- 投稿日:2025/08/27
- 更新日:2025/09/29
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はじめまして!温Loveロードです!
転勤で暮らしていた九州で、「八十八湯めぐり」というスタンプラリーにドはまり!
転勤中の約5年間、九州中の温泉地に行きまくり。😊
その後、またもや温泉天国の東北へ転勤!
それ以来、寝ても覚めても頭の中は温泉♨だらけ。
「次はどこの温泉に行こうかなぁ」と、日々妄想に忙しい定年間近のめがね女子です。🤓
みなさん、温泉に行くとき、何を基準に選びますか??
カニを食べに行きたいから、ついでに城崎温泉に行く?
青森のねぶた祭に行くから、ついでに酸ヶ湯温泉に行く?
それも最高なチョイス!ですが、
今回は、温泉の魅力を、
成分と健康の視点から皆さんにお伝えできればと思っています。
まったり、ゆったり、どうぞよろしくお願いします~。🤗
さっそくですが、日本最古の温泉ってどこ?
日本最古の温泉といわれるのは、愛媛県の「道後温泉」。『日本書紀』や『万葉集』にも記録があり、約3000年の歴史を持つとされています。
偉人たちと道後温泉
聖徳太子が訪れた理由
聖徳太子は巡国(各地視察)の際に立ち寄ったとされ、『日本書紀』や伝承には、馬を引き連れ温泉に浸かり疲れを癒やしたという記録があります。
夏目漱石と道後温泉
夏目漱石は1895年、英語教師として松山に赴任していた際、道後温泉を頻繁に利用。精神的に疲れていた時期で、ストレス解消や健康回復のために訪れたといわれています。
小説『坊っちゃん』にも登場し、道後温泉の名を全国に広めました。
昔から変わらない「温泉と健康」の深い関係
やっぱり昔から、温泉と健康は切っても切り離せない関係なんですね~。
現代でも、温泉はリラクゼーションや血行促進、美肌効果など、さまざまな健康メリットがあります。
それでは、さっそくメインテーマとなる「温泉成分表(温泉分析表)」について解説していきましょう。
温泉成分表(温泉分析表)とは?
どこで見られる?
温泉旅館や公衆浴場に行くと、浴室入口や脱衣所など、利用者が見やすい位置に掲示されています。
「そういえば見たことある!」という方も多いのではないでしょうか。
実際の温泉分析表を見てみましょう!
筌ノ口温泉 新清館の分析表
下の写真は、私が愛してやまない大分県九重町「筌ノ口温泉 新清館」の温泉分析表です。
ぱっと見、細かくて初めて見る方にはよく分からないですよね?
なぜ温泉成分表が大切なの?
泉質・成分量・効能が分かる
温泉成分表には、泉質や成分量、効能、入浴上の注意事項が詳しく記載されています。
つまり、温泉をより安全に、そして効果的に楽しむための大切な情報源なんです!
温泉成分表(温泉分析表)の見方を解説します!
チェックポイント!
泉質名
→ 温泉の「タイプ」。効能を決める大事な要素。
「筌ノ口温泉 新清館」の泉質は、
ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉 !!!
な、ながい・・。
主要成分が1種類だけじゃないんですね~。 (温泉の泉質名は、含まれる成分の濃度順に並べるルールあり)
なんと贅沢な温泉です。
温度・pH
→ 体感や肌への影響を左右します。
pHは、
酸性(pH 3以下)→殺菌作用あり、肌刺激強め
アルカリ性(pH 8.5以上)→美肌効果
と言われています。
「筌ノ口温泉 新清館」の温度とpHは、48.8℃とpH6.6
かなりの高温の源泉ですね。
pH6~7は弱酸性よりの中性。肌に優しい湯質で刺激が少ないのが特徴です。弱酸性なので、雑菌が繁殖しにくく衛生的。質を柔らかくする作用があり、しっとり系の美肌効果も期待!
主な成分(mg/kg)
→ 健康効果を決めるミネラルやガスの量。これが非常に大事!
一般的に、
ナトリウム → 保温効果
炭酸水素イオン → 美肌
硫黄 → 殺菌・血管拡張
と言われています。
さて、「筌ノ口温泉 新清館」の主な成分は、以下のとおり。
(陽イオン)ナトリウムイオン 290mg/kg (陽イオン)カルシウムイオン 192mg/kg (陽イオン)マグネシウムイオン 120mg/kg (陰イオン)炭酸水素イオン 1249mg/kg (陰イオン)硫酸イオン 420mg/kg
な、な、なんと! 陽イオンと陰イオンが贅沢にブレンドされた奇跡の温泉です!
