- 投稿日:2025/06/15
- 更新日:2025/10/08

はじめに
こんにちは。名古屋市守山区で自宅整体サロンを運営している理学療法士のきむです。
最近、リベシティでよく耳にする「稼ぐ力」、本当に奥が深いテーマだなと感じています。毎日、ワクワクしながら、学長ライブを聞いています。
僕も毎日、お金をいただいて人と向き合う仕事をしている中で、
ずっと考え続けてきたことがあります。
それは──
「価値って、どうやって伝わるんだろう?」という問い。
今日は、そんな気づきをシェアさせてください。
📘この記事はこんな方に向いています
✅ お客様は来るようになったけれど、売り込みに疲れてきた方
✅ 一人ひとりと丁寧に向き合い、感謝されながら仕事をしたい方
✅ テクニックよりも、「信頼で選ばれる」働き方に興味がある方
✅ リピートや紹介が自然に生まれる仕組みを作りたい方
✅ 価格ではなく、「この人に会いたい」と言われたい方
❌この記事は、こんな方には向いていません
☑ まだ集客が安定しておらず、まず1人でも来てほしいと感じている方
☑ 売上や成約率を上げるための即効性のあるノウハウを探している方
☑ 「売る力」「クロージング技術」などに関心がある段階の方
☑ 価値観や信頼よりも、まず“数”をこなしたいと思っている方
同じサービスでも、「100万円払いたい人」と「1円も払いたくない人」がいる
整体の現場で、実際にこんなことがありました。
✅「この整体に出会えて本当によかった。100万円でも安いです」と言ってくださった方
✅「そんな金額、払えるわけない」と言われたこともあります
でも実は、両者に提供した施術内容は、まったく同じなんです。
提供しているのは、こんな流れです
🔹まず、丁寧なカウンセリングで「生活背景・価値観・体の悩み」を整理
🔹その上で、姿勢や動作などの評価を行い、問題の本質を見立て
🔹状態に合わせて徒手療法と運動療法を組み合わせたアプローチ
🔹最後は、継続につながるセルフケアの提案と指導を行う
たとえば、最初に挙げた方は──
「腰の手術を受けるかどうか」で悩んでいた方でした。
手術を決断する前に、「念のため整体にも行ってみよう」と来てくださって。
数回のカウンセリング・評価・施術を通じて、みるみるうちに症状が改善。
最終的には手術をせずに、日常生活を送れるまでに回復されました。
そのとき、こう言ってくださったんです。
「ここの整体に出会えて本当によかった。100万円でも安いです」
でも同じ施術をしても、別の方には
「高すぎる。そんなの払えません」
と言われることもあります。
この違いを通して、僕は強く実感しました。
価値は、“何をしたか”ではなく、“誰に、どう届いたか”で決まる。
稼ぐ力って、“届ける力”のことかもしれない
何かを売ろうとするとき、
つい「どうやって売るか」「いくらで売るか」に意識が向きがちです。
実際、整体業界でもよく出てくるのが、
よくある「売るための仕組み」たち
・「◯回通えば治ります」とテンプレートのように案内する
・初回の最後に「今日申し込むと◯円オフ!」とクロージングをかける
・即時効果を強調して「すごい!」と思わせ、次回予約につなげる
・「回数券でお得になりますよ」と割引前提で提案する
・松竹梅メニューで“真ん中が選ばれる心理”を狙う
・台割れ価格(例:10,000円→9,700円)で印象操作をする
・「骨盤の歪みですね!」など、初回で断定的な説明をする
・権威づけとして「◯◯メソッド」「協会認定◯◯」を多用する
・LINE登録特典を乱発するが、その後のフォローが薄い
・施術よりもセールストークの時間が長くなりがち
・技術よりも“感動体験演出”に重きを置く(大げさな変化)
・自費=高価格と考え、「保険と違うから高い」と構えてしまう
などの買ってもらうための設計です。
これらは確かに「売上」をつくるためには有効な手段だと思います。
でも、ふと立ち止まって考えたんです。
「これは“届ける”ための仕組みなのか?
それとも“売る”ための仕組みなのか?」
テクニックを否定したいわけではありません。
実際、僕自身も開業当初はこれに必死でした。
でも、今の僕が大切にしたいのは、
「選ばれる理由をつくること」ではなく、「感謝される意味を届けること」なんだと思っています。
✨ この人の未来に、どんなふうに貢献できるか?
✨ その想いは、ちゃんと伝わっているか?
これを深く考えて、ていねいに届けている人こそ、いわゆる「売らずに売れている人」なんじゃないかと思うんです。
結局、こういうことかもしれない
「売る力」より「届ける力」
「話術」より「信頼」
「値下げ」より「共感」
「これ欲しかったんです」と言われる人は、
ちゃんと相手に届いている人だと思います。
おわりに
稼ぐ力って、派手なスキルやテクニックではなく、
人と信頼でつながる力の積み重ねなのかもしれません。
整体という現場で学んできたことですが、
これはきっと、どんな働き方にも共通する力だと思っています。
もし今、皆さんが「どう売ればいいんだろう」と感じているなら──
「どう届ければ、喜ばれるだろう?」という問いに変えてみると、
新しい景色が見えてくるかもしれません。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
稼げや祭り、一緒に頑張りましょう!