• 投稿日:2025/10/11
  • 更新日:2025/10/17
夫婦で資産形成するコツを解説します!DINKs(夫婦共働きこども無し)はFIREへ最もやさしいコース

夫婦で資産形成するコツを解説します!DINKs(夫婦共働きこども無し)はFIREへ最もやさしいコース

さゆ@FIRE5年目

さゆ@FIRE5年目

DINKs(夫婦共働きでこども無し)は資産形成の上で多くのメリットがあります。

収入が2人分あるのに対し生活コストは単純に2倍にはならないし、色々なお得な制度は2人分使用可能。

さらに収入が分散されている分、高所得者より税金の負担も少なくなります。

今回はDINKsで資産形成するコツをお伝えします!

見落としがちな細かいテクニックまでお伝えするので、こどものいる家庭や独身の方にも参考になる事があると思います!

体験談ベースですが、ぜひお楽しみください😊

※この記事では夫婦共働き子どもなしをDINKs(ディンクス、Double Income, No Kidsの略)と表記しています。正式には意図的に子どもを持たない選択をした夫婦をDINKsと呼ぶのですが、分かりやすさ重視でこの略称を使用します)

これだけでも貯蓄率50%!「片方の収入で暮らす」

単純な作戦ですが夫婦どちらか一方の給料だけで生活のすべてを賄い、もう一方の給料は全額を貯蓄か投資に回すだけで、貯蓄率50%になります。

投資リターンが5%の場合、貯蓄率50%ならFIREまで約15年で到達できます。参考:リベ大ブログ https://liberaluni.com/early-retirement

サイドFIREなら更なる期間短縮が可能!

「片方だけの収入でなんて無理だよ!」と言われてしまいますが、わたしはそれほど難しい事ではないと考えています。

2人分の生活コストは、1人の時と比較して単純に2倍にはなりません。

上手に家を選べば家賃は1人の時とほぼ変わりませんし、食費・日用品費も1.5倍程度です。

通信費や保険は家族プランもありますよね。サブスクは一人分で済んでしまうものもあります。

昔は「父が働き、専業主婦の母とこども達を養う」という生活スタイルが一般的でしたよね。

それを考えたら「配偶者のみを養う」のは難易度はずっと低いです。

さらに「収入の低い方の給料で生活」ができれば、貯蓄率は一気に50%を超えます!

以下で貯蓄のコツをお伝えします。

医療費控除や健康保険料は収入が高い方にまとめる

年間の医療費が10万円を超えた場合に税金が戻ってくる医療費控除。こちらは「生計を共にする家族」であれば医療費の合算ができます。

そのため2人の医療費を合わせて、所得が高い方のパートナーがまとめて申告すると節税効果が高まります(所得税は収入が高いほど税率も高くなる累進課税のため)。同じ10万円の控除でも、税率が高い人が申告した方が、より多くの還付金を受け取れるのです 。

健康保険料も同一世帯なら合算する事ができますが、お互い会社員の場合は給与天引きになるため不可能です^^;

片方が個人事業主ならば、もう片方(会社員)側に合算させるのがおすすめです。

個人事業主は色々な節税策がありますが会社員にはあまりないので、こういったところでコツコツ節税をします。

iDeCoとふるさと納税も最大限活用

iDeCoとふるさと納税は、節税制度の二大巨頭です(とAIが勝手に言っていますw)。

そしてDINKsは、それぞれが加入・利用できるため、恩恵も二倍になります。

色々なお得な制度を2倍使えるのもDINKsのメリットでしたね。

ふるさと納税は、蓄財だけを考えるのであれば生活必需品を頼むのようにしましょう。

ティッシュ・トイレットペーパーなどの日用品や、お米などの主食類を狙うと生活費の節約ができます。

主食がさつまいものわたしは、宮城県都城市に大変お世話になりました。

iDeCoは活用すべきかじっくり検討が必要ですが、以下の理由により私たちは全額投資することにしました

・夫婦共に退職金の無い職場だったので、iDeCoの出口課税リスクが少ない
・iDeCoに投資する余裕もある
・お互い会社員で節税できるものが少ない
・今後大きな出費の予定はない

