- 投稿日:2025/10/21
ブログをご覧頂き有難うございます。
横須賀の整骨院、ともです😊
今回は変形性膝関節症についてのブログとなります。
中年以降の女性に多い膝の痛みについて、悩んでいる方も多いのでは?
「杖を突かなくてはいけないのか」「このまま悪化したら歩けなくなるかも…」「介護…子供や主人に迷惑をかけたくない」😰
そんな不安を抱えて来院される方がとても多くいらっしゃいます。
でもご安心ください。
適切な治療を行えば、ほとんどの場合は手術をしなくても改善が期待できます!
今回は、膝の痛みの原因として多い変形性膝関節症について、わかりやすく説明していきます。
皆様の健康リテラシーに一役担えたら幸いです
🔹変形性膝関節症ってどんな病気?
変形性膝関節症とは、膝の関節にある“軟骨(なんこつ)”がすり減ってしまい、炎症や変形が起こる病気です。
病院では骨同士がぶつかると説明を受ける方がいますが、実際はぶつかりません。もし、ぶつかっていたら本当に変形の末期です💀
症状としては
歩行時や階段の上り下り、椅子から立ち上がるときに痛みや違和感が出るのが特徴です。
特に下りの階段が辛い方が多いです。
🔹こんな人がなりやすい!
50歳以上の女性(特に閉経後)
体重が増えやすい(膝に負担がかかりやすい)方
昔、膝をケガした経験がある方
O脚・X脚の方
加齢や体重増加、姿勢のクセなどが重なることで、膝の負担が増えてしまいます。
🔹進行の段階と症状
段階症状の目安軽症階段や動き始めで「違和感」や「少しの痛み」中等度歩くだけで痛み、腫れや熱を持つことも重度膝の変形や歩行困難、安静時もズキズキ痛む
進行すると、正座ができない・寝返りで痛い・靴下が履きづらいなど、
日常生活にも影響が出てしまいます。
🔹整形外科での一般的な治療
整形外科では主に次のような治療が行われます。
消炎鎮痛剤や湿布💊
ヒアルロン酸注射💉
リハビリ・物理療法💪
重症の場合は手術(人工関節など)🗡️
ただし、ヒアルロン酸注射は「一時的に痛みをやわらげる」効果はあっても、
根本的な解決にはならないと最近では言われています。
🔹ともの考え方とアプローチ
僕は、「膝だけ」を治療するのではなく、
膝に負担をかけている身体全体のバランスを整えることを大切にしています。
足首の柔軟性を改善 → 歩くときの膝への負担を軽くする🦶
股関節の動きを改善 → スムーズな体重移動ができる🦵
姿勢(猫背)を整える → 下半身全体への負担を軽減🐈️
トレーニング→弱った筋肉を鍛えることで負担軽減💪
このように、体全体の連動を整える&弱った筋肉を鍛えることで、膝の痛みを根本から改善していきます。
🔹膝の痛みを引き起こす“意外な原因”
膝が痛いからといって、原因が膝の中だけとは限りません。
実は、こんなケースも多くあります。
膝のお皿の下にある脂肪の塊が炎症を起こし、強い痛みや腫れを引き起こします。
太もも内側の3つの筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)が膝の内側に付着する部分で炎症が起きます。
鵞足を構成する3つの筋肉は骨盤の前(上前腸骨棘)、薄筋(恥骨)、半腱様筋(坐骨)から膝の内側に付着します。
これらの筋肉は股関節や骨盤の動きにも関係しているため、
膝だけでなく骨盤からアプローチしていきます。
膝の内側を通る「伏在神経」が周囲の組織と癒着し、
痛みやしびれを起こすケースもあります。
その場合は、腰や足の裏まで施術範囲を広げてアプローチします。
🔹ヒアルロン酸注射の本当のところ
最新の研究では、ヒアルロン酸注射の明確な効果は確認されておらず、
針を刺すことで脂肪体や関節を刺激し、炎症を悪化させるリスクも報告されています。
つまり、一時的に楽になっても根本的には治らないケースが多いということです。
繰り返しの注射や「水を抜く」行為も、その場しのぎにすぎません。
🔹自宅でのケアも大切!
膝の痛みが落ち着いてきた段階で、
自宅でできる簡単なストレッチやトレーニングもお伝えしています。
再発予防や関節の安定につながります。
内側ハムストリング、膝窩筋、大殿筋のトレーニング
下腿内旋位でセッティングは僕はお勧め
🔹最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
膝の痛みは、正しく治療を行えば手術せずに改善できる可能性が高い症状です。
悪化してからでは回復までに3か月、半年と時間がかかってしまいます。
膝の痛みだけはないですが、早期回復には早期治療が何より大切🙏