- 投稿日:2025/08/15
- 更新日:2025/12/27
UTAUとは、合成音声ソフトの一種。
始めに、「偶々この記事を読んでみたけれど、UTAUとはそもそも何ぞや?」という方も多くいらっしゃると思います。
ずばり、
UTAUとは、飴屋/菖蒲(あめや・あやめ)がフリーウェアとして配布している、Windows、macOS用歌声合成ソフトウェアである。
wikipedia
また、UTAU用の音声ライブラリもひっくるめてUTAUと言うこともありますね。有名どころだと、重音テトや足立レイ、唄音ウタ(デフォ子)などがいます!(テトはSVなどもありますが...)
要するに、VOCALOIDの亜種のようなものです。
メリット・デメリット
さて、前口上は終わりまして、ここからはUTAUの利点と欠点について説明致しましょう。
メリット
✅無料で誰でも気軽に使える!
✅好きなだけ歌声に拘ることが出来る!
✅自分の声で歌わせることが出来る!
順番に解説します。
「無料で誰でも気軽に使える」
VOCALOIDやSynthesizer V、CeVIO AIといった合成音声ソフトは、企業発なので当然、お金がかかります。勿論、それらを選ぶのも良い選択ですが、初めて合成音声を使うのなら、まずはお試しからしたいところ。
反面、UTAUは、個人が開発したフリーソフトであるため、そうした金銭的ハードルが低いのが特長です!
元々はWindows環境のソフトだったのですが、2011年5月27日にはMac OSX版である「UTAU-Synth」が公開され、どちらの環境でも利用可能となりました。
ただ、個人的にはOpenUtauの利用をつよ~く奨励します。
Windows、Mac OS、Linuxにて利用可能で、UTAU音源の他にもDiffsinger音源とENUNU音源のレンダリングが出来るオープンソースソフトウェアです。本当に使いやすく、愛用しています。正直、UTAUには戻れない。
「好きなだけ歌声に拘ることが出来る」
無料なので「どうせ低品質なんでしょ?」と思われるかもしれません。
否!!!! 全くもってそんなことはありません!!!!
ただ、Synthesizer VなどのAI歌唱ソフトウェアと比べれば、当然機械音声らしさはあります。音源の質もまちまちです。しかし、UTAUにはUTAUにしか出せない味があり、その気になればまるでプロの歌手が歌っているかのような表情を演出することが出来ます。正味、その辺のAI歌唱より遥かに自由度が高いです。
↓これらが良い例↓
【重音テト】 調声の限界に挑め! 唱 / Ado 【UTAU】 やすんたげ 氏
【UTAUカバー】熱異常 (狼音アロ) ミノル 氏
【健音テイ】IMAWANOKIWA【UTAUカバー】 クルバー 氏
【UTAUカバー】メズマライザー【重音テト/足立レイ】 yasai31 氏
とてもフリーソフトの品質とは思えません。
因みに調声とは、合成音声をより生き生きとしたものに「調整」する作業の用語です。
また、調声力の向上は、自分自身の歌唱力の上昇にも繋がります!
これは上手い歌い方が分かるようになるからです。調声がそのまま歌唱力に直結するわけではありませんが、上手な調声を真似すると、自然とそれらしく歌えるようになります。
「自分の声で歌わせることが出来る」
UTAUの最大の魅力といっても過言ではない、自作音源という選択肢。
ネット上で配布されている全ての音源が一般の方が公開されたものになります。
作るにはそれなりの手間と知識を要しますが、それでも、自分で作ることが出来るという希少性は、UTAUの大きな価値を占めるでしょう。
それも、品質をそこまで重視しないのであれば、
録音:1h~2h
設定:4h~ ほど(体感)と簡単です。
ネットでは原音設定師や録音指導をしてくれる方などもおられますし、私にもUTAU音源作成経験があるので、是非依頼してみては如何でしょうか。
貴方の声が歌姫になるやもしれません!
デメリット
❎本気でやるのなら手間も時間も労力もかかる
❎必要知識が多い
こちらも順番に解説します。
「本気でやるのなら手間も時間も労力もかかる」
当たり前と言えば当たり前なのですが、AIがそれっぽい70点程度を短時間で生成してくれるのに対し、こちらは殆どの作業を人間が行います。
有志の方が配布されている便利なプラグインを利用して時短はしますが、やはり直ぐに出来上がりとはいきません。
ですが、きちんと使いこなせるようになれば、簡単に90点を優に超えるものが作れるという良さもあります。AI生成だとプロンプトだけでは詳細に決めづらかったニュアンスが、自分好みに出来るのです。
「必要知識が多い」
こればかりはどうしようもない問題。軽く抑えるべき単語でも羅列すると、
resampler、wavtool、フラグ、連続音/単独音/CVVC、多/単音階、表情音源、原音設定、左/右ブランク、オーバーラップ、子音速度、ポルタメント、特殊発声、レンダリング etc...
初心者はこれだけで気圧されてしまうと思います。これら全てを始めから知る必要はありませんが、孰れ知ることになります。
フリーソフトなので、操作方法の説明等もなく、こうした知識的ハードルは高いといえるでしょう。
OpenUtauはすごいぞ!
こうした欠点をある程度補ってくれるのが、OpenUtau。
導入に際してPCにある程度造詣が深い必要がありますが、使い方の説明まで完備されている。流石、コミュニティの制作物というクオリティです。
GUIや操作性の質も格段と上がっており、正直、UTAU音源を使うならUTAUやUTAU-SynthよりもOpenUtauを選んだ方が確実に良いと思います。
最後に
如何でしたか?
UTAUにしかない魅力、素晴らしさが沢山あります。実は、UTAUは海外からも人気があり、海外産のUTAU音源やUTAUcoverも多数あります。
作曲に興味がある、ボカロが好き、という方は是非UTAU沼に足を踏み入れてほしいです☆
UTAUホームページ Windows対応
UTAU-Synthホームページ Mac OSX対応
OpenUtauホームページ Windows,Mac OS,Linux対応【推奨】
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今後、UTAU、OpenUtauの導入方法の記事を上げる予定。現在、Windows環境なのでUTAU-Synthのことはあまり分かりませんが、UTAUとは大分仕様が異なるようです。
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