- 投稿日:2025/10/28
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要約
国勢調査員として180世帯を訪ね、社会を支える仕事の意味を実感。
放射線技師としての視点から「信頼・継続・先出し」の価値を考え、
静かな貢献の力を言葉にしました。
はじめに:静かな秋のはじまりに
ある秋の日、私は国勢調査員として地域を歩いていました。
目的は、日本のすべての人と世帯の実態を把握するための「国勢調査」。
5年に一度、全国一斉に行われるこの調査に、私も一人の調査員として参加しました。
担当したのは、およそ180世帯。
住宅地の中を歩きながら、一軒一軒の玄関を訪ねる。
昼間は留守の家が多く、夕方や休日にもう一度足を運ぶこともありました。
それは単調な作業に見えて、実際はとても人間的な仕事でした。
インターホン越しに短い挨拶を交わすだけの日もあれば、玄関先で世間話に発展することもある。
その一つひとつのやり取りの中に、社会という “生きもの” の呼吸を感じました。
放射線技師としての視点と「データの重み」
私は本業で放射線技師として働いています。
毎日、CTやMRIなどの画像を撮影し、医師の診断を支える仕事です。
撮影データの一枚一枚は、単なる写真ではなく、治療方針を決めるための重要な情報。
だからこそ、ノイズや線量を最適化し、再現性のあるデータを提供することに集中しています。
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