- 投稿日:2025/10/09

こんにちは、ナカタです。
2020年にミニマリズムと出会い、ものを減らしながら、人生の終盤を意識して暮らしを整えています。
「お金を使うのは怖い」
「これは本当に必要なものかな?
「これってただの浪費なんじゃない?」
あなたは、そんな罪悪感を抱きながら買い物をしていませんか?
この「浪費はダメ!」という思い込みこそが、お金との健全な関係を阻むメンタルブロックになっているかもしれません。
その支出を「浪費」にするか「投資」にするかは自分次第
私たちは、支出をただの「消費」や「浪費」だと考えがちです。
でも、そのお金を「浪費」にするのか「投資」にするのかは、自分の意識次第で変えられます。
「え?どういう意味?」と思った方へ。
お金との関係を健全にする、とても有効な考え方をご紹介しますね。
1. 支出を「投資」として捉え直す
当然ですが、お金は使うと減ります。
でも、「必ず減る」とは限りません。
私たちはなぜお金を差し出すのでしょう?
きっと、「自分が何かを受け取るため」に、価値の「交換」として支払うのだと思います。
そう、確実に私たちは何かを「受け取って」います。
「使った=失った」というネガティブな感覚ではなく、もう少し前向きな気持ちで「支出」と向き合ってみても良いのではないでしょうか?
2. 回収すべき「価値」を意識する
投資には、必ず「回収」という考え方が必要です。
多くの場合、この回収すべき価値を「お金」で捉えます。
株式投資のように、投じた以上の金額が返ってくることを期待するからです。
しかし、この回収すべき価値には、実は「感情的なもの」も含まれています。
よく、「若い頃の体験や経験には価値がある」と言われますが、まさにそれです。
たとえば、なけなしのお金を払って海外へ旅立つ。
そこで食べたもの、行った場所、出会った人、さまざまな経験で感情が動いたはずです。
その感動こそが、人生を豊かにする「感情的な価値」として回収されているのです。
この「感情的なリターン」とは、美味しい食事や非日常の体験、家族と過ごす時間など、お金がもたらす「幸せ」「喜び」「楽しさ」といった感覚を指します。
お金がもたらす感情的な豊かさに焦点を当てることで、「支出」は豊かな人生の一部として意味づけることができるのです。
3. 「浪費」は考え方で決まる
お金を払った瞬間に、それが「浪費」なのか「投資」なのかが決まるわけではありません。
私たちはよく、高価なものや趣味にお金を使うと「浪費してしまった…」と罪悪感を抱きがちです。
しかし、その判断を下しているのは自分自身です。
お金を「浪費」にしてしまうのは、その後の自分の行動や意識の問題です。
たとえば、楽しみにしていた旅行に大金を使っても、帰宅後に「疲れただけ」「大して面白くなかった」と感じれば、それは「浪費」に変わってしまいます。
逆に、そこで得た経験やリフレッシュした気分を、その後の仕事や暮らしに活かせば、それは「投資」に変わるのです。
お金を使った後に「良かったな」と感じたり、「この体験は素晴らしかった」と自覚する意識が、抱きがちな罪悪感をグッと軽減してくれます。
投資した以上は、「回収意識を持つ」ことが重要です。
使ったお金によって得られたものをきちんと見つめ、価値としてしっかりと認定しましょう。
日常の小さな幸せに目を向ける
幸せや豊かさは、私たちの周りにすでに溢れています。
問題は、それを「認知できるかどうか」。
少ないもので暮らすミニマリストは、余計なものがない分、この感度が高めです。
一つひとつの持ち物と向き合ってきたことで、日常の小さな幸せを見つけやすいのです。
何かを買うときも、「ただ『もの』を得るだけ」ではもったいない。
・探してきた過程
・見つけた時の感動
・手にできる幸せ
・これから共に過ごすワクワク感
これらの点に意識を向けてみてください。
「お金」を貯めることや、身の丈を意識して暮らすことはとても大切です。しかし、無理な節約は禁物です。
この意識を持つことで、「お金を使うこと」へのストレスから解放され、人生をより充実させるヒントとなるでしょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。