしく最期まで生きてもらうには?」から逆算しよう。
最後に:知って備えることが、家族を守る力になる
高齢者施設の選び方は、
情報を知っているかどうかで「安心」と「後悔」の差が生まれます。
✅ 目的に合った施設を選ぶこと
✅ 実際に見学して、自分の目で確かめること
✅ 納得して、家族みんなが笑顔で決められること
これらは、お金の損得以上に「心のゆとり」を生み出してくれます。
いざというときに慌てないためにも、
今のうちから「情報を持っている人」になっておきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が、あなたとご家族の安心につながれば嬉しいです。
気になることがあれば、気軽にコメントで聞いてくださいね🕊️