- 投稿日:2025/09/29

はじめに
株式投資を始めたばかりの人にとって、「高配当株」という言葉はとても魅力的に聞こえるかもしれません。銀行預金の利息がほとんど増えない中で、年に一度や二度、あるいは四回に分けて配当金が振り込まれる。しかも、企業によっては3%、4%、あるいはそれ以上の利回りを提示している銘柄も存在します。数字だけを見れば、「高配当株こそ正解」と思ってしまうのは自然な流れでしょう。
けれども、株式投資の世界には「見えているお金」と「見えていないお金」が存在します。今回はその一例として、「株主通信」や「配当計算書」などが封筒に入って自宅に届く仕組みを切り口にして、高配当株投資の本当の姿について考えてみたいと思います。
1. 年に数回届く株主通信の封筒
株を持っていると、定期的に企業から郵送物が届きます。内容は主に「配当計算書」「事業報告書」「株主総会の案内」などです。初心者の方は、最初に株主通信が届いた時に「おぉ、自分は株主なんだ」と実感するはずです。厚みのある封筒を受け取ると、何となく特別な気分にもなります。

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