- 投稿日:2025/06/27

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睡眠の質が悪いとコレステロールが上がるって本当?|現役医師が医学的に解説
「睡眠とコレステロール?関係あるの?」と思われるかもしれませんが、実は最近の研究で睡眠の質や睡眠時間が脂質異常と深く関わっていることが明らかになってきました。
今回は、睡眠とLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪との関係について、医学的エビデンスをもとに解説します。
1. 睡眠時間が短いとLDLが上がる?
▶ 米国NHANES研究(2020年)より睡眠が5時間未満の成人は、LDLコレステロールが有意に高くなる傾向
睡眠不足群では、中性脂肪や空腹時血糖も高値傾向
▶ メカニズムの背景睡眠不足 → 交感神経活性の上昇 → コルチゾール分泌増加
肝臓での脂質合成が促進 → LDLや中性脂肪が上昇
2. 睡眠の“質”もカギになる
時間だけでなく、“途中で何度も目が覚める”“夢ばかり見て浅い睡眠”といった睡眠の質の低下もリスク
特に睡眠時無呼吸症候群(OSA)がある人は、脂質異常症の有病率が高いとされています

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