- 投稿日:2025/08/02
- 更新日:2025/10/02

朝、少しだけ静かな時間を
湯が沸く音。
茶筅の音。
朝からすーっと溶けていく、静かな時間。
お手前の所作って、ただの“動作”じゃない。そこにはある種の“祈り”が込められていた気がするのです。
人生ではじめて「お抹茶を点てる」体験をしました
先日、オフ会で抹茶を点てる体験会に参加しました。
元々、お茶にはずっと興味はあったのですが、何せ敷居が高いという思いが強く、踏み出せずにいました。
ちょうど、リベ友さんが茶道経験者で、是非オフ会を!とお願いして、実現しました🫶🏻
持ち物は、お気に入りの茶碗(ご飯茶碗でも大丈夫!)だけ。
他のお道具は開催して下さった方が、用意してくれました。
先ずは軽く、お作法を教えて頂き。
お抹茶の点て方を実際目の前で拝見👀
そして、早速実践🐾
茶筅を手に取り、自分の器に、心を込めて泡立てていく——
たったそれだけの動作なのに、なんともいえない心地よさがありました。
ふと気づいたんです。
あ、これって、私が日々行っている“瞑想”ととても似ているなって。
呼吸に合わせて、泡をたてるリズム
周囲の静けさに意識が溶け込んでいくような感覚。
心を今ここに置いて、ただ目の前の茶碗と向き合う。
“静かな空間”が、最高のBGM。
誰かが喋っていなくても、何も流れていなくても、心が整っていく。
まるで五感すべてで味わう“所作の瞑想”のようでした。
今回、私は自分のお気に入りの器を持参して点てました。
その器に、日常の自分の心ごと注ぐように——
それだけで「丁寧に向き合う時間」が生まれるんだなぁと実感。
そして教えていただいたのが、茶筅は一本一本、職人の手づくりで、世界にたったひとつしかないということ。
その事実に、胸がきゅっとなりました✨
私たちが普段、何気なく使っている“道具”にも、誰かの時間と技術が宿っていて、
それを手にする自分の「所作」も、自然と丁寧になる。
不思議と、背筋もスッと伸びていました😅
整えるつもりじゃなかったのに、自然と“整っていた”感覚。
日本の伝統文化って、ただの作法やルールじゃなくて、
「今ここ」に心をおくための、すごく静かな
『技術』
だったのかもしれません。
なんでも合理化して、効率化して、流してしまいがちな今だからこそ、
こういう一杯のお茶、一滴のお湯、一音の泡立ちに
「自分を取り戻す時間」が隠れているのだと思いました。
おまけ🌱
YouTubeで、お点前の動画、沢山出てますが、私が一番見入った動画が
『木村さ〜〜ん!』でした。
そうです、あのキムタクがはじめて、お茶の世界を体験する動画です。
沢山の『道』シリーズがあるのですが。
お茶の世界には、言葉を交わさなくても、相手に所作一つで、伝わる空間があったのです…。
剣道の経験をされて来た木村さんも、あまりの深いお茶の世界に、ゾクゾクする感覚…リアルに話されてます。
https://youtu.be/_17w5t--Njs?si=55d0Obj4I66bW63C
茶道会館に、行ってみたくなりました🐾