- 投稿日:2025/08/31
- 更新日:2025/10/05

「初心者さん必見!ANA特典でビジネスにお得に乗る方法【ANA国際線】その1」で予約から発券までをお伝えしましたが、ここではさらにお得に取るコツをお伝えします。
ビジネスクラスの特典航空券を”さらに”お得に取るコツ3つ
提携航空会社特典航空券がカギ
実は「その1」でご紹介した旅程は往復ANA便のみだったため、ピーク時の必要マイルが大幅に上がっており、あまりお得感がなかったかもしれません💦
そのANA便に他の航空会社が加わるだけで必要マイル数が減ることもあり、かなりお得に取ることができます。
いつかは行きたい!大阪から憧れのモルディブ往復を検索しました。
①2026年8月16日 大阪(全て)→マレ(モルディブ)
②2026年8月18日 マレ(モルディブ)→大阪(全て)※一つの都市に空港が2ヶ所以上ある場合は「全て」を選ぶとより空席のあるルートが見つかる可能性があります。
日本からゾーン内どこへ行っても同じ必要マイル数なので、遠くへ行けば行くほどお得になります。
ただの往復ではなく、複数都市を巡るルートで
特典航空券はエリアにより必要マイル数が決まっています。スターアライアンス加盟の航空会社を利用することで3ヵ国以上を経由する旅程を組むことも可能です。飛行機に乗る回数が増えても同じマイル数なら、有償でチケットを取るよりもかなりお得になります。
↓この旅程は
①2026年8月15日 大阪(すべて)→台北(すべて)
②2026年8月16日 台北(すべて)→シンガポール
③2026年8月18日 シンガポール→大阪(すべて)
で検索しました。
このルートでは4回ビジネスクラスを利用していますが63,000マイルで予約できます。
↓同じアジア 2(Zone 4)のデンパサール(バリ島)も検索してみました。
出発地と到着地を①大阪(全て)→香港、②香港→デンパサール、③デンパサール→大阪(全て)といれています。立ち寄りたい都市を決めるコツは、スターアライアンス加盟航空会社のハブ空港を意識すると良いと思います。
空席はあるけれど予約できないこともよくあります。航空会社によっては空席があっても他の航空会社と組み合わせることができない場合もあるので、都市を変えたり旅程を変えたり何度も試してみてください。
直近(約1ヶ月)〜 特典カレンダーで空席を探してみる
日程が調整できるなら直近の空席状況を確認して旅行する日を決めてみるのも良いかもしれません。確認できるのはANA便だけですが、特典カレンダーで空席状況が確認できます。
↓往路復路で希望の⭕️印をクリックすると国際線特典航空券の旅程が選択できます。ただし申し込み期限は搭乗96時間前までとなりますのでご注意ください。
【番外編】日本以外の国を出発地にする
日本から海外の往復ルートではなく、海外を出発地にして目的地までのルートを探す方法も有効です。航空会社により予約できない場合も多く、予約可能なルートがなかなか見つからず、チケットを取るのに根気が入りますが、ヨーロッパ便など日本発では取りにくい便も空席が見つかることがあります。
ソウルや上海、バンコク、シンガポールを出発地にして探してみると、空席が見つかることがあります。
↓シンガポールからロンドンまでを検索
ビジネスはエアインディアしか見つけられませんでした💦
それにしても燃油サーチャージが高い!
↓バンコク発ではエコノミークラスのみ空席あり💦
航空会社によりサーチャージがかからない&税金が安い、またはその逆もあるので、必要マイル数と支払い総額を総合的にみてお得なルートを選んでください。
特典航空券についてQ&A
特典航空券は奥が深く、知れば知るほど面白い世界です。よくある疑問をまとめてみました✈️
ANA国際線特典航空券と提携航空会社特典航空券の違いはなに?
「ANA国際線特典航空券」と「提携航空会社特典航空券」はルールや使い勝手に違いがあります。
ANA国際線特典航空券はANA便のみの利用となり、国際線に加えて国内線も0マイルで組み込めます。必要マイル数はシーズンにより違いがあり、シーズンを考慮した日程選びが重要です。空席待ちも可能です。
提携航空会社特典航空券はスターアライアンス加盟航空会社が1社でも入る旅程の場合に適用されます。航空会社によっては組み合わせることができない場合もあり、便の検索が難しいです。空席待ちはできません。
ストップオーバー(途中降機)とは? オープンジョーとは?
ストップオーバーとは途中の都市で24時間以上滞在すること。単なる乗り継ぎ(24時間未満)は「トランジット」といいます。
※ANA国際線特典航空券の往復旅程では海外発の場合に限り、目的地以外に1回の途中降機が可能です。日本発の場合は途中降機できません。
オープンジョーとは行きと帰りの出発地・到着地が違うこと。
例えば行き:東京(ゾーン1) → ロサンゼルス(ゾーン6) 帰り:ホノルル(ゾーン5) → 東京(ゾーン1)
➡️ ロサンゼルスからホノルルまでは自分で移動
この場合、行きと帰りの都市が違っても、それぞれのゾーンまでの必要マイル数を足して2で割ったマイル数が必要になります。
どちらも旅の自由度を高めてくれるルート設計ができます。
空席はあるのに予約できないのはなぜ?
「空席あり」を選択したはずなのに、最後に下の画面がでて予約できないこともよくあります。航空会社によっては組み合わせできない場合もあり、希望の便まで辿り着くのに手間も時間もかかることがありますが、次のポイントに注意して根気よく探してみてください。
区間ごとに検索して空席を確認する
ANAサイトでは表示されなくても、1区間ずつなら空席が出ることがあります。
片道ずつ発券する
2025年6月からは片道発券OKになったので、分けた方が通しで取るより取りやすいこともあります。
電話で問い合わせる
システムに出ない組み合わせでも、ANAデスクに相談すれば発券できる場合もあるかもしれません。
特典航空券は発券後に変更できるの?
発券後の特典航空券は出発前でしたら変更可能です。
搭乗日、同区間での便の変更が可能です。航空会社・搭乗者・区間・経由地・クラスの変更はできません。
提携航空会社特典航空券の場合は予約済の便の出発前かつ搭乗希望便出発の96時間前まで変更可能です。
燃油サーチャージってなに?
燃油特別付加運賃(Fuel Surcharge)のこと。
飛行機を飛ばすために必要な燃料(ジェット燃料)の価格が変動するので、そのリスクを利用者と分担するために各航空会社が設定しています。シンガポールケロシン価格(航空燃料の国際指標)を基準に、2か月ごとに見直されるのが一般的です。
シンガポール航空、ニュージーランド航空、ベトナム航空などは燃油サーチャージ0円です。
そのため「必要マイル数+諸税だけ」で済むので出費を抑えられます。
JALやANAなど日系は燃油サーチャージが高額です。
最後に
特典航空券のルールはとても多くて複雑で、一度に理解することは難しいのですが、少しの工夫でより楽しい旅に変えられます。
私もまだまだ勉強中です。新しいことがわかり次第、アップデートしていきたいと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました☺️