- 投稿日:2025/08/07

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要約
運動嫌いで引っ込み思案だった私が、仕事を通じて「苦手」と向き合い、空手の先生として人前に立つまでに成長した体験記。「苦手は人に任せる」だけではなく、一度飛び込んでみることで見える景色がある。苦手との向き合い方をリベのスタンスと違った角度で紹介する、体験談を交えたお話です。
1. はじめに 〜「苦手」は才能の入り口
私は今、空手教室で子どもたちや保護者の前に立ち、話す機会が多い立場にいます。ですが、子どもの頃の私は、運動が苦手で引っ込み思案。体育の成績は5段階で「2」か良くて「3」。足は遅く、運動会が大キライで、友達も少ない毎日でした。
そんな私が先生として人前に立って話すなど、当時の自分からは想像もつきませんでした。
あれから30年以上経ち、今では生徒や保護者との対話が楽しく、時に「コミュ力が高いですね」と言われることもあります。
今回は、そんな私がどうやって「苦手」と向き合い、コンプレックスを武器(稼ぐ力)へと変えてきたか、その体験と方法をお伝えします。
2. 運動コンプレックスと父への劣等感
私の父は「体操のお兄さん」として、子ども番組に13年間出演していました。番組を引退後も著作を多数リリースし、地元でも知られた存在でした。
一方の私は早生まれで小柄。足が遅く、運動が大の苦手。そんな父と比べられるたびに、劣等感が募りました。体育の時間は憂うつで、「運動=できない」と思い込むようになりました。小学校時代は友達ができず、楽しくおしゃべりをした記憶がほとんどありません。

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