- 投稿日:2025/08/16
- 更新日:2025/09/29

慣れないパソコン作業中、突然エラーメッセージが表示され、「今すぐサポートに連絡してください」と促されることがあります。実はこの警告、本物ではなく詐欺の入り口かもしれません。
サポートを装った詐欺師の指示でウイルス対策アプリをダウンロードすると、そのアプリ自体が悪意あるプログラムで、銀行口座からお金を抜き取られる被害が多発しています。
詐欺の手口とは?
📱手口の流れ💻
偽エラーメッセージ表示
画面いっぱいに警告が出て、操作不能に見せかける「Microsoft公式」や「ウイルス検出」といったロゴを偽装
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サポート窓口に誘導
電話やチャットで「問題を解決します」と親切そうに対応不安を煽り「すぐに対策が必要」と急がせる
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偽アプリのインストール
「ウイルス除去ソフト」や「セキュリティツール」と称して配布実際は遠隔操作型トロイの木馬(RAT)やフィッシングツール
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銀行口座情報の窃取
インターネットバンキングにアクセス口座番号、パスワード、ワンタイムパスワードを盗む預金を即時送金
被害が拡大する原因
偽エラー画面が本物に酷似していて、一般利用者が見抜きにくい
サポート担当を装う詐欺師が冷静かつ親切に対応するため、信用してしまう
偽アプリが実在のウイルス対策ソフトに見えるデザインをしている
防止策
怪しい警告画面は操作せず閉じる
Ctrl+Alt+Del → タスクマネージャーでブラウザを強制終了
本物かどうかを公式サイトで確認
警告文や電話番号を検索し、詐欺情報かどうかをチェック
アプリは必ず公式ストアまたは公式サイトから
外部リンクやメール添付のファイルは絶対に開かない
二段階認証を設定し、口座連携を制限
被害があっても不正送金を防げる可能性が高まる
まとめ
偽ウイルス対策アプリ詐欺は「サポート詐欺」と「遠隔操作型マルウェア」が組み合わさった危険な手口
怪しい警告画面は即閉じる、公式情報を必ず確認する
「便利なアプリ」も、出所が不明なら即座に疑うことが最大の防御策