- 投稿日:2025/10/23
- 更新日:2025/10/23
「普段、本を読みますか?」
「最近はあまり読めていないなぁ💦」
と答える人もいれば、
「毎晩少しずつ読んでます👍️」
という人もいるかもしれません。
でも、「本の楽しみ方は?」と聞かれたら、
多くの人が “読むこと” や “感想をシェアすること” を思い浮かべるのではないでしょうか。
そんな「本の楽しみ方」に、
ちょっと新しい風を吹きこむのが
📕ボードゲーム 『みんなで本をもちよって』📕
(以降「みん本」)です。
自分の好きな本を持ち寄り、
お題に合う一文を探して発表する。
ただそれだけなのに、笑いと発見と一体感が生まれる
──そんなボードゲームです。
「みんなで本をもちよって」オフ会の紹介
「人と人、本と人が出会う手助けをしたい」
「もっと気軽に、本好きが集まれる場所をつくれないか」
そんな思いから、現在は月一で「みん本」を使った本のオフ会を開催しています。
本のオフ会というと、静かなイメージをもたれるかもしれませんが、当日はほっぺたが痛くなるほどずーっと笑っている楽しい会です。
思いもよらないフレーズが飛び出したり、「その本、気になる!」「その発想はなかった!」という声があがったり。
まさに“本を通じてつながる時間”
気づけば、主催者である私が一番オフ会を楽しんでいます😆
そして嬉しいことに、「自分でも開催してみたい!」という声をいただきました。
この記事では、そんな方のために、私が実際にやってみてわかった
オフ会開催の流れと、みんなで楽しむためのちょっとしたコツ をご紹介します。
📕ボードゲーム「みんなで本をもちよって」とは?
🐻「そもそも『みんなで本をもちよって』ってどんなゲームなの?」
「みん本」はアメリカ発のボードゲーム
『Bring Your Own Book』の日本ローカライズ版で
本を使って遊ぶ言葉のパーティーゲームです。
ルールはとてもシンプル。
出題者がカードに書かれた「お題」を読み上げ、
参加者は持参した本の中から、そのお題にぴったり合う一文を探して発表します。
たとえば──
「地球にやってきた宇宙人の第一声」
「映画のレビューにありそうな一文」
など、お題のジャンルはさまざま。
出題者が「一番面白い!」「しっくりきた!」と思った回答者にカードを渡し、
最後にカードを多く集めた人が勝ちです。
本のジャンルや文章によって雰囲気が変わるので、回ごとにまったく違う盛り上がり方をします。
笑いあり、意外性あり、そして「この本読んでみたい!」という声もたくさん生まれる、
読書と会話が自然につながるゲームです。
🎯楽しく"稼ぐ力"が身につく?!
🐻「ただ遊ぶだけのゲーム?」
いえいえ、そんなことはありません。
バッチリ"稼ぐ力"も身につく…はず!😆
遊びながら、じつは社会に役立つスキルが身についちゃいます。
例えば……
▶言葉を選ぶ力をつける
限られた時間の中で、お題にぴったり合う一文を探す——
これはまさに、「言葉のセンス」や「伝える力」を鍛えるトレーニング。
読書を通して“人の心に届く言葉”を見つける感覚が磨かれます。
▶ 物語(ストーリー)をつくる
お題と一文をつなげて想像をふくらませるうちに、
頭の中で小さな物語が生まれます。
これは、アイデア発想やストーリーテリングの練習にもなります。
▶ コミュニケーション力がつく
他の人の一文にリアクションしたり、
「その発想おもしろい!」と伝え合ったり。
言葉を通して会話が自然に広がるので、
相手の話を聞く力や、場をあたためる力が身についていきます。
「みん本」は遊びながら、
伝える力・考える力・つながる力をバランスよく育ててくれるゲーム。
まさに“楽しく学べるボードゲーム”なんです📚✨
オフ会の準備をしよう
🐻「どんな準備をすればいいの?」
「みん本」オフ会の準備はとってもシンプル。
この3つがあれば開催できます。
・ボードゲーム「みんなで本をもちよって」
・本
・場所
では、それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。
📖準備するもの(ボードゲームと本があればOK)
▶ボードゲーム「みんなで本をもちよって」
2025年10月現在、Amazonなどで2,000円ほどで購入できます。
中にはお題カード、砂時計、説明書等が入っています。
パッケージも可愛くてお気に入りです。
▶本(ジャンルは何でもOK)
参加者それぞれに、好きな本を1冊持ってきてもらいます。
ジャンルは小説・エッセイ・漫画・レシピ本・旅行ガイドなど、どんな本でもOKです。
「どんな本を持って行こう?」と迷う方もいるので、
募集時に “ジャンルは自由です。お気に入りの1冊をぜひ!” と添えると安心です。
また、本を忘れてしまった方や初参加の方向けに、
主催者側で 数冊の予備本を準備しておく のもおすすめです。
📎あると便利なもの
▶栞(しおり)
お題に合う一文を探すとき、「さっきのページどこだっけ?」となることもあります。
気になったページに挟んでおけるしおりがあると、とても便利です。
ポストイットや付箋でもOK!
