• 投稿日:2025/10/31
これって割安?高配当株が割安かどうかを見極める5つの判断基準

これって割安?高配当株が割安かどうかを見極める5つの判断基準

  • 1
  • -
さんたみん

さんたみん

この記事は約5分で読めます
要約
リベ大でインデックス投資と同様におすすめされている高配当株投資は、購入するタイミングがとても重要です。 これから高配当株投資をやってみたいという方に向けて、自分の買いたい株が割安かどうかを判断する基準の一例についてまとめました。高配当株投資を始める際にぜひ参考にしてみてください。

はじめに

money_toushi.png

こんにちは、高配当株投資を7年ほどやっているさんたみんです。

学長もライブでいつも言われているように、高配当株投資では「どの銘柄を買うか」と同じくらい、「いつ買うか」が重要です。
同じ銘柄でも、購入タイミングによって利回りも将来のリターンも大きく変わるためです。

まだ高配当株投資をやったことのない方にとって、自分が買おうとしている株が割安なのかどうかの判断が難しいことがあると思います。

私も始めたてのときはぜんぜんわかりませんでした。

そこで本記事では、買おうとしている株が割安かどうかを判断するための5つの指標をご紹介します。

これから高配当株投資をやろうとしている方の参考になれば幸いです(^^)

金のにわとりちゃんをお得なタイミングで購入して一緒に育てていきましょう!

1. PER (株価収益率)

obasan_question.pngPER(Price Earnings Ratio)は、「株価が利益の何倍で評価されているか」を示す指標です。

PERが大きければ割高、PERが低ければ割安という目安になります。

計算式:PER=株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)

目安:一般的にはPERが15倍を下回ると割安と言われますが、業種によって異なります。

PERが高すぎる場合は、将来の成長をすでに株価が織り込んでいる可能性があります。

投資家がその銘柄に期待しすぎていたりすると、PERが高くなりやすいです。

テーマ株などはこの現象が起きることが多い印象です。
一方、PERが低い銘柄は「見落とされている優良株」である場合もあるため、業績の安定性とセットで確認するのがポイントです。

銘柄にもよりますが、個人的にはPERが12程度くらいなら投資してもいいかなと感じます。

2. PBR(株価純資産倍率)

ojisan3_question.pngPBR(Price Book-value Ratio)は、「株価が会社の純資産の何倍で評価されているか」を示します。

PBRもPERと同様に、PBRが大きければ割高、PBRが低ければ割安という目安になります。

計算式:PBR=株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)

目安:1倍を下回ると、理論上“会社の解散価値”より安く評価されている状態です。

銘柄にもよりますが、個人的にはPBRが1前後なら投資してもいいかなと感じます。財務状況も確認しますが、1以下の場合なら尚よいですね。

3. 配当利回りとその推移

smartphone_woman_stand_smile.png次に配当利回りとその推移について確認してみましょう。

現在の配当利回りに加えて、過去の配当利回り推移を確認することで、今がお買い得なのかどうかの判断目安にすることができます。

リベではおなじみのパプちゃんこと、PerplexityAIに買おうとしている銘柄の配当利回り推移について聞いてみましょう。

過去の配当利回りを確認することで、割高なタイミングで買ってしまうということを避けることができます。

銘柄にもよりますが、個人的には配当利回りが税引前で4%程度であれば投資しても良いかなと感じます。

いろんな銘柄を見ているとなんとなくわかってきますが、優良銘柄になればなるほど、配当利回り4%になるまで株価がなかなか落ちてくれません。

そういった銘柄は3.5-3.75%程度まで下がったときに買い増したりするのも良いかなと思います。

大切なのは、一概にこの配当利回りで投資すると決めつけずに、この銘柄はいつもこれくらいの配当利回りだから、今はお買い得だなと判断できるようになることです。

また、自分はいくらの投資金額に対して、年間いくらの配当金が欲しいのかを明確にすることが大切です。それによって逆算的にいくらの配当利回りが必要なのかが見えてきます。

徐々に感覚を養っていきましょう。

4. 配当性向とその推移

cafe_nomad_man.png続いて、購入前にその会社の配当性向についても確認してみましょう。

配当性向とは、企業が稼いだ利益のうち、どの程度を株主に配当として還元しているかを示す指標です。

計算式:配当性向=1株あたり配当 ÷ 1株あたり利益(EPS)×100

目安:30〜50%が健全な範囲です。

配当性向が高すぎる(例:80〜100%)場合、業績が少し悪化しただけで減配リスクが高まります。
安定して利益を上げている企業が、無理のない範囲で配当を出しているかを確認しましょう。

こちらも先程の配当利回り推移と同様に、パプちゃんに聞くことで簡単に確認可能です。

「企業が配当を出すことに無理をしていないか」という点を意識して見てみましょう。

40%前後で着実に推移していると好印象です。

5. 直近の財務状況と株価トレンド

kabu_chart_smartphone_woman.png直近の財務状況と株価のトレンドも簡単に確認しておきましょう。

直近の財務状況は例えば、

・売上は増えているのか?

・利益は増えているのか?

・自己資本比率は何%か?(業種にもよりますが、自己資本比率が多いほうが一般的に安全とみなされます)

などといったことを確認します。

割安に見えても、財務が悪化している企業は長期投資としてはグレーです。

一度簡単にどういう財務状況なのかを確認してみましょう。

また財務状況に加えて、直近の株価のトレンドも見ておくと良いです。

週足や月足チャートにして株価を眺めてみると、今の価格が高値圏なのか、割安なのかの判断材料になります。


まとめ|割安かどうかを自分で判断できるようにしよう

pose_gutspose_couple.png学長が高配当マガジンで紹介してくれている銘柄たちは、基本的に非常に財務状況や配当政策が良い銘柄が多いと感じています。

そのため、マガジンを参考にして、しっかり分散投資することで大火傷を負うリスクはかなり低いですが、購入するタイミングは銘柄選別と同じくらい大切です。

自分で投資タイミングを適切に判断できるようにしていきましょう。

今回ご紹介した5つの基準は下記です。

・PER

・PBR

・配当利回りとその推移

・配当性向とその推移

・直近の財務状況および株価トレンド

今回ご紹介した内容はあくまで一例です。慣れてきたら自分なりに色んなデータを見てみて、割安かどうか判断していきましょう。

これから高配当株投資をやってみたいと思っている方の参考になれば幸いです。

みんなで金のにわとりちゃんを育てていきましょう(^^)

ブックマークに追加した記事は、ブックマーク一覧ページで確認することができます。
あとから読み返したい時に便利です。

さんたみん

投稿者情報

さんたみん

イルカ会員

この記事に、いいねを送ろう! 参考になった記事に、
気軽にいいねを送れるようになりました!
この記事のレビュー(0

まだレビューはありません