- 投稿日:2025/06/19
- 更新日:2025/09/29

はじめに
スマートリモコンってなに?
そもそも「スマートリモコン」って知ってますか?
皆さんの家にも、テレビやエアコンがあると思いますが、それらは、それぞれの電化製品の「専用」のリモコンで操作していると思います。
リモコンのボタンを押すと、リモコンの先から「赤外線」が出て、テレビの電源がONになったり、エアコンの設定温度が低くなったりできると思います。
その「赤外線」を、専用リモコンの代わりに、発してくれるのがスマートリモコンです。
「じゃあ、リモコンがひとつになっただけじゃないのか!」 と、思う人もいるかと思いますが、このリモコンは、リモコンが「スマート」なんです。
賢いんです。
リモコンのボタンが、「スマホ」にあり、スマホを押すと、Wi-Fiを介して、部屋の中に設置しておいた、機器(これがいわゆるスマートリモコン)から、赤外線を発して、テレビとかエアコンとか、すべての家電(赤外線リモコン付)に色んなことをさせられるのです。
(専用アプリをスマホに入れる必要があります)
どんなことができる?
スマホで電化製品を操作できる、ということは、どんなことができるようになるのでしょうか。
●スマホさえ手元にあれば、すべての家電を操作できる。
・リモコンを探さなくてもいい
・わざわざリモコンを取りに行く必要がない
●外出先から、家電を操作できる
●色んなセンサーと組み合わせて、家電を自動運転できる
・暑くなったらクーラーを自動でON
・家に近づいたら照明を自動でON
・朝、明るくなったら、テレビ自動でON
●スマートスピーカー(AlexaやGoogle Home)があれば、音声で、家電を操作ができる
ちなみに、だいたいのスマートリモコンには、温度、湿度、照度、のセンサーは、内蔵されています。
オプションで、開閉センサー、人感センサー、見守りカメラなどがあるものもあります。
おすすめスマートリモコン
私のおすすめのスマートリモコンは、
「SwitchBot」です。
この記事での詳しい説明は省略しますが、おすすめする理由は、
・操作がわかりやすい
・設定方法が簡単
・オプションのセンサー類が豊富
・デザインがスマート
https://www.switchbot.jp/products/switchbot-hub2
親(認知症)の見守りへの活用
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。認知症の母親を見守るための活用方法です。
エアコン操作で熱中症予防
これが、もっとも効果を発揮できる活用方法かと思います。
認知症に限らず、年を取ると誰しも、暑さ寒さを感じにくくなるらしいです。しかも、「勿体ない」といって、なかなかエアコンを使いません。
*自分の母親は、酷暑の夜、エアコンを使わずに、軽い熱中症になりました。
そこで、暑い日には、遠隔にいる私のスマホで、母の部屋の室温を確認し、エアコンをON。
それでも十分なのですが、先に書いた通り、スマートリモコンは、温度センサーと連携できます。
私がエアコンを操作しなくても、あらかじめ「室温が28℃を越えたらクーラーON」と設定しておけば、常に室温の管理ができます。
余談です、
●自動でONにしても、自分ですぐに消す
⇒消されても、また、自動で付きますw
●エアコンが勝手にONして、壊れた、という
⇒ただそこは、認知症、その場を適当にしのげば、翌日には忘れてますし、ITリテラシーの低さを利用して、「最近の家電はAIで賢い」で解決
深夜のテレビ・照明の消し忘れ防止
こんな負の連鎖が起こっていました。
寝る時に、ベットでテレビを見ていて、テレビと照明を消し忘れて寝る
⇒部屋が明るいために、熟睡できず
⇒翌日、眠たくて、昼寝をする
⇒昼寝から起きたときに、翌朝と勘違い
⇒夕方に「朝食」を食べ始める
⇒朝飲むべき薬を飲んでしまう
信じられないような、負の連鎖がおこってました。
そこで、スマートリモコンで、夜、照度の値が高ければ、テレビと照明を自動でOFF設定。
これで、ある程度は睡眠不足がましになりました。
ただ、「テレビを消す」には少しテクニックが必要でした。
皆さんの家のテレビのリモコンも、そうだと思うのですが、テレビのON/OFFのボタンは共通なのです。
どういうことかと言うと、
テレビONの時 ボタンを押すと消える
テレビOFFの時 ボタンを押すと付いてしまう
遠隔にいる私なり、スマートリモコンには、テレビの今の状態がわからないのです。
間違って、テレビが消えている時に、ボタンを押すとONしてしまうのです。
そこでの解決策が、「タイマー機能」です。
テレビには、だいたいタイマー機能があります。電源ボタンを設定するのではなく、タイマー(30分)ボタンを設定するのです。すぐに消すことはできませんが30分後には消えます。万が一、テレビがOFF の時には、そのタイマーボタンが発動しても何も起こりませんので、テレビはONになりません。解決。
仏壇のロウソクと線香を自動化
毎朝と毎夕に、仏壇のロウソクと線香に火をつけますが、認知症の母親には、火を使わせたくありません。かといって、ロウソクと線香をやめさせるのもどうかと。
そこで思い切って、電池式のロウソクと線香を購入しました。
最初は、抵抗されましたが、そのうちに「本物っぽくてイイね」と納得してくれました。
電池式の中でも、「リモコン付き」を購入。リモコン付きであれば、スマートリモコンで、操作ができます。
「何時に付けて何時に消す」ができ、母親も最後には、「これ便利ーー」と気に入ってれました。

夜中のトイレ時に照明ON
夜中に何回もトイレに行きますが、ここでも「勿体ない」と言って、部屋や廊下の照明をつけません。
寝ぼけて転倒したら、大変なことです。
そこで、人感センサー(別売)とスマートリモコンを連携させました。
夜中の時間帯に、照度が低く、人感センサーが反応したら、照明ONです。
これに関しては、100均の、センサー付きライトでも代用できます。すぐに電池交換が必要ですが。
最後に
以上、私が認知症の母親を見守るための、スマートリモコン活用方法でした。
介護は大変です。特に認知症の介護は。頼れるものは、人でも機器でも頼らないと介護者が先に倒れてしまいます。少しでもお役に立てれば何よりです。
今回は、スマートリモコンのみの記事でしたが、
見守りカメラ活用
開閉センサーでの徘徊防止
GPSセンサーでの見守り
などの機器の活用術や、
徘徊防止のために母親に家で熱中させたもの
なんかについても、今後、時間があれば記事にできればと思います
ありがとうございました。