- 投稿日:2025/10/06
- 更新日:2025/10/09

アメリカのプロ野球⚾「MLB(メジャーリーグベースボール)」は、
日本のプロ野球(NPB)とは少し違った仕組みで運営されています。
本記事では、リーグ分け・地区分け・試合数・ポストシーズン(プレーオフ)・優勝の決まり方を初心者🔰向けに整理して解説します。
1.メジャーリーグは、2リーグ制 🔴/🔵 [各15チーム]
MLBは「30球団」🏟️が参加。 MLBには全部で30チームがあり、
アメリカ🗽とカナダ🍁(ブルージェイズのみ)に拠点を置いています。
これらのチームは、大きく2つのリーグに分かれています。
🔴アメリカン・リーグ(AL) / 🔵ナショナル・リーグ(NL)
どちらのリーグも15チームずつです。(全部で30チーム)
(日本の セ・リーグ / パ・リーグのようなもの?)
2.地区分け(東部・中部・西部) 🏟️
さらに、各リーグは3つの「地区」に分かれます。
【東部地区(East)/中部地区(Central)/西部地区(West)】
つまり、
・🔴アメリカン・リーグ(AL):東・中・西の3地区(各5チーム)
・🔵ナショナル・リーグ(NL):東・中・西の3地区(各5チーム)
合計で6地区(3地区✖2リーグ) × 5チーム = 30チームになります。
たとえば、 ※下記図表と地図をご参照ください。
🔴AL東部 → ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズなど
🔵NL中部 → カブス、ブリュワーズ、カージナルスなど
🔵NL西部 → ドジャース、ジャイアンツ、パドレスなど
※大谷選手が、移籍前にいたLA「エンゼルス」は、🔴AL西部地区でした。
ファンが「地区優勝」・「リーグ優勝」と分けて応援できるのが特徴です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ちょっと詳しく】👇 (地名・+チーム名 となっている)
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*各地区 5チーム ✖ 3地区 , ✖ 2リーグ(AL/NL) = 30チームこのリーグ別に 「地区別の5チーム」で レギュラーシーズンは、地区優勝を争う。
「全球団対戦方式」を導入し、全30チームが必ず対戦します(交流戦)
アメリカ地図🗽🗺️で、「地区別」に見てみると、、、
地区優勝(リーグ別)3チーム×2リーグ ➡ 【ポストシーズン】リーグ優勝(AL/NL)
➡ ワールドシリーズ(リーグ優勝チームの"優勝決定戦”)⇒ No.1へ
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3. レギュラーシーズンの試合数 🧢
MLBのシーズンはとても長く、
・各チーム 162試合 を戦います。(日本プロ野球より +約20試合)
・ほぼ毎日のように試合がある (162試合のうち、46試合が交流戦)
・4月頃に開幕 → 9月末〜10月初旬まで (→その後 ポストシーズンへ)
4. ポストシーズン(プレーオフ)の仕組み 🏆 【10月~】
シーズンが終わると「ポストシーズン」と呼ばれるプレーオフに進みます。
ここが日本のクライマックスシリーズ(CS)や高校野球のトーナメントと 似ていますが、少し複雑です。 《*レギュラーシーズンの勝率がPSも有利に働く!》
出場チームは「各リーグ(AL🔴/NL🔵)から6チーム」 (合計12チーム)
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・各地区(東・中・西)の1位(3チーム) × 2リーグ(AL🔴/NL🔵)
・残り3枠は「ワイルドカード」と呼ばれ、勝率上位3チームが選ばれます
("地区優勝3チームを除く"リーグ内 勝率上位3チーム【地区は問わない】)
👉 合計すると,リーグごとに6チーム × 2リーグ = 12チームがPSに進出。
~ ポストシーズンの流れ ~ (トーナメント表は下記の図で説明)
★. 【優勝条件のまとめ】🏆
