- 投稿日:2025/06/20
- 更新日:2025/07/25

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要約
健診でよく見かける病変・所見を放射線診断医の視点でゆるっと解説。今回は「腎のう胞」。CTやMRIでどんな見え方?気をつけるポイントは?
健診で「小さな影があります」って言われたけど…
実際どれのこと? 全部白黒でよくわからん!!
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
初学のとき、正直私もそうでした(笑)
画像で見るとどう見えるのか?どんなときに気をつけたらいいのか?
放射線診断医の視点でゆるっと解説していけたらと思います。
「腎臓に“水の袋”? CTでよく見る腎のう胞のお話」
今回は健診でよく見かける「腎嚢胞(じんのうほう)」について、紹介していきたいと思います。
「腎嚢胞」って何もの?
腎嚢胞は、腎臓にできる“水の袋”です。
体の中で、血液をろ過する大切な臓器・腎臓。その中に、ぽこっと袋状の空間ができることがあります。中身はほとんど水。だから基本的には無害です。
実際、40歳を過ぎるとかなりの人に見つかる、ごく一般的な所見です。
「加齢に伴う変化のひとつ」と思ってOKな場合がほとんどです。
CTやMRIで見るとどう映る?
CTでは:
黒くて、まん丸に近い形。境界はくっきり。中に何も映らない=“真っ黒”。

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