- 投稿日:2025/07/06

何も持たない私、りな
「稼げや祭り!」なんて景気のいい言葉とは正反対の人生だった。 私はりな。平凡なアラフォー主婦。 パソコンスキルもゼロ、特技も資格もない。 毎日、家事と育児に追われて、何者にもなれずに歳だけを重ねてきた。
そんな私が唯一続けていたのが、タイピングの練習。 IT音痴な私でも、「文字を打つだけなら…」と始めたのがきっかけだった。 毎日カタカタとキーボードを打ち、少しずつスピードは上がってきたけれど、 それが一体何になるのか、自分でもよくわからなかった。
隣には、同じメンター“仮面男”に師事する若い女性がいた。 彼女は吸収が早く、目を見張るスピードで課題をこなし、 メンターからもよく褒められていた。
その姿を見るたび、心がざわつく。 「どうしてあの子ばかり…」 私はまだ何も成果を出せていない。 タイピングしかしていない私なんて、誰にも必要とされないんじゃないか。 自信なんて、あるはずもなかった。

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