- 投稿日:2025/06/18
- 更新日:2025/09/29

🏕️キャンプめしTシャツができるまで
〜衣類制作の共通フローを、実例とともにご紹介〜
🏁はじめに
こんにちは!Tシャツ制作を行っている、かにくんです🦀
今回は《キャンプめしTシャツ》の制作舞台裏をご紹介します!
実はこの制作フロー、ほかのTシャツやバッグなどの衣類制作にも共通して使っている“定番の手順”なんです。
「オリジナルTシャツってどうやって作ってるの?」という方に、少しでも参考になればうれしいです😊
今回使用したのは、DTFプリンタとシェイカーが一体型になったマシンです。
・フィルムへの印刷
・接着パウダーの振りかけ
・熱乾燥
・フィルム巻き取り
この一連の工程を全自動で行ってくれるスグレモノで、作業効率もグッとアップしています!
✅STEP1:アイデアの共有
今回は、「キャンプめしTシャツを作ってほしい」というご依頼がきっかけでスタートしました。
具体的なイメージをヒアリングしながら、制作の方向性を一緒に整えていきました。
✅STEP2:Illustratorでのデザイン制作
Adobe Illustratorを使って、ロゴやイラストをデータ化していきます。
線幅は0.5mm以上に調整(DTFプリントでは細すぎると印刷が飛びやすいため)
背景は透過処理し、印刷に適した構成に最適化

✅STEP3:DTFプリントデータの出力
ここからは、一体型DTFプリンタによる工程に入ります!
🔻印刷中🔻是非、動画で見てください🔻
https://youtu.be/NDknXGiJMhY?si=QJhQUoMMPkgTIfQ8
🖨️ DTFプリントの主な流れ
1.フィルムにCMYKインクでデザインをプリント
2.同じ箇所に白インクを重ねてプリント3.プリント部分にホットメルトパウダー(接着剤)を振りかける
4.パウダー付きのフィルムを熱乾燥(約180℃)して接着準備完了!
🧠 ホットメルトパウダーと専用フィルムは、DTFプリントにおける必須素材です!
✅STEP4:転写準備と圧着作業
印刷・乾燥を終えたフィルムを、いよいよTシャツへ転写します。
フィルムのプリント面を下にして、Tシャツに配置
熱プレス機を使って、フィルムをしっかり圧着
🔥プレス条件(かにくん環境)
温度:150℃
時間:12秒ほど
使用機材:スチームなしの平面プレス機
※生地素材によって、プレス時間は微調整しています。
💡コールドピール方式(冷ましてからフィルムを剥がす)を採用することで、よりキレイに仕上がります✨
✅STEP5:完成!🎉
しっかり冷ましたあと、フィルムをゆっくり剥がすと――
世界にひとつだけの《キャンプめしTシャツ》が完成です!
印刷の発色も良く、細かいデザインまでしっかり再現されています。
「めっちゃかわいい!」と喜んでもらえた瞬間、こちらも嬉しくなりました😊
🧵このフローは他の衣類制作にも共通!
今回の制作フローは、私が日頃から手がけている
Tシャツ、ポロシャツ、トートバッグ、巾着袋などすべてに共通して使える基本の流れです。
👕共通の5ステップ
・アイデアの共有
・デザインの調整
・印刷データの準備
・プリント&熱転写
・仕上げと納品
この流れをしっかり踏むことで、1枚からでも高品質なオリジナルグッズを安定して制作することができます。
🧑🎓おわりに
「オリジナルTシャツって、こんな風に作られてるんや!」と知ってもらえたなら、とても嬉しいです😊
もし「こういうTシャツも作れる?」というご相談があれば、ぜひお気軽にメッセージください!
誰かのアイデアが、形になって、喜ばれる。そのプロセスを一緒に楽しめたら最高です✨