- 投稿日:2025/11/02
「生成AIでずいぶん便利になったけど、AIが勝手に仕事してくれたらもっといいのに…」
そんなこと考えたことありませんか?
実はそれ、もうそんなに遠い未来の話じゃないかも知れないんです。
AIが"ブラウザを操作する"時代がきてるんです!
最近、AIが文章を書くだけじゃなくて、ブラウザを実際に動かすようになってきたんです!
ChatGPTに質問すれば答えが返ってくる。それはもう当たり前になりましたよね。でも今度は、「このサイトにログインして、データを入れて、PDFで保存しておいて」みたいなことまで任せられる段階に入ってきているんです!
僕が使い始めたのは「Comet」というAIブラウザです。きっかけは単純で、freeeで毎月やってる見積書作成を自動化したかったから。同じ作業を繰り返すのが面倒で、これ本当に人間がやる必要あるの?って思ってたんです。
最初は半信半疑でした。本当にAIがブラウザを操作できるの?って。でも実際に使ってみたら、思ってた以上に動いてくれて!完璧じゃなかったけど、確かに「AIが代わりに働いてる」感覚があったんですよね!
Cometを選んだ理由
AIブラウザって最近いくつか出てるんですよね。まず調べたのはOpenAIのAtlas。これは話題になってたし、将来性もありそうだなって思いました。でもMac専用なんです。うちの工場はWindowsで統一してるから、この時点で選択肢から外れました。
次に見たのがDia。UIがきれいで、使ってて気持ちいい!ただこれは、情報を集めたり整理したりするのが得意なタイプなんです。「サイトにログインして、この作業をして」っていう流れを自動化するには向いてないんじゃないかな?って思いました。
Edge CopilotやOpera Aria、Brave Leoも試したんです。これらはどちらかというと検索や要約に強い印象でした。EdgeやOperaは操作系の機能も出し始めてるみたいなんだけど、まだプレビュー版だったり限定提供だったりで、実際に使ってみると用途によっては物足りない場面があるんですよね。
結局、現場で試した範囲だと、Windowsで安定して"実務の自動化"に使えたのはCometでした!選んだっていうより、消去法でたどり着いた感じです。
ただ、これが正解だったって後で分かります。
freeeでの自動化体験
まずは自社の業務で試してみました。freeeで見積書を作る作業です。
毎月やってる作業で、流れは決まってるんです。顧客名と品名、単価と数量をCSVにまとめて、それをfreeeに入力して見積書にする。そこからPDFで保存して、Gmailの下書きに入れておく。これを月に何度も繰り返してたんですよね。
CometにCSVを渡して、「このデータでfreeeに見積書を作って、PDFにして、Gmailの下書きに入れておいて」って指示しました。
最初の1回目は途中で止まりました。ログイン画面で迷ったり、項目の入力場所を間違えたり。でも2回目からは安定して動くようになったんです!
正直に言うと、Cometの動作は遅いんです。自分で作った方が絶対早い。体感で言えば、自分なら5分で終わる作業をCometは15分くらいかけてやってる感じなんですよね。
でも、それでいいんだと思います!
その15分間、僕の手が空くのが最高なんです!Cometが動いてる間に、他の仕事ができる。メールの返信もできるし、次の段取りも考えられる。将来的にはもっと早くなるだろうし、今はこれで十分です!
しかも入力ミスがない!人間が手で打つと、どうしても数字を打ち間違えることがあるんですよね。でもAIは渡されたデータをそのまま入れるだけだから、そこでのミスが起きないんです!
途中経過も画面で見られるんです。「ログインしてます」「項目を入力してます」っていう動きが確認できる。これが意外と安心感につながりました!AIが何をしてるか分からないと不安だけど、見えてれば任せられるんですよね。
結果、freeeでの見積書作成はほぼ自動化できました!僕がやるのはCSVを用意して指示を出すだけ。あとは勝手に進んで、Gmailに下書きが入ってる感じです。
この作業から解放されたのが大きかったです。時間が増えたっていうより、考える余裕が増えたんじゃないかな?
AIが得意なこと・苦手なこと
freeeでうまくいったのは、作業の流れが明確だったからなんです!
ログインして、メニューから見積書作成を選んで、項目を入力して、保存してPDF化する。手順がはっきりしてて、判断が必要な部分がほとんどない。こういう定型作業はAIが得意なんだなって分かりました!
同じことを繰り返すのは、遅くても確実。疲れないし、飽きない。データを渡せば、そのまま実行してくれるんです!
逆に苦手なのは、判断や調整が必要な仕事なんですよね。たとえば「この見積もりは値引きした方がいいかも」とか「納期をもう少し前倒しできないか検討する」みたいな、状況に応じて変えるべき部分。
AIに任せるなら、ルールを明確にしておく必要があります。「このケースではこうする」っていうのを事前に決めておけば、AIはそれに従って動く。でも曖昧な部分があると、そこで止まっちゃうんです。
freeeでうまくいったのは、「このCSVの内容をそのまま見積書にする」っていうルールが明確だったから!僕自身が作業の流れを整理してたから、AIもそれを再現できたんじゃないかな?
結局、AIを使うには「自分の仕事を整理する力」が必要なんだって気づきました!
