- 投稿日:2025/08/16
- 更新日:2025/10/09
つまずかないための完全ガイド
こんにちは、🌸桜🌸です。
これまで障害基礎年金・障害厚生年金の内容を見てきましたが、制度を知っていても、申請や更新の方法がわからないと受け取れません。
今回は、申請から受給までの流れ、必要な書類、更新時の注意点を、順を追ってやさしく説明します。
1. 申請は「自分から」動くことが大前提
障害年金は、条件を満たしていても自動的には支給されません。
申請しない限り、受け取ることはできません。
まずは年金事務所や市区町村の窓口に相談し、自分が対象になりそうか確認しましょう。

2. 申請の大まかな流れ
1)初診日を確認する
初めて医師の診察を受けた日が「初診日」です。
この日が国民年金加入中か厚生年金加入中かで、受けられる年金の種類が変わります。
2)必要書類をそろえる
☑️ 初診日を証明する書類(受診状況等証明書)
☑️ 診断書(障害の状態を医師に記入してもらう)
☑️ 病歴・就労状況等申立書(自分や家族が作成)
☑️ 年金手帳や基礎年金番号のわかるもの
3)窓口に提出
市区町村または年金事務所に提出します。
書類がそろってから審査が行われます。
4)審査結果が届く
審査には3〜4か月ほどかかることもあります。
結果は郵送で届きます。
3. 書類作成のポイント
初診日の証明
・ 病院のカルテや受診記録が大切
・ 病院が閉院している場合でも、他の記録から証明できることがあります
診断書
・ 医師に「日常生活での困難さ」をしっかり書いてもらう
・ 仕事ができていても、生活でサポートが必要ならそれを明記
病歴・就労状況等申立書
・ 時系列で、症状の変化や生活の様子を具体的に書く
・ 抽象的な「困っている」ではなく、「買い物は一人で行けない」「料理は火の管理ができない」など事実を書く
4. 更新(障害状態確認届)の注意点
障害年金は、一度もらい始めても、ずっと同じ条件ではありません。
多くの場合、1〜5年ごとに更新(障害状態確認届)があります。
更新時も診断書が必要で、状態が軽くなったと判断されれば、金額が減ったり支給が止まることもあります。
更新で注意したいのは…
☑️ 「前より良くなった」だけでなく、「できること・できないこと」の差も記載
☑️ 実際の生活に必要なサポートの有無を明確にする
☑️ 受診は余裕をもって(締切直前だと書類が間に合わないことがある)
38歳ひきこもり男性の“親亡き後”はどうなる? 突然の障害基礎年金停止に困惑…62歳母が案じた息子の将来(Finasee)#Yahooニュース
20258月12日 Yahooニュースより引用

5. 申請・更新でつまずきやすい3つのポイント
1)初診日が証明できない
→ 他の医療機関の記録や第三者証明で補える場合があります
2)診断書が簡潔すぎる
→ 医師に生活上の困難さを具体的に伝えることが大切
3)申請時期を逃す
→ 障害認定日から1年以内に申請すれば、最初から受け取れる可能性が高い
まとめ
障害年金を受け取るためには、
✅ 初診日の証明
✅ 診断書の正確な記載
✅ 自分の生活の実態をきちんと伝えること
がとても重要です。
また、もらい始めた後も更新があるので、「終わり」ではなく「続ける準備」が必要です。
💬 申請は一度で完璧にする必要はありません。
まずは窓口に相談して、必要なことを一つずつ確認していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。