この他にもNISA枠1,800万円を埋められるかどうかも重要な判断基準ですね。もし埋められない場合は、NISAだけでも十分かもしれません。

家事の分担

家事を上手に助け合う事で、お互いの負担が軽減したり時間を生み出す事ができます。

相手が仕事で忙しい時は家事を助けてあげると喜ばれますし、二人分でも掃除や洗濯の手間が2倍になるわけではありません。

買い物なども片方がまとめて行う事で、片方の時間を増やす事ができます。

DINKsに限った話ではありませんが、家電に投資したり家事代行を活用したり(シルバー人材が安くておすすめ)お惣菜で料理の手間を減らすなどの家事負担削減は重要です。

時間が生まれたりストレスや疲労が軽減するので、仕事や資産運用へに力を入れる事ができるようになります。

その結果払った費用以上の利益になるとわたしは考えています。

職場の福利厚生を最大限活用する

住宅補助

会社の福利厚生である住宅手当(家賃補助)は多くの場合、住民票上の「世帯主」に対してのみ支給されます 。DINKsの強みは、この世帯主を、夫婦のどちらにするか戦略的に選べる点にあります。手続きはとっても簡単。

①夫婦それぞれで、自分の会社の住宅手当の支給条件と金額を確認。

②有利な条件(例:夫の会社は月3万円、妻の会社は月5万円)のパートナーを「世帯主」に決める。

③役所で世帯主変更の手続きをする。必要に応じて不動産管理会社にも連絡

これだけで、月で数万円得する事があります 。

医療関係

わたしは医療法人にいたので、なんと医療費が無料でした(お薬代のみ)。家族も対象で歯科もあったのでマメに受診していました。

保育サービス

DINKsは無関係ですが、職場に保育所を併設しているところもありますよね。

旅行・お得な商品・ジムなど

こちらは浪費の話ですが、お得に旅行などを楽しめる福利厚生も蓄財には重要です。浪費は日々のストレスを軽減させ、今後の仕事や蓄財のモチベーションにも繋がります。それをお得に楽しむことで蓄財のスピードも上がります。

意外と気づいていないものもあるので再度チェックして、お互いの職場のサービスをフル活用しましょう。

副業しないのも作戦の一つ

夫婦で副業をしてさらに蓄財を加速させる方法もありますが、わたし達は副業はしませんでした。

DINKsであれば上記の作戦で貯蓄率は50%を超えます。それでもFIREまでには10年前後の期間が必要です。

そのため無理に副業をするより、この状態を維持する事が大切だとわたしは考えました。

(と言いつつ無茶な夜勤バイトはした事はあるし、月1日しか休まないこともあったし、数日間病院に泊まり込むブラック看護師をしたことがあるのは内緒にしてくださいw)

投資はシンプルに毎月積立でOK

DINKsの場合、養育費が不要のため「かかりどき」があまりありません。

そのため生活防衛資金を確保したら、あとはどんどん投資に回すことができます。

まずはリベオススメの全世界株orアメリカに、NISAの積立枠上限の月10万円×二人を目指します。

それぞれで証券会社のポイントも得られるので、やはり1人より2人の方が有利ですね。

余裕があれば成長枠で追加投資をするのも良いでしょう。

【投資シミュレーション】手取り400万のパートナーの場合、10年で準富裕層世帯へ

手取り年収400万円のパートナーの収入を、全額投資に回した場合の10年後をAIでシミュレーションしてみました。平均年収より少し高いくらいなので、実現可能な世帯も少なく無いと思います!

以下AIによるシミュレーション

前提条件 年間投資額:400万円 積立期間:10年間 想定利回り:年率5%

スクリーンショット 2025-10-09 9.02.55.jpg注: 年初に一括投資し、年末に評価した場合の簡易計算。毎月積立の場合は結果が若干異なりますが、最終的な到達額の目安となります。

10年後には、元本4,000万円に対して、1,200万円以上の利益が上乗せされ、資産総額は5,000万円を超えます。

以上AIのまとめでした。

皮算用ですが、それでもわくわくする結果ですね!

日本の平均年収はだいたい460万円、手取りにすると約360万円だそうです。平均年収の方でも10年ちょっとで資産5,000万円の小金持ちになれる計算です、すごい!

