- 投稿日:2025/07/19
- 更新日:2025/10/15
◆ はじめに:なぜこの2つを比較するのか?
多くの投資家にとって、資産形成の王道である「長期・積立・分散」の対象として、S&P500連動型の投資信託は定番の存在です。
圧倒的な米国企業の成長力に連動するインデックスで、NISAを中心に大人気です。
しかし、2025年には新たに「楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(資産成長型)」、いわゆる“非分配型の楽天SCHD”が登場しました。
これは単なる高配当ファンドではなく、分配金を出さずに自動で再投資し、長期的な資産成長を狙う設計。
S&P500もSCHDも米国株式の指数です。S&P500との比較が、これまで以上に重要になってきました。
この記事では、「それぞれのファンドの特徴」「投資目的に応じた選び方」を解説します!
◆ そもそもS&P500って?
S&P500は、アメリカを代表する大企業500社の株価指数。
Apple、Microsoft、Google(Alphabet)、Amazonなど、世界をリードする企業が含まれています。
◇特徴
・ 米国経済の成長にダイレクトに乗れる
・ セクターも広く分散されており、リスク分散に優れる
・ 配当は少なめだが、値上がり益(キャピタルゲイン)を重視
◇主な連動投信
・ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・ 楽天・S&P500インデックス・ファンド
・ SBI・V・S&P500インデックス
◆ 楽天SCHD(資産成長型)ってどんなファンド?
SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)は、高配当かつ財務健全な米国企業に投資するETF。
楽天SCHD(資産成長型)は、このETFを投資対象にしつつ、配当を出さずに自動で再投資するファンドです。
◇特徴
・ 配当金は一切分配せず、内部で再投資(複利重視)
・ SCHDの選定基準により、企業の配当の安定性・成長性が高い
・ 景気後退時に強いセクター(公益・消費財・金融など)を多く含む
※ 従来の楽天SCHD(四半期型)との違いは「分配を出さないこと」。
つまり、S&P500のような非分配型×高配当株戦略という新しい選択肢になっています。
◆ 徹底比較:楽天SCHD(資産成長型) vs S&P500
※ S&P500は「攻め」、楽天SCHD資産成長型は「堅実な育成型」のイメージ。
◆ あなたはどっちを選ぶ?選び方のポイント
◇ S&P500がおすすめな人
・ 米国全体の成長力を信じている
・ 値上がり益を重視し、配当は不要
・ テック企業を含めた幅広い分散投資をしたい
・ とにかく低コスト・高リターン志向
◇ 楽天SCHD(資産成長型)がおすすめな人
・ 安定した企業の配当成長を重視したい
・ 高配当株投資はしたいけど、個別株は難しい
・ 暴落に強い堅実な運用をしたい
・ 再投資で配当成長を享受しながら、効率よく資産を育てたい
◆ 結論:目的に合わせて使い分けよう
どちらが“正解”ということではなく、投資の目的や価値観によって選ぶべきファンドは異なります。
・ 資産を爆発的に増やしたい人はS&P500
・ じっくり堅実に育てて、将来は配当生活も見据えたい人は楽天SCHD(資産成長型)
あるいは ─ 両方を組み合わせるのも大アリ!
成長と安定のバランスを取った「攻守ハイブリッド運用」もおすすめです。
◆ さいごに
2025年の資産形成時代は、非分配型×高配当株ファンドという新たな選択肢が登場し、ますます戦略の幅が広がっています。
ぜひ自分の未来とライフプランに合った投資スタイルを見つけてくださいね!
◎楽天SCHDの「四半期決算型」と「資産成長型」それぞれの詳細や違いについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください!>>比較!従来の楽天SCHDと新型「楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(資産成長型)」の違いは?