人が、動き出す瞬間：“やりたいこと迷子”からの脱出

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要約

「やりたいことが分からない」状態は、何もないのではなく、まだ動いていないだけ。小さな行動をきっかけに、「これかも」と思える“かけら”が見えてくる。やりたいことは探すものではなく、“動きながら拾う”もの。ピンとこなくてもいい。まず一歩を踏み出せば、そこから始まります。

1.はじめに

「やりたいことがないんです」──そう口にする人を、これまでに何人も見てきました。そして、私自身もかつて、そうやって立ち止まっていたひとりです。

何か始めたくても、目指すものが明確じゃない。周りはやりたいことに向かって走っているように見えるのに、自分だけ止まっているような気がする。「これだ」と思えるものがないまま、何もしない時間だけが過ぎていく──

そんな状態は、焦る気持ちはあるのに、どこにも足を出せない。いわば“やりたいこと迷子”のようなものです。

でも、ひとつだけハッキリと言えることがあります。

「やりたいことがない」は、“行動できない理由”にはならない。

むしろ、“やりたいことがない人”ほど、動き出したときに一気に世界が広がる可能性を秘めているのです。

今回は、「やりたいことがわからない」と感じている人が、自分に合った第一歩を踏み出すための視点と方法をお届けします。

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