ん?? ところで、陽イオンと陰イオンとは何でしょう?
次で解説していきましょう。
温泉成分における「陽イオン」と「陰イオン」とは?
基本の考え方
温泉の泉質は、水に溶けている無機成分(イオン)で決まります。
イオンには2種類あります:
陽イオン(カチオン):プラス(+)の電気を帯びる
陰イオン(アニオン):マイナス(−)の電気を帯びる
陽イオン(+)の主な成分
ナトリウム(Na⁺)
→ 体を温める効果。湯冷めしにくい。
カルシウム(Ca²⁺)
→ 皮膚保護・殺菌作用。
マグネシウム(Mg²⁺)
→ 肌を引き締める。
カリウム(K⁺)
→ 筋肉や神経の働きをサポート。
陰イオン(−)の主な成分
炭酸水素イオン(HCO₃⁻)
→ 美肌効果(皮脂や角質をやさしく落とす)。
塩化物イオン(Cl⁻)
→ 保温効果、皮膚を保護。
硫酸イオン(SO₄²⁻)
→ 血行促進、切り傷・火傷の回復を助ける。
炭酸イオン(CO₃²⁻)
→ 血行促進(炭酸泉の特徴)。
陽イオンと陰イオン、どちらが多い方がいい?
結論から言うと、
「どちらが多い方がいい」という基準はありません。 大事なのはバランスと泉質の特徴」です!
なぜ優劣はないの?
温泉の効能は、陽イオンと陰イオンが組み合わさって発揮されるからです。
例えば、
ナトリウム(陽イオン)+塩化物(陰イオン) → 保温効果
カルシウム(陽イオン)+硫酸イオン(陰イオン) → 傷の治癒サポート
片方だけ多くても、泉質名や効果は限定的です。
イオン量と効能の関係
温泉法では、1kg中に1g以上の成分を含めば「温泉」と認められます。
陽イオン・陰イオンともに含有量が多い=成分が濃い=効能が強い傾向。
ただし、濃すぎると刺激が強く、長湯で肌トラブルや疲労が出る場合もあるので要注意です!🙅♀️
ポイントは「泉質で選ぶ」
陽イオン・陰イオン、どちらが多いかよりも、
何のイオンが多いか=どんな効能があるかで選ぶと◎。
私が愛してやまない、「筌ノ口温泉 新清館」の効能をまとめると
美肌効果(炭酸水素イオン)
血行促進・疲労回復(硫酸イオン+温熱効果)
切り傷・軽い皮膚疾患改善(カルシウム・硫酸)
保温効果・冷え性改善(ナトリウム)
一言でいうと、
「美肌+血行促進+保温力を兼ね備えた、オールラウンドな複合泉」
となります。😍
ストレス解消にも効果あり?!
温泉がストレスに効く理由
ストレスを和らげるカギは、自律神経のバランスを整えること。温泉には、そのための要素がたくさんあります!
お湯に浸かると体温が上昇し、血管が拡張 → 血流改善 → 副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まります。
そのほか、
水に浮くことで筋肉や関節の負担が軽減 → 心身ともにリラックス
水圧により血流やリンパの流れが促進 → むくみ解消、爽快感!
自然に囲まれた温泉地での滞在自体が非日常のリセット効果をもたらします!
幸せホルモンの分泌??
体温が上がると「セロトニン」や「エンドルフィン」といった幸せホルモンが分泌されやすくなると言われています。
また、深い呼吸がしやすくなり、自律神経が整います。
そのほか、ゆっくり浸かることで、脳の緊張がほぐれ、睡眠の質も改善!
効果を高める入り方
ぬるめのお湯(38~40℃)に15~20分がベスト。
→ 副交感神経が優位になり、心身ともにリラックス。
寝る1~2時間前の入浴で深い睡眠が期待できます。
入浴後は水分補給を忘れずにね!🌞
ストレス解消におすすめの泉質
ちょっと心が疲れたら、温泉へGo!!🚗
炭酸水素塩泉 → 美肌+リラックス
硫黄泉 → 血行促進+鎮静作用
単純温泉 → 刺激が少なく、誰でも安心
最後に
温泉成分表を知ることで、温泉の魅力がぐっと深まります。
「どんな泉質なのか」「どんな効能があるのか」を理解して、
次の温泉旅をもっと楽しく、もっと健康的に!
ぜひ、旅先で温泉成分表をチェックしてみてくださいね♨
お気に入りの温泉があれば、ぜひ教えてください~!
最後までお読みいただき、ありがとうございました🙌