- 投稿日:2025/08/29
- 更新日:2025/09/29

はじめに
「法律の専門家だから安心」という思い込みを逆手に取った詐欺が発生している。
特に「着手金詐欺」は深刻で、依頼者の弱みに付け込み金銭を騙し取る手口。
着手金詐欺とは?
本来、弁護士への依頼時には「着手金」を支払うことが一般的。
しかし詐欺では、実際に依頼を遂行する意思がないにもかかわらず、**「着手金だけを取って逃げる」**ケースがある。
資格を持たない「ニセ弁護士」が関わっている場合も。
被害に遭いやすいケース
借金問題や離婚・相続トラブルなど、精神的に追い込まれているとき。
SNSやネット広告で「必ず解決します!」「今なら格安!」などの甘い言葉に惹かれる。
契約内容が不透明なまま、急いで着手金を振り込んでしまう。
着手金詐欺の典型的な手口
異常に安い費用提示:「通常30万円のところ、今だけ5万円で対応します」など。
解決保証を強調:「必ず勝てます」「100%返金できます」など根拠のない断言。
連絡が急に途絶える:振り込み後、連絡がつかなくなる。事務所情報が不透明:住所や所属弁護士会の情報が確認できない。
被害を防ぐためのチェックポイント
✅ 弁護士の所属する弁護士会を公式サイトで確認する。
✅ 契約前に委任契約書を必ず確認し、不明点は質問する。
✅ 「すぐに振り込め」と急かす相手は危険信号。
✅ 相場より極端に安い料金提示には注意。
もし被害に遭ってしまったら
すぐに警察(詐欺被害の相談窓口)や弁護士会の相談窓口へ。
返金が難しいケースもあるが、被害届を出すことで同様の被害拡大を防げる。
早めの相談が解決の第一歩になる。
まとめ
心配事や不安事もありますが、「弁護士だから安心」と思い込むのは危険。
本物の弁護士かを確認する習慣と、契約書のチェックが最大の防御策。
弱みに付け込む詐欺に負けないため、冷静に一度立ち止まることが大切。