- 投稿日:2025/09/29
- 更新日:2025/11/08
ChatGPTを使っていて、
🌀回答の内容に満足できない
🌀もっと質の高いアウトプットがほしい
🌀自分に合った答えを出してもらいたい
このように感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「イマイチ良い回答が得られない」と悩む方に向けて、効果的な回答を引き出すためのプロンプトのコツを分かりやすく解説していきます🌟
結論❗️
ChatGPTに指示をするときは「要望」「要件」「具体例」の3点を意識しましょう☝️
ChatGPTから満足いく回答が得られない原因
本題解説、、、の前に、まずは「なんでイマイチな回答になりやすいのか?」を簡単に解説します。
多くの人がやりがちなのが、要望だけを伝えてしまうこと。
たとえば「ブログ記事を作って」とお願いするだけだと、自分が期待しているような記事はなかなか出てきません。
この場合のChatGPTは、
「やることは分かったけれど、詳しい条件は分からないし……とりあえず、それっぽく答えとこう」
という感じでピンとこない回答をしてしまうんです💦
イメージとしては、AIは「会社に入ったばかりの新人くん」です。
新人くんは会社のルールや雰囲気、過去の事例を知らないので、頑張って作ったとしても、なかなか期待通りの成果物にならないですよね😵💫
AIも同じで、具体的な指示や背景情報がないと「なんとなく」で作ってしまいます。
だからこそ大事なのが、プロンプトに 「要望」「要件」「具体例」 の3つを入れること。
これを意識するだけで、グッと精度の高い回答が返ってくるようになります❗️
結論:プロンプトに入れるべき3つの要素
要素①:要望(何をやってほしいか)
まず大事なのは、ChatGPTに「何をしてほしいか」をハッキリ伝えることです。
これは基本中の基本ではありますが、意外とここがあいまいになりがち。
「痩せたいんだけどな〜」のように、曖昧な指示をしていませんか?
・「ダイエットの食事メニューを考えて」
・「メールの返信文を添削して」
・「ブログ記事を書いて」
といった具合に、やってほしいことをストレートに伝えましょう。
遠回しに言うより、シンプルに要望を伝える方が圧倒的に伝わりやすいです😊
要素②:要件(どのようにやってほしいか)
自分が欲しい回答を得るために、実は一番大事なのがこの 「要件」 です。
ちょっとカタい言葉に聞こえますが、イメージとしては「ルール」と考えると分かりやすいです😌
こんなふうに「なんのためにお願いしているのか」、「誰に向けて届けたい内容か」を具体的にChatGPTに教えるのがポイントです。
理想とする出力結果をイメージしながら、
「こんな感じで出してもらえたら嬉しいな」
という気持ちを言葉にして伝えることで、満足度の高い回答が返って来るようになります❗️
要素③:具体例(見本にしてほしいもの)
イメージ通りの出力をしてもらうために効果的なのが、「見本を渡すこと」 です。
「このサンプルみたいに作ってね」と伝えるだけで、仕上がりがグッと理想に近づきます💡
特に文章(ブログ記事やSNS投稿文など)の生成をお願いする場合は、過去に自分が「これいいな!」と思った文章をコピー&ペーストして具体例として提示しましょう。
サンプルがあることで、ChatGPTはその文体や構成を参考にしながら出力してくれるので、満足度の高い結果が得られやすくなります👍️
プロンプトの簡易テンプレート
ここまで紹介した「要望・要件・具体例」をまとめて伝えられるように、簡単なテンプレートを用意しました❗️
これを活用すれば、ChatGPTにスムーズに依頼できるようになります。
テンプレートは2種類あります。
テンプレート①:ChatGPTが理解しやすい形式(=マークダウン記法)
テンプレート②:人が見慣れている、シンプルな形式
どちらを使っても出力結果に大きな差はありません。
ご自身が使いやすい方を選んで試してみてください☺️
テンプレート①(よりChatGPTが理解しやすい形式)
# 要望
- (ここに"ChatGPTにやってほしいこと"を入力)
# 要件
- ("前提情報"や"文字数"などを箇条書きで入力)
-
-
-
# 具体例(出力見本)
- (今まで自分が作ったメール文章や記事文章など、"参考になりそうな過去事例"をコピー&ペースト)
