- 投稿日:2025/07/17
- 更新日:2025/09/13

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要約
療育手帳制度の見直しが進んでいると知りました。我が子も使っている手帳ですが、地域差による判定の違いが課題に。精神障害者保健福祉手帳への切り替えも視野に、今どんな議論がされているのかを整理しました。
① 2024年9月11日「療育手帳制度見直し」の概要
2024年9月11日、公表された こども家庭庁・社会保障審議会の資料では、「療育手帳制度の見直し」が本格的に動き出したことが示されました。
療育手帳は現在、法律上の制度ではなく、各自治体が独自に運用しているため、交付基準(IQ/適応能力)や対象範囲に自治体ごとの違いが存在しています。これが自治体間の格差や不公平感を生んでいる点が最大の課題です 。
他自治体への転居後に手帳が持てなくなることで支援が受けられなくなるなどの問題も起こっています。
そのため「判定基準の全国統一」「軽度・境界域を含む支援対象の整理」「関連制度との連携」「法的整備」が検討され、新たなアセスメントツール(ABIT‑CV)の開発と標準化が進められています 。
② 現在の検討進捗(2025年7月時点)
令和4年度に始まった調査研究を踏まえて、厚労省・こども家庭庁・社会保障審議会では、ABIT‑CVの妥当性評価や実地試験が進行中です。

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