- 投稿日:2025/09/29

正解を探していたあの頃
仕事を始めたばかりの頃は、何かにつけて「正しいやり方」を探していました。
あの人が言っていた方法は本当に正しいのか。自分の提案は完璧か。誰が正しいのか。どれが一番なのか。
でもある時、気づいたんです。
正解を探し続けることが、むしろチームを動かなくしていた。
関係者と合意を取って進めるほうが、よほど現実的で、成果にもつながる。
「正解探し」から「合意形成」へ。
その視点の転換が、仕事を大きく変えてくれました。
なぜ人は「正解」を求めすぎてしまうのか
正解を探すことは、ある意味、誠実な態度です。
自分の判断に責任を持ちたい。間違えたくない。損したくない。信頼されたい。
そう思えば思うほど、人は“より正しい答え”を求めてしまいます。
学校教育の影響もあるでしょう。
テストではいつも「正解はひとつ」。その感覚が抜けきらず、仕事にも「唯一の正しさ」を求めてしまう。
でも、現実の仕事は複雑です。
前提条件は常に揺らぎ、関係者も多数。利害は交錯し、どこまでを良しとするかの価値観もバラバラです。
そうした現場において、「唯一の正解」を探すことは、往々にして空回りしてしまいます。

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