テンプレート②(人間が見慣れている形式)
【要望】
・(ここに"ChatGPTにやってほしいこと"を入力)
【要件】
・("前提情報"や"文字数"などを箇条書きで入力)
・
・
・
【具体例(出力見本)】
・(今まで自分が作ったメール文章や記事文章など、"参考になりそうな過去事例"をコピー&ペースト)
それでは次に、このテンプレートを実際のケースで使ってみましょう。
どのように指示を出せばいいのか、具体的な例を見ながら解説していきます❗️
具体的な活用ケース
ケース①:ダイエット相談
何度もダイエットに挫折しているAさん。
続けやすくて効果のあるダイエットプランをChatGPTに教えてもらいましょう❗️
❌️【NGプロンプト例(要望のみ)】
良いダイエット法を教えて
⬆️カロリー目安や食事パターン、運動について教えてくれました。
これは、良く言えば「誰にでも当てはまる」、悪く言えば「私に向けた最適化がされていない」ダイエットプランです💦
プロンプトを改善して、自分にとって最適なプランを提示してもらいましょう❗️
⭕️【要望+要件が揃った良いプロンプト例】
※今回は「こんな風に出力して」という希望がないので、"具体例"がなくても大丈夫です。
# 要望
- 半年後までに5kg減量したいから、良いダイエット法を教えて
# 要件
- プロのダイエットコーチの立場から指導する
- 30代男性、身長175kg、体重80kg
- 食事と運動の両面から、何をどうすればいいのかを初心者向けに解説してほしい
- 何度もダイエットに挫折してきたので、継続しやすい取り組みがいい
⬆️より自分の状況や目標に沿ったダイエットプランが出力されましたね。
ダイエットの伴走をしてくれる際も、自分の前提情報をきちんと伝えておくことで、より親身になってアドバイスをしてくれます😊
これでAさんは無事にダイエットを成功させることができました👍️
ケース②:メール文添削
いつもメール文の作成に時間がかかってしまうBさん。
取引先に送る営業資料を上司に確認してもらうためのメール文を作ってみましょう❗️
❌️【NGプロンプト例(要望のみ)】
上司に資料確認をお願いするメール文を作成して
⬆️端的で分かりやすいメール文が出力されましたが、伝えたいことが不足しているかもしれません。
これもプロンプトを改善して、そのままコピペして使えるメール文を出してもらいましょう❗️
⭕️【要望+要件+具体例が揃った良いプロンプト例】
# 要望
- 上司に資料確認をお願いするメール文を作成して
# 要件
- 取引先(△△社)への営業資料の確認をしてほしい
- データは共有フォルダに入っている
- 明日までに確認してほしい
- 内容OKだったら先方にメールする
- 下記「具体例(出力見本)」の書き方を参考にすること
# 具体例(出力見本)
- 〇〇部長
取引先の□□社様への提案に使用する営業資料を作成いたしました。
本資料では、これまでのヒアリング内容を踏まえ、当社の強みや導入のメリットを整理するとともに、提案プランの概要を盛り込んでおります。
データは本メールに添付してありますのでご確認をお願いいたします。
大変恐れ入りますが、来週(9月8日)までにご確認いただけますでしょうか。
内容に問題がなければ、私の方で先方に資料をお持ちいたします。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
⬆️「具体例」には、過去に上司に送信したメール文をコピペしています。
前回:「データは本メールに添付」「来週までに」という条件
今回:要件で「データは共有フォルダ」「明日までに」という条件を指定
▶過去のメールの文体をもとに、今回の条件に合った文章を作ってもらえました❗️
これでBさんは悩むことなくメールを送信することができました👍️
ケース③:Xポスト作成
SNSを更新する中でネタ切れに困っているCさん。
ここでは、30代男性向けに転職情報を発信しているアカウントの運営者として、いい感じのポストをChatGPTに考えてもらいましょう💡
❌️【NGプロンプト例(要望のみ)】
Xでバズるようなポストを考えて
⬆️自分のSNSアカウントで発信したいテーマ(転職)と違う内容が出てきてしまいましたね💦
このままでは使えないので、プロンプトを改善して自分のアカウントテーマに合ったポストを考えてもらいましょう💡
⭕️【要望+要件+具体例が揃った良いプロンプト例】
