- 投稿日:2025/08/13
- 更新日:2025/09/29

こんにちは。建築士で宅建士、不動産業にも携わっている なしぐま です。
前回の記事では【戸建ての魅力と注意点】について熱く語りましたが、今回はその対になる「マンション」について。
建築士目線・宅建士目線・そして現役マンション住まいのズボラ目線から、メリットとデメリットをまとめます。
「マンション派?戸建て派?」で迷っている方は、この記事を読めば判断のヒントが得られるはずです。
(※ところどころ主観多めなので、「ふーん」くらいの気持ちで読んでいただけると助かります)
前回の記事はこちらをごらんください
【戸建て派?マンション派?】建築士&宅建士の私が語る「戸建ての魅力と注意点」さっそく、次からマンションのメリット・デメリットについてお伝えします。
マンションのメリット
1. 立地が良いものが多い
駅チカ、都心、街の中心…つまり「生活の便利ゾーン」に立っていることが多いのがマンションの強み。
通勤・通学が楽、スーパーがすぐそこ、車なし生活も都心であれば可能。
特に大都会では、駅から徒歩10分以内で探すと、
現実的に購入できるような戸建てはほぼゼロ、
マンションが圧倒的に有利。
都心では車通勤が禁止の職場も多いので、公共交通機関メインなら立地の恩恵は絶大です。
2. 耐用年数が長い
戸建ては木造が多く、マンションは鉄筋コンクリート造が主流。
一般的に鉄筋コンクリート造の方が長持ちし、資産価値も維持しやすいと言われています。
もちろん木造でもメンテナンス次第で長く持たせられますが、
「中古市場での評価」という観点ではマンションが有利になることが多いです。
3. 眺望・採光・プライバシー
高層階なら周囲の建物を越えて遠くの景色を望めることも。
外から覗かれにくいのでプライバシーが確保されやすく、日当たりも良好。
私は以前、賃貸の1階に住んでいたのですが、人通りが多くて終日カーテン閉めっぱなし…。部屋は常に真っ暗でした。
その反動で今のマンション生活は「お日さま最高!」と感動の日々です。
(※ただしマンションが密集している場所では、高層階でもお向かいのマンション住人と「おはようございます(にこっ)」なんてことも)
マンションのデメリット
1. 管理費・修繕積立金が必要
マンションは管理費+修繕積立金で、地域によってもだいぶ違いますが、だいたい月2〜3万円。
「え、高っ!」
と思うかもしれませんが、戸建てだと自分で修繕用に積み立て&管理しないといけないので、実はそこまで損でもない…かもしれません。
ただし車を持つと駐車場代がさらにプラス。お財布が確実にスリム化します。
2. 部屋が狭い
戸建てに比べるとコンパクト設計。
最近の新築マンションでは、価格高騰の影響で50㎡台で3LDKなんて間取りも。家族構成によっては窮屈に感じるかもしれません。
ただ、ズボラな私は「掃除する範囲が減る=正義」だと思ってます。
(自分でも引くレベルでズボラ)
3. 騒音などの近隣トラブル
上下左右に人がいるので、音が伝わりやすいです。
私は上階の子どもの足音を
「今日も元気だな〜」
と微笑ましく思ってましたが、全員がそうとは限りません。
やっぱり日頃の挨拶や関係づくりが、一番の防音対策になるんですよね。
判断のヒント
最後に、マンションか戸建てかで迷っている方に、ざっくり判断軸を置いておきます。
通勤・通学の利便性を重視 → マンション有利
広さや庭、自由な間取り変更 → 戸建て有利
維持管理を任せたい → マンション向き
DIYや修繕を楽しみたい → 戸建て向き
まずは「自分や家族が大事にしたい条件」を書き出してみましょう。
これだけで答えがだいぶ見えてくると思いますよ。
おまけエピソード
妻とマイホームの話をしていたときのこと。
私「戸建てとマンション、それぞれのメリットはね…バサリ(膨大な資料を広げる)」
妻「そんなことより虫が来ない家にしてくれ」
私「えっ、またそこ!?」
――結局、何を重視するかは人それぞれです。
利便性なのか、広さなのか、虫ゼロ環境なのか。
結局、家選びは理屈だけじゃないという大事な学びを得ました(笑)
この記事が、あなたの後悔しないマイホーム選びのヒントになれば嬉しいです。