健康は最大の資産：医療職から見た生活習慣病予防と将来医療費

💰 健康とお金は切り離せない

みなさんは「健康」と「お金」を別物として考えていませんか？
実際には、両者は切っても切れない関係にあります。

2022年度の日本の国民医療費は 46兆6,967億円。
一人あたりに換算すると 約37万4千円 にもなります（厚生労働省）。
さらに、糖尿病だけで年間 約1.2兆円、高血圧性疾患で 約1.8兆円。
この2つだけで国民医療費全体の大きな割合を占めています。

🩺 医療現場で見える現実

私は診療放射線技師として日々検査に携わっています。「現場で感じたこと」であり「一般的な傾向」ではありますが、「予防できたはずの病気」によって通院や薬代が積み重なっている患者さんを多く目にします。

軽度の脂肪肝の段階で生活を見直せば改善できるケースも、放置すれば糖尿病や高血圧に進行し、薬が一生手放せなくなることも少なくありません。

生活習慣病の怖さは、症状が出にくく「気づいたら進行している」点です。そして、進行した後にかかるコストは、治療費だけでなく、通院時間・検査費用・生活の質（QOL）の低下にまで及びます。

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