# 要望
- Xでバズるようなポストを考えて
# 要件
- 転職に関するポストを投稿しているアカウント
- 30代男性がメインターゲット
- 今の仕事が辛くて転職を考えているターゲットに刺さる内容
- ポスト本文に合うようなハッシュタグも3つ考えること
- ポスト本文とハッシュタグで合計120字以上140字以内とする
- ポスト案は5つ考えて
# 具体例
- 30代での転職、不安があって当然。年収、家族、周囲の目。でも“死ぬほどつらい日々”を我慢するメリットは少ない。まずは市場で通用するスキル1つを半年で磨く計画を立てよう。小さな成功が選択肢を現実にする。 #転職準備 #スキルアップ #30代転職
⬆️ターゲット層である30代男性に刺さるようなポスト案が生成されました。
「要件」で「ポスト案は5つ考えて」と指示してあるので、効率的に複数案を比較検討できますね☺️
これでCさんはネタ切れに怯えることなくSNS運用が続けていけそうです👍️
【応用】Deep Researchで要件を強化する
「要望・要件・具体例」をマスターできたら、次のステップとして ChatGPTのDeep Research機能を活用してみましょう☝️
「効果的な〇〇」を調べてもらい、その情報を要件に組み込むことで、プロンプトの精度をさらに高められます。
ここでは例として、先ほど紹介した「Xポスト生成」のプロンプトをパワーアップさせてみます。
手順①:Deep Researchに調査してもらう
まずは「Deep Research」をオンにした状態で、次のプロンプトを入力してみましょう。
転職系のXアカウントでバズるポストを作るための効果的な内容をまとめて
ChatGPTから「前提条件の確認」があるので、質問に対して回答しましょう⬇️
数分(今回は5分)待つと、、、⬇️
⬆️このように、Deep Research機能が「バズるポスト」の特徴を色んな角度から調べてまとめてくれました❗️
手順②:調査結果を反映させた指示を出す
調査をまとめてもらった後は、先ほどのテンプレートを使って調査結果に続けて追加の指示を出していきます。
# 要望
- Xでバズるようなポストを考えて
# 要件
- ポストを考えるにあたって、先ほど調査してもらった**バズらせる方法**の内容を必ず取り入れること
- 転職に関するポストを投稿しているアカウント
- 30代男性がメインターゲット
- 今の仕事が辛くて転職を考えているターゲットに刺さる内容
- ポスト本文に合うようなハッシュタグも3つ考えること
- ポスト本文とハッシュタグで合計120字以上140字以内とする
- ポスト案は5つ考えて
# 具体例
- 30代での転職、不安があって当然。年収、家族、周囲の目。でも“死ぬほどつらい日々”を我慢するメリットは少ない。まずは市場で通用するスキル1つを半年で磨く計画を立てよう。小さな成功が選択肢を現実にする。 #転職準備 #スキルアップ #30代転職
「ポストを考えるにあたって、先ほど調査してもらった**バズらせる方法**の内容を必ず取り入れること」という要件を加えることで、Deep Researchでまとめられた情報を活かし、よりバズりやすい投稿案を考えてくれます。
Deep Researchを使えば、精度の高い専門的な情報も反映できるので、ぜひ活用してみてください😊
まとめ
ChatGPTから満足のいく回答を得るためには、ただ「やってほしいこと」を伝えるだけでは不十分です。
プロンプトには 「要望」「要件」「具体例」 の3つを盛り込むことで、期待に近いアウトプットを引き出せます。
さらに応用として、Deep Research機能を活用すれば最新情報を要件に加えられ、より実用的で深みのある結果を得ることも可能です。
プロンプトはちょっとした工夫で大きく変わります。
ぜひ今日から意識して取り入れてみて、ChatGPTを“あなたの頼れるパートナー”に育てていってください😊
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⭕️「こんな良い出力が出ました!」
⭕️「ここが分からなかったので教えてほしい💦」
⭕️「次回はこのテーマについての記事を書いてほしい」
このようなコメントもじゃんじゃんお待ちしています😊
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