レギュラーシーズンで、同地区5チームのうち、地区優勝(1位)をする。
(地区優勝できなくても、シーズンの勝率がよければPSに行ける可能性アリ)
・地区優勝 → 各リーグの3地区の1位になること (6チームある)
・リーグ優勝 → ポストシーズンを勝ち抜いてリーグの頂点に立つこと
(ワイルドカードのチーム/他地区優勝のチームと争う)
*地区優勝しても3地区で最も勝率が悪ければ、WCRを戦うことになる
🔴アメリカンリーグ、🔵ナショナルリーグ のリーグ優勝チームを決める
・ワールドシリーズ優勝 → MLB全体のチャンピオン
(リーグ優勝チーム同士[🔴AL/🔵NL]の対戦(決勝戦)に勝つこと)
※つまり、「ワールドシリーズ(WS)制覇👑」が最終目標です。※PSがこのトーナメント形式に変わったのは、2022年からのようです。
(絶妙によくできているな~と改めて感心しました。🤔)/勝率が重要‼️
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◆. 日本のプロ野球🎌🗽と比べてみると...👆
NPBは、「セ・リーグ/パリーグ」各6チーム、MLBは「AL/NL」各15チーム
試合数は、日本(143試合)よりMLB(162試合)の方が多い(長い)。
今は,交流戦(46)もあり、リーグを超えて全チームと対戦するようになった。
(MLBの試合数は、当然 同じリーグの同地区が一番多い)
アメリカは広いので、試合のための移動も大変!(時差も最大3時間ある)
[アメリカは、日本の26倍の面積、NYとLAの距離は、東京~沖縄の約3倍]
ポストシーズン出場チーム数が日本より多く、短期決戦が盛り上がる
MLBは「長丁場のレギュラーシーズン」と「一発勝負感のあるポストシーズン」の両方が楽しめる仕組みです。📺🏟️
(ポストシーズンも優勝が決まるまでは、約1ヶ月くらいやってます。)
👆2025年10月のポストシーズンのトーナメント表(yahoo!ニュースより)
ディビジョンシリーズからは、AL/NLで移動日等が違い,ほぼ毎日試合がある
”シーズンMVP”とは別に、「ポストシーズンのMVP🏆」もあるようです。
試合の視聴には、サブスクもありますが、NHKがBS放送で、日本人選手の出場試合を中心(ほぼドジャーズ)に放送していますね。
まとめ 🎈
MLBは、30チームが 2リーグ(AL・NL)に分かれて戦う。(各15チーム)
各リーグは「東・中・西」の3地区制 (3地区[各5チーム]✖2リーグ)
162試合の『レギュラーシーズン』を戦ったあと、ポストシーズンに進出。
シーズンの勝率によりWCS、DSを経てリーグ決勝戦でリーグ優勝を決める。
最終的に「ワールドシリーズ」で世界一を決めるという流れで動いています。
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これを知っておくと、MLBの試合、解説、ニュース(ネット記事)や ハイライト動画が ”ぐっと” 理解しやすくなりますよ!
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MLBもいろいろ新しいことを取り入れていますので、賛否はありますが とても興味深いです。(延長タイブレーク、チャレンジ制度[ビデオ判定]、ピッチコムの導入など、今後は AI審判🤖判定も!?)
日本には少し遅れて導入されることが多いです。
日本からMLBに挑戦する選手もこれからも増えていきそうなので、現在活躍中の日本人選手も含めて個人的には注目しています。🔍
最後まで、お読みいただきありがとうございました。🙏🏻✨
※本記事は、2025年10月現在の記事内容です。
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(ご参考まで)
毎年7月に行われるMLBのオールスター戦は、シーズン等の成績に関わらず、基本はAL/NL交互に【球場持ち回り】で、開催地は、MLBが決めます。
2026年のオールスターゲームはアメリカ独立250周年を記念し、フィラデルフィアの「シチズンズバンク・パーク」フィリーズ(NL)本拠地で開催予定です。