- 投稿日:2025/07/15
- 更新日:2025/09/29

在宅ワークや副業への関心が高まる中、インターネットやSNSを通じて「簡単に稼げる!」と誘う“タスク副業詐欺”が急増しています。
この記事では、タスク副業詐欺の手口や被害の実態、だまされないための対策について詳しく解説します。
タスク副業詐欺とは?
「タスク副業詐欺」とは、一見すると簡単な作業(タスク)をこなすだけで報酬が得られるように見せかけ、その作業を進める過程で手数料や保証金といった名目でお金を騙し取る詐欺のことです。
よくある誘い文句:
「1日5分で1万円稼げる」
「スマホでタスクをこなすだけの簡単な副業」
「初期費用なしで始められます(※実際は途中で請求される)」
詐欺の典型的な流れ
・SNSや求人サイト、DMで勧誘される → 公式っぽい画面や実績画像で信用させる。
・チャットアプリへ誘導される → LINE、Telegram、WhatsAppなどに移動させられ、個別に指示される。
・タスクを実行するが、徐々に課金が必要になる → 「有料タスクに移行しないと報酬が出せません」と言われ、支払いを要求される。
・入金しても報酬が得られない → 「さらに次のタスクが必要」と引き伸ばされ、最終的に音信不通に。
被害事例
・30代女性(会社員):「毎日1万円稼げると誘われ、5万円の入金を要求され支払ったが、その後連絡が取れなくなった」
・大学生男性:「報酬があると信じて、数十万円を複数回振り込んでしまった」
被害者は若年層から主婦、高齢者まで幅広く、「副業」「在宅ワーク」「スマホで簡単」などのキーワードが被害の入口になっています。
タスク副業詐欺に遭わないための対策
✅ 副業案件は必ず企業名や連絡先を確認
登録企業が実在するか、国税庁・法人登記・会社HPなどで確認しましょう。
✅「初期費用不要」は要注意
無料で始められると言いつつ、途中で課金されるのが典型的な手口。
✅ LINEやSNSのみで完結する仕事は疑う
企業がメールや電話での問い合わせを受け付けていないのは不自然です。
✅ 感情に訴える文言に流されない
「あなたに特別オファー」「今だけ報酬倍増」などは冷静に対処を。
✅ 口コミ・評判・詐欺報告を検索
「サービス名+詐欺」「社名+悪評」などで検索し、被害報告がないか確認を。
もし被害に遭ってしまったら
・すぐに警察や消費生活センターへ相談
・お金を振り込んだ場合は、銀行にも連絡して振込先の口座を凍結依頼
・証拠となる画面・やりとりは必ず保存
【まとめ】
タスク副業詐欺は、非常に巧妙で一見すると正当な副業案件のように見せかけてきます。
「簡単に稼げる」という言葉には裏があることを理解し、正しい知識と判断力を持って副業に取り組むことが大切です。