その他のDINKsの強み

FIRE後もDINKsは強い

リタイア後に何らかの原因でキャッシュフローが減少し働かなければならない時があるかもしれません(その状態になるという事はFIREしていたとは言えない気もしますが^^;)

その場合でもどちらか1人が働くだけで解決するかもしれません(2人で簡単なバイトをしてもいいし)

その他にも配偶者が居れば、一緒にお出かけしたりスポーツや料理を楽しんだりと豊かなFIRE生活を過ごす事ができます。

もちろん別々の時間を楽しんでもいいですよね、わたしはよく一人旅にふらっと出ています。

不動産投資でもDINKsは強い

わたしが大好きな不動産賃貸業もDINKSが協力して行えば非常に有利です

お互いの得意分野(不動産の目利き、DIY、掃除、会計、広告の作成、金融機関への交渉など)で協力し合えるし、毒キノコの回避率も上がります。

お互いが不動産を持つことで、それぞれで節税もできます。

これは私見ですが「購入時の交渉やご近所さんへの挨拶」も夫婦で行くとなごやかな雰囲気になる気がします。

わたしのような怪しい隠居人が1人で来ると普通の人はちょっと警戒しますよね。

夫婦で事業ができて本当に良かったw

DINKs以外の世帯でも応用できます!

DINKsのテクニックを紹介してきましたが、単身者やこどものいる世帯にも応用可能です。

単身者の場合

一緒に生活できる人を探してみる
→パートナーや友人とルームシェアしたり実家に住む事で、生活費を削減したり家事や買い物の分担ができるかもしれません。

「副業でしっかり稼いでいる人は、それを全て投資に回す
「片方の収入で暮らす」を応用して、自分の収入を2つに分けてみましょう。片方の収入で生活ができれば、もう片方を全て投資に回すことができます。

副業で稼いでいる人は貯蓄率50%も夢ではありません。わたしの好きな不動産を活用する手もありますね。

使える制度は全部使う!会社の福利厚生もフル活用
iDeCo、ふるさと納税、医療費控除、会社に住宅手当や資格取得支援制度などをフル活用します。

こどものいる世帯の場合

家族みんなで家事や副業を助け合う
→家事を助け合うことで、お互いの時間が増えたりストレスや疲労の軽減ができます。
こどもが家事や副業で活躍してくれれば、もしかしたらDINKsを上回るパフォーマンスを発揮する可能性も!?(言うまでもないけど無理な労働やヤングケアラーをさせてはダメですが笑)

「時間をお金で買う」を積極的に!
→家事・育児の負担はどうしても増えるので、時短家電、保育サービス、家事代行、お惣菜を積極的にに頼ります。これらは未来の時間を生み出す立派な投資です。

使える制度は全部使う!
医療費控除をまとめたり、住宅手当を有利な方にする戦術はDINKsと全く同じです。さらに「扶養控除」や会社の「家族手当」「育児支援制度」など、お子さんがいるからこそ使える制度もあります。

まとめ 

DINKsは2人分の収入と各種制度を活用できるため、蓄財において非常に有利です。特に「片方の収入だけで生活し、もう一方を全額投資する」という方法を実践すれば貯蓄率50%以上も目指せます。

さらに、医療費控除やiDeCo、ふるさと納税、職場の住宅手当といった制度を夫婦それぞれが最大限に活用することで、効率的に資産を増やすことが可能です。

家事の分担や時短家電への投資で時間を確保し、資産運用に集中することも重要ですね。

これらを活用することで、10年以内にFIREできる可能性も十分にあります。

今回のテクニックは、単身者や子育て世帯でも応用可能です!

皆さんの蓄財の参考になれば幸いです😊

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この記事のレビュー(1
  • 会員ID:LgxgD1et
    会員ID:LgxgD1et
    2025/10/17

    完全に同意です🙌😊 共働き会社員は安定感もあるので、計画的にFIREを目指せます。こういう選択肢も認知が広がればいいですね✨

    さゆ@FIRE5年目

    投稿者

    2025/10/18

    医療従事者としても、健康を大切に計画的にFIREを目指すのをオススメしたいですよね😊 コメントありがとうございます、同意して頂けると心強いです!

    さゆ@FIRE5年目

    投稿者