- 投稿日:2025/07/26
- 更新日:2025/07/31

幼少期〜小学校:診断に至るまで
「なんで自分ばかり怒られるんや」
小学校に入ってしばらくして、息子がこう言いながら泣いて帰ってきた日のことを今でもよく覚えています。
保育園の頃から、彼には少し“独特”なところがありました。
興味のあることが見つかると一直線。まわりが見えなくなり車が走るロータリーに飛び出すなど、ヒヤヒヤする場面も多くありましたが、上2人が女の子だったこともあり、「まあ男の子はこんなものかな。元気な証拠なんだろうな」と軽く思っていました。
しかし、小学校に入ると、集団生活の中での他の子との「違い」が明確になってきました。字がマスからはみ出て収まらない、ページを飛ばして書く、忘れ物が多い、お友達とのトラブルも絶えない。
少しずつ、違和感を感じ始めました。
中でも強く印象に残っているのは、ある参観日のこと。
皆が姿勢を正して本を読んでいる中、息子はというと、椅子を前後にガッタンガッタンと揺らしながら、本の上に鉛筆を置いてそれを転がしつつ読んでいました。はたから見れば、ただの態度の悪い子。後にそれが彼なりの「集中の仕方」だったと分かるのですが、もちろん受け入れられることはありませんでした。

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