ゲームをスムーズに進められて、あとで見返すときも役立ちます。
私は栞代わりに文房具屋さんで買った”いろんな紙の切れ端”を持っていってます。
☕ 開催する場所と人数の目安
🐻「どこで開催したらいいのかな?」
▶開催場所
開催場所は、笑い声を出しても大丈夫な空間を選ぶのがおすすめです。
ゲーム中は、意外な一文にみんなで笑ったり、驚いたりする場面が多くあります。
静かすぎる場所よりも、
ひとつのテーブルをみんなで囲める、あたたかい雰囲気の場所 が向いています。
私は今までリベのオフィスで開催させてもらっています。オフィスが近くにない場合は、カフェの個室や貸会議室、公民館の談話スペースなどがいいかと思います。
▶人数の目安
人数は、ルール上は 2〜8人 までプレイ可能ですが、
実際にやってみた感覚では、主催者を含めて6人前後 がいちばん盛り上がります。
全員が発表できて、話のテンポもちょうどよく、
初対面でも安心して会話がはずむ人数です。
🕓 所要時間の目安
🐻「どれくらいの時間でやってるの?」
▶所要時間
時間は 全体で約90分 を目安にしています。
最初は1時間で開催しましたが、
あまりにも盛り上がってしまい、時間が足りなくて延長しました。
当日の流れと楽しむコツ
告知を行い、参加者を募って準備が整った!
ということで、次は当日の流れについてお話します。
⏳️当日の流れ
🐻「90分の中身ってどんなかんじ?」
1️⃣ 自己紹介と持ってきた本の紹介(10分)
どんな本を持ってきたか、軽くひとことずつ紹介します。
「その本、聞いたことある!」「面白そう!」など、ここで一気に場がなごみます。
2️⃣ ゲーム説明(5分)
ルールはシンプルですが、初参加の方にもわかりやすいように、
カードを見せながら簡単なデモプレイを行うとスムーズです。
3️⃣ ゲーム開始📕(70分)
出題者を交代しながら2周を目安にしています。
ですが、話が盛り上がっているときは無理に次にいかずに流れに任せています。
4️⃣ ゲーム終了・振り返りタイム(5分)
「今日いちばん印象に残った一文」などをシェア。
最後はカードを一番集めた人への拍手と笑顔でしめくくります。
🎉オフ会を楽しむコツ
🐻「なんかコツみたいなのある?」
「みん本」オフ会で大切にしているのは、
正解を見つけることでも、一番になることでもありません。
“その場をいっしょに楽しむこと”です。
ここでは、開催時に気をつけていることをいくつかご紹介します。
▶否定しない
持ってきた本や選んだ一文は、その人の“個性”です。
たとえ意外な答えでも、「そんな見方もあるんだ!」と楽しみましょう。
小さな肯定の積み重ねが、安心して発言できる空気をつくります。
▶想像(妄想)を広げる
ここが「みん本」の一番おもしろいところです。
誰かの一文に対して
「これってこういうことかな?!」
「そのセリフが出てくるってことは、こんな人じゃない?」
はたまた、
「まさか、さっきの一文が伏線になっていただなんて…!」
なんて流れになることも。
“正解”を探すより、“世界を広げる”気持ちで遊ぶのがコツです。
▶主催者が一番楽しむ
これはコツというより、実際にそうだという話なのですが。笑
主催者が心から楽しんでいると、自然とその空気が伝わります。
結果的に「また参加したい」「自分で開催してみたい」という声をいただくことになっている気がしています。
🍀終わりに:これから開催したい人へ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
何かわからないことがありましたら、気軽にお尋ねください。
DMもコメントもお待ちしております。
いろいろと書いてきましたが、これが「正解」というわけではありません。
私もまだまだ、「もっと楽しくできないかな?」と手探りの途中です。
どうか、あなたらしい「みん本」オフ会 にしてください。
その場に集まった人たちと、本を囲んで笑い合う時間は、
きっとその日だけの特別なものになるはずです。
いつか、あなたの「みん本」オフ会に参加できる日を、心から楽しみにしています。
🐻「やってみた報告も、楽しみにしてるよ〜」