- 投稿日:2025/10/13
- 更新日:2025/10/13
気づいたら、今日も「もっと頑張らなきゃ」とつぶやいていました。
なんでしょうね、この呪文。朝から脳内で自動再生される。しかも無限ループ。
でも最近気づいたんです。頑張ってもうまくいかない日って、だいたい“環境”が悪いんですよ。
「やる気スイッチ押せてない」っていうより、そもそもスイッチの位置が見えない部屋にいる感じ。
たとえば私の場合。
家では集中できないのに、カフェに行くと突然「仕事できます風」になるんです。
コーヒー1杯で人格が変わる。
えらそうにノート開いて、キーボード叩いてるけど、正直カフェの魔力に頼ってるだけ。
でもこれ、ちゃんと理由があるらしい。
人って、「整った場」にいるだけで脳のやる気回路が自然にONになるんですって。
つまり、“やる気”は努力じゃなくて“場の設計”の問題。
じゃあ、その“場”ってどう作ればいいのか。
心理学的には4つあるそうです。
一つ目めは「物理的環境」。
机の上がカオスだと、脳もカオス。
机を片づけると、思考までスッキリします。
二つ目は「心理的環境」。
安心できる空気があるだけで、ミスが減るし、挑戦もできる。
「このチームなら失敗しても大丈夫」って思える職場、強いですよね。
三つ目は「人的環境」。
まわりに“頑張ってる風な人”がいると、つい釣られます。
人のモチベーションって、意外と感染するんです。
そして四つ目、「制度的環境」。
これはルールや仕組みの話。
曖昧な評価制度のもとで頑張るのは、霧の中でマラソンしてるようなもの。
ゴールが見えないと、人は疲れちゃう。
こうして並べると、「自分が悪い」って思ってたことの半分くらいは、“場”のせいだったりします。
つまり、努力不足じゃなくて照明不足。
スポットライトが当たってないだけ。
集中力がないんじゃなくて、イスが合ってない。
腰が痛いのに集中できるわけない。
やる気が出ないのは、空気が重い。
それ、やる気の問題じゃなくて“気圧”のせいです。
だから私は最近、「自分を変える」より「場をいじる」派です。
デスクの上を三秒ルールで整理して、いらない書類は問答無用で箱へ。
ついでに観葉植物を置いてみたら、謎にやる気が上がります。
「緑があるだけで人は前向きになる」とか。
それから、朝の「ありがとう」を一つ増やしました。
誰かに伝えるだけで、空気がちょっと明るくなるんですよね。
雑談も増やしました。
最初は「そんな時間ない」って思ってたけど、やってみたら逆に仕事がスムーズ。
やっぱり、場の温度って大事です。
結局のところ、努力に頼らず成果を出す人って、“場の整え方”がうまいんです。
本人は「特別なことしてないですよ〜」って言うけど、だいたい環境が整ってる。
努力が報われる人は、根性がある人じゃなくて、風通しのいい場所を選べる人なんですね。
だから今日も、頑張る前にまず片づけます。
“やる気”は探すものじゃなくて、整えるもの。
追い風は、自分でつくれるんです。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
https://library.libecity.com/articles/01JTASYW39K3747BNDZP6GKHPM