- 投稿日:2025/10/29
- 更新日:2025/10/29
■初めての出店を決めた理由と不安
ハンドメイド販売を続けていたある日、知り合いのカメラマンさんから、
「カフェで開く室内イベントに出てみない?」
と声をかけてもらいました。 それが、私の初めてのイベント出店のきっかけです。
打ち合わせは開催の約2週間前。
そこで「親子イベントで子ども連れが多い」と聞いて、正直かなり焦りました。他の出店者さんはみんな子ども向けの商品を出す予定。
私だけが大人向け・価格も少し高めの作品で、完全にターゲットが違っていたのです。
この段階で断ることも出来たのですが、 せっかくいただいたチャンスを活かしたくて、出店を決意。
そしてイベント用に親子で使える手に取りやすい低価格商品
を急遽企画・制作。 限られた時間の中で試行錯誤しながら、なんとか出店準備を整えました。
結果は、売れた7点のうち3点が新しく企画した商品。 「お客さんに合わせて工夫すれば、初めてでもちゃんと結果は出せる」と、 自信につながるスタートになりました。
■出店準備はてんやわんや。大切なのは優先順位
初出店が決まってからの2週間は、まさにてんやわんやでした。
急遽、親子向けの低価格商品を新しく制作しながら、同時に出店準備も進める日々。
「これも作らなきゃ」「あれも必要かも」
と不安が膨らみ、 一時はパニック状態になるほどでした。
でも、焦る気持ちを落ち着かせて整理してみると、 本当に必要なモノは意外とシンプルでした。
✅ 今ある商品
✅ 梱包してお渡しできる最低限の資材
✅ おつりの準備
この3つさえ揃っていれば、まずは出店はできる。
それ以外のPOPや装飾、ディスプレイは
「できたらラッキー」
という考え方に切り替え、 優先順位を決めてひとつずつ片づけていきました。
最終的には、落ち着いて準備を進められたことで、 「完璧じゃなくても大丈夫」という気づきを得られました。
💡 初めての出店では、“足りないもの”より“今あるものでできること”に目を向けると、気持ちがぐっと楽になります。

■当日の雰囲気と感じたこと
当日は朝からそわそわ。
忘れ物がないか何度も確認しましたが、「これ以上考えてもしょうがない!」と振り切って出発しました。
会場に到着後、急いでディスプレイ設置に取りかかりました。
事前に2回ほど自宅でレイアウトの練習をしていたおかげで、 思っていたよりもスムーズに設営完了。
一段落したところで、勇気を出して他の出店者さんに声をかけてみました。
この一歩が、今回のイベントをより充実した時間にしてくれたと思います。
午前中はお客さんも少なく、空き時間ができたので、 他の方とゆっくり話をすることができました。
普段のイベント出店の工夫や集客の話、苦労話などで盛り上がり、
「みんな同じように悩みながら続けているんだな」と安心したのを覚えています。
午後になるとお客さんが増えてきて、 午前中の交流で気持ちがほぐれていたおかげか、
自然と声をかけられるように。
軽い世間話や作品のきっかけなどを話しながら、
“トークのウォーミングアップ”ができていたのかもしれません(笑)。
「かわいい」「これ好き!」と言ってもらえる瞬間がとても嬉しかったです。
「ママー!」の一声で、話途中でも離れてしまう方もいたけれど、
同じ母として、子どもがいるとそうなる気持ちもよくわかります。
「今日は売る日じゃなくて、“楽しむ日”にしよう」 と気持ちを切り替えたことで、自然と笑顔になれました。
🌞 不安いっぱいで始まった一日でしたが、 終わってみれば「出店ってこんなに楽しいんだ」と感じられる貴重な体験になりました。
■初出店を終えて思ったこと
普段はネット販売が中心で、 一方的に提案するだけになりがちですが、
この日は、
・表情が見える
・反応がすぐ返ってくる
・作品を通して会話が生まれる
そんなリアルなつながりがありました。
もちろん買わずに帰る人もたくさんいました。
でも、それ以上に 作品に触れて笑顔を見せてくれる瞬間が嬉しかったです。
🌼 “売る”だけが目的じゃなく、 “人とつながる楽しさ”こそイベント出店の魅力だなと思いました
この経験を通して 「また次も挑戦したい!」と思えました。

■最後に:これから出店する方へ
初出店は不安だらけでしたが、 一歩踏み出したからこそ味わえた喜びがあります。
完璧じゃなくても大丈夫。
まずは、小さなイベントから
一回出てみませんか?☺
私的には室内イベントだったことで準備のハードルが下がり、初めてでも安心して挑戦できたのでオススメです🌿