• 投稿日:2025/10/11
  • 更新日:2025/10/11
「Die With Zero」から学ぶ、賢い住宅贈与〜“使う力”で、家族の幸せを増やす〜

「Die With Zero」から学ぶ、賢い住宅贈与〜“使う力”で、家族の幸せを増やす〜

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56@建築士

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要約
『Die With Zero』は「お金は使うためにある」と教えてくれました。住宅取得時の贈与は最大1000万円まで非課税。贈与で家族の生活を支え、「思い出の配当」を得る。“使う力”で人生を豊かに。

私が強く影響を受けた『Die With Zero』には、
「多くの人が資産を使い切れずに亡くなっている」という、少し切ない現実が語られています。

人は年齢を重ねるほど、体力・気力が落ちていき、
お金を使うことがだんだん難しくなります。

一方で、若いほどお金から多くの“体験価値”を引き出すことができます。
たとえば、家族旅行や留学、起業への挑戦、家づくり。
同じ100万円でも、20代のときと70代のときでは、
そのお金がもたらす「人生の豊かさ」がまったく違います。

🪴「貯める力」から「使う力」へ

これまで日本では「貯めること」が美徳とされてきました。
けれども、長寿化や社会構造の変化の中で、
「どう使うか」という視点が、重要になってくると思います。

特に親世代が“計画的に資産を活かす”というのは、
単にお金を減らす行為ではなく、
家族の幸せを先送りせずに共有する行為でもあります。

💰賢く贈与するという選択肢

例えば、住宅取得時の贈与には特別な非課税制度があります。

通常、贈与は年間110万円までが非課税ですが、
住宅取得を目的とした場合には、

子・孫への贈与が最大で1,000万円まで非課税となります。

(内訳:一般住宅500万円+質の高い住宅に該当する場合500万円加算ぞうよ.png

🏠 もし1,000万円を贈与したら?

仮に1,000万円の資金を贈与して住宅ローンを減らした場合、
金利2%・35年ローンで計算すると、
約1,391万円の総支払額削減効果があります。

これは、毎月約3.3万円の可処分所得をプレゼント🎁

しているのと同じ効果があります。

ローン.png
親から子へ、単なる“お金”ではなく、
「安心して暮らせる時間」や「ゆとりある生活」を贈ることができます。

💞「思い出の配当」を受け取る贈与

贈与を通じて家を建てる、リフォームをする、
そんなプロセスの中で生まれるのは「家族の時間」です。

一家について一緒に考えたり

話し合ったり

完成後に食卓を囲む

それは数字では測れない“思い出の配当”です。

✨ ライフプランで未来の安心を見える化

お金を“使う力”を発揮するためには、
まず自分の資産と将来の見通しをしっかりと把握すること。

ライフプランシートを作成し、
複利を含めて将来の資金計画を見える化すると、
「本当に使っていいお金」が明確になります。

不安を解消したうえで、
「今を楽しむ」「家族に贈る」という選択ができるようになります。

🌈 お金は“幸せを運ぶツール”

『Die With Zero』の本質は、
「ゼロで死ぬ」ことが目的ではなく、
“後悔のない生き方”をすることにあります。

人生は有限。
だからこそ、「いつ、誰に、何を、どう使うか」を考えることが、
最も価値のある“投資”になります。

「使う力」で人生を豊かにすることができます。

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