STUDIOでの挑戦
freeeでうまくいったので、次はSTUDIOに挑戦してみたんです。会社のホームページを作り直したかったから。
STUDIOはノーコードでWebサイトが作れるツール。デザイン性が高くて、コードを書かなくても見栄えのいいサイトが作れるらしいんですよね!
ただ、僕はSTUDIOを全く触ったことがありませんでした。使い方も分からないし、そもそもどこから始めればいいのかも分からない。だからこそ、AIに任せてみようって思ったんです!
まず参考にしたいサイトのURLをCometに渡して、「これと似た構成で、うちの会社用にホームページを作って」って指示しました。
最初の動きは良かったんですよね!Cometは参考サイトを見て、構成を整理してくれました。トップページには何を置くか、会社概要はどこに配置するか、サービス紹介はどう並べるか。一通り考えてくれたんです!
STUDIOのテンプレートも選んでくれました。いくつか候補を出して、「このテンプレートが近いです」って提案してくれて!そこから文章も生成してくれたんです。会社の紹介文、サービスの説明、アクセス情報。一通り揃いました!
ここまでは順調だったんです。でもこの先で壁にぶつかることになります。
STUDIOはAIだけでは完結しなかった
問題が起きたのは、画像とレイアウトの調整なんですよね。
STUDIOでは画像のサイズやスマホ表示の最適化を手動で調整する必要があるみたいで。Cometは「この画像を挿入してください」とは言ってくれるんだけど、実際にドラッグして配置したり、サイズを変えたりする操作がうまくいかなかったんです。
スマホ表示も同じ。PCでは問題なく見えても、スマホで見ると文字が重なったり、画像が切れたりする。これを調整するには、STUDIO特有の設定画面を操作する必要があるんですよね。
Cometはそこで止まっちゃいました。「この設定を調整してください」ってメッセージが出るんだけど、それ以上は進まない。
ここで困ったのは、僕がSTUDIOを全く知らないこと!どうやって調整すればいいのか、そもそも何をどこで設定するのかも分からない状態でした。
結局、ChatGPTに相談しながら進めることになりました。「STUDIOでスマホ表示を調整する方法」「画像サイズの変更方法」「レイアウトが崩れたときの対処法」って、一つずつ聞きながら手を動かしました。
ChatGPTが「ここをクリックして、この設定を変えてください」って教えてくれて、その通りにやってみる。うまくいかなかったら、また聞く。それを繰り返して、何とか形にしたんです!
完成したのは、AIが8割、人間が2割っていう感じ。Cometが構成と文章を作って、ChatGPTがやり方を教えて、僕が手を動かしました。
正直、STUDIO全く分からない状態から、何とかサイトができたのは感動でした!一人じゃ絶対無理だったと思う。でもAIに相談しながらなら、知らないツールでも形にできるんだなって!
ただ、freeeのときとは違って、「完全自動化」とはいきませんでした。STUDIOはまだAIだけでは完結しない領域だったんですよね。
他のAIブラウザとの比較
freeeとSTUDIOで試した結果、Cometの立ち位置が見えてきました!
AtlasはOpenAIが開発してることもあって、将来性は高いんじゃないかな?ただ今はMac専用だから、Windows環境では使えない。今後Windowsにも対応すれば選択肢に入ると思うけど、現時点では候補外です。
Diaは情報整理には向いてるけど、実務の自動化には不向きな気がします。複数のサイトを見ながらリサーチするような作業なら良さそう!ただ「この作業を自動でやって」っていう用途には合わないんじゃないかな?
Edge CopilotやOpera Aria、Brave Leoも試したんだけど、EdgeやOperaは操作系の機能も出し始めてるみたいです。ただ、今はプレビュー版だったり限定提供だったりで、実際に使ってみると用途によってはまだ物足りない場面があるんですよね。
現場で試した範囲だと、Windowsで安定して"実務の自動化"に使えたのはCometでした!遅いけど、確実に動く。完璧じゃないけど、実際の業務で使えるレベルになってるんじゃないかな?
freeeのような定型業務には十分使えます!STUDIOのようなクリエイティブ寄りの作業には、まだ人間の手が必要。でもそれでも、AIが下地を作ってくれるだけで、仕事は大きく変わるんじゃないかな?
AIと人の共作で仕事が軽くなる
freeeはほぼ自動化できました!STUDIOはまだ課題が多い。
それでも、AIが実際に手を動かしてくれることで、僕自身が使える時間が増えたんです!見積書作成から解放されて、その分を他のことに使えるようになりました。
今までは「ツールを学ぶこと」が仕事の一部だったんだと思います。freeeの使い方を覚えて、STUDIOの操作を身につけて、それぞれに時間をかけてた。
でもこれからは、「AIにどう頼むか」を考える時代になるんじゃないかな?作業の流れを整理して、AIに指示を出す。AIが動けるところは任せて、分からないところはChatGPTに聞きながら進める。
完璧な自動化はまだ先かもしれない。でも確実に、仕事のやり方は変わり始めてる気がします!
AIがfreeeを動かし、僕がSTUDIOを整える。今はまだ半分人力。でも確かに、"働き方の次の時代